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メジャー監督、デビューを目指して!

ギメ東洋美術館~浮世絵名品展

5月27日で、展示は終わりましたが、
天王寺の大阪市立美術館に、
「ギメ東洋美術館所蔵 浮世絵名品展」を
見て参りました。
浮世絵師たちの熱い思いが伝わってきましたよ。

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まずは、ギメ東洋美術館って?

フランスにある国立の美術館で、1889年に
実業家のエミール・ギメ氏によって作られたもの。

1889年といえば、明治維新から20年ちょっと。
しかも、このエミールさん、明治10年には浮世絵や
日本絵画を求めて日本へやってきてるんですね。

「ジャパニスム(日本趣味)」で、すっかり日本の絵画に
魅了されたエミールさんの思いは、来館者にどんな
気持ちを抱かせるのでしょうか?

葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿、東洲斎写楽など
超有名な画家の作品もずらりと並んでいますし、
あまり聞いたことがない名ですが、「お~~、これは」と
思うような浮世絵のオンパレードであります。

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音声ガイドを聞きながらの鑑賞ですが、
浮世絵師たちの熱い思いが伝わってきます。

人物画は人気のあった歌舞伎役者をモデルに
書いていますが、
「あの(浮世絵師)が、ああ書くなら、おれは
こう書いてやろう!」とか、常に何か違うもの、
俺流のものを書こうという気持ちが、物凄く
伝わるんですね。

浮き絵(奥行きがあり、今でいう3D)や、
写楽のような顔に特徴をもたすもの、
遊女を大胆に書くものがあれば、繊細な女性像を
描くのもおり、本当に浮世絵といっても色々な種類が
あるんですね。

鎖国していた江戸時代。
唯一の海外の窓口となる長崎から入る、
外国本の挿絵からヒントを得て、絵を描く者。
やがてこれが、ヨーロッパへゴッホやルノワールに
影響を与えるのだから、浮世絵師の心意気とは
天晴れなものです。

この展のメインとなるのが、葛飾北斎の
描く、「雨中の虎」と「龍図」の二点。
(一番上の画像です、小さいですが)

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ギメ美術館と太田美術館が協力して、この展示会は
開催されたのですが、この二つの美術館が詳しく
調べてみて、初めて、北斎のこの2点の絵が双幅を
なすことが分かったのです。
およそ、100年ぶりの再会となりました。
90歳で天寿を全うした北斎ですが、晩年まで創作意欲は
衰えず、有名な「富嶽三十六景」シリーズも60歳を越えて
からの作品です。

みなさんの知らない浮世絵がまだまだあります。
機会があれば、ぜひとも見にいってください!
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by fyamasan | 2007-05-31 01:45 | 美術館めぐり | Comments(0)