Osaka-cinema-cafe

cinecafe.exblog.jp

メジャー監督、デビューを目指して!

60年代の邦画が熱い・その3~喜劇 とんかつ一代~上半期NO.1

皆さんはとんかつの発祥地をご存知でしょうか?
東京は上野、だそうです。
とんかつソースもその近辺との事で、
今度東京に行く時は、神楽坂と上野は
必ず行きたいです。

そんなとんかつ・発祥の地、上野を舞台に
した、人情喜劇を見て、僕は本当に
嬉しくなりました。
川島雄三監督、
映画「喜劇・とんかつ一代」

c0033213_2143540.jpg


上野にあるとんかつ屋、「とん久」の
五井久作(森繁久彌)は、今日も元気に
日本一と自負するとんかつを揚げている。
かって一流のフランス料理店で働いていた
久作だったが、コック長の伝次(加東大介)が、
息子の伸一(フランキー堺)に後を継がせたいと
気づき、自分から身をひいた。
そんな男気に惚れたのが伝次の妹の柿江
(淡島千景)で、結婚して一緒に店を切り盛り
している。
でも、この久作の気持ちを知らないのが、伝次で、
「かってに辞めて、道楽なとんかつ屋
なんかしやがって!」と絶縁状態。
しかし、肝心の息子の伸一も、店を辞めたので、
伝次の悩みは尽きない。
そんな中、伝次の働く店のホテルのオーナーが、
変わる話と、伸一の結婚問題が上がってきた。
さてさて、物語はどう展開していくのか?

c0033213_2482319.jpg


高槻セントラルで休憩時間に流れる
「とんかつの唄」も、かなり覚えちゃいましたね。

それにしても、この映画、色々な登場人物が
出てきて、人間関係が複雑に絡み合っているのですが、
いやはや、見事な脚本で、一本の筋にそって展開
するから、凄いの一言です。
スピードもあり、随所に笑いがあるので、ほんとに
時間があっという間に過ぎて、この映画、終わらないで
くれよ~と、思うほどでした。


大ヒットとなり続編の公開も決まった
「Always」や最近見た「黄色い涙」を見た時に
感じた、違和感のある昭和の描き方を
全く感じなかったですね。
町並みや風景、人物が、本当にリアルに
昭和を見せてくれます。
まあ、60年代製作の映画ですから、それはそれで
当たり前かもしませんが、生き生きとした
昭和が見れて良かったです。

森繁久彌といえば、僕にとってはもうおじいさんと
いうイメージしかなかったんですが、男気のある、
頑固なとんかつ屋の店主を、見事に演じています。


以前紹介した
「幕末太陽伝」
時も、フランキー堺を絶賛しましたが、
本当にこの人、正真正銘のコメディ俳優ですね。
可笑しくて、可笑しくて、でも時に切ない表情も。
後は、加東大介、三木のり平も良い味出してるし、
女優陣では、淡島千景を筆頭に、池内淳子、
団令子、水谷良重など皆さん綺麗です。

若き日の岡田眞澄は全然気がつかなくて、
後で知ってビックリです。

書きたいことはたくさんあるのですが、これは
見ないと損ですよ。
DVD化されていないので、これはもう

高槻セントラル
に行くしかないですね。
見終わった後、「とんかつの唄」を口ずさんで
くださいな(^・^)

5月23日しかないので、お見逃し無く!

旧作映画ですが、上半期のマイベスト1
します。
本当にオススメですよ~!

とんかつの油のにじむ接吻をしようよ
花が咲いて、花が散って、太陽が輝いて
水が光っている
たくましくとんかつを喰い、二人で腕を組んで
大きな鼻の穴で一っぱい空気を吸おうよ
とんかつの油のにじむ接吻をしようよ
[PR]
Commented by ライリー警部 at 2007-05-20 10:05 x
淡島千景を知らないようなことでは非常に困ると思って言い続けているのですが、なかなか見て頂けませんで、こうした機会を捕らえて見て頂いて嬉しい限りです。すごいでしょうが?

ところで楽しみにされていた方には残念なのですが、『続・警察日記』でしたっけ?あれが上映できなくて、かわりに『銀座二十四帖』になってます。川島雄三、もろもろの意味において、私はこちらの方が上だと思います。あと平日しか残っていませんが、チャンスがあったら見て下さい。まあ、こちらはビデオがありますし、日活だと思うのですが、だったらDVDもあるんじゃないでしょうか。三橋達也というのは亡くなった時、もっと騒がないといけないはずでした。何も「連想ゲーム」の回答者だけだった人ではなく、紛れもない天才でしたし、私ぁ悲しくて、孤独に三橋達也追悼上映を家で2週間ほどえんえんやりました。
Commented by fyamasan at 2007-05-21 01:44
>ライリー警部さんへ

本当に、こういう特集がないと見る機会がないので、
高槻セントラルには感謝です。
ラスト1週間なので、どんどん見ていきます。
「銀座二十四帖」の楽しんできます。

三橋達也も、俳優としてそんなに知らないので、
ぜひとも色々見ておこうと思います。
また、色々と教えて下さい。
by fyamasan | 2007-05-19 03:03 | 邦画 | Comments(2)