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メジャー監督、デビューを目指して!

キサラギ~密室劇の傑作誕生?


現在、満足度一位など、多くの映画ファンから
支持されている映画といえば、「パイレーツ~
ではなくて、究極の密室劇といえば、言いすぎ
でしょうか?

ロングラン公開も決定しました。
脚本が
『ALWAYS 三丁目の夕日
』の古沢良太

映画「キサラギ」


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自殺した清純派アイドル・如月ミキ。
彼女の一周忌に、サイトで知りあった
熱狂的なファン5人が集まることに。
最初はミキのことを語り合おうという話
だったのだが、一人の「ミキは殺されたんだ」と
いう発言から、5人のそれぞれの過去、秘密が
暴く推理ドラマへと展開していく。
果たしてミキは殺されたのか?
そして、5人の男たちは、いったいどんな過去を
持つのか?
アイドルオタクの5人組のよる究極の密室劇の
始まりは始まり。

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練りに練った脚本に、素晴らしい俳優がいれば、
そんなに予算はかけなくても、すごい映画が出来る
んだと、「運命じゃない人」でも実感しましたが、
この映画でもさらに実感出来ましたね。

・集まりを呼びかけた、家元(小栗旬)
・福島県からわざわざ来た、安男・
塚地武雅(ドランクドラゴン
・オダ・ユージ役にユースケ・サンタマリア
・スネーク役に小出恵介
・イチゴ娘には実力派俳優の香川照之

この豪華な5人の顔ぶれによる、究極の
ジャズでいうところの、ジャムセッションが見られます。
芸達者な5人の演技を本当に堪能してもらいたいです。


「運命じゃない人」
では、時間軸を上手に使って
いましたが、この映画も時間軸ならぬ、人物軸を
巧みに使っていますんので、
「え~、お前は○○だったのか~?」と
サプライズの連続であります。

ロングランも決定しましたが、お早めに。

佐藤祐市監督の舞台挨拶もあり、かなり喋りが得意な
監督で、トークで沸かせていました。
待望の続編はないということですが、ラストのオチが
気になりますね。


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そして、究極の密室劇といえば、この映画も
忘れてはいけません。
現在OS名画座、「50年代 アメリカ映画の輝き」
特集で第1弾に抜擢された、
12人の怒れる男

有罪確実とみられた少年による実父の殺人事件。
陪審員の12人は別室で、最後の審議をする。
様々なバックグランドを持つ12人。
有罪確実の審議など興味なく、早く帰りたがっている。
しかし、一人の男(ヘンリー・フォンダ)が投げかけた
有罪へのひとつの疑問が、少しずつ少しずつだが、
他の陪審員の気持ちを揺らぎだしていく。
果たして判決はいったいどうなっていくのか?


見た目や出身地、言われ無き偏見でいかに人は
人を別の角度から見ているかが、それにいかに
人は傷つけられているか。
ずしりとくる重き内容ながら、こちらも脚本が
見事で、90分間、スクリーンから目を離れさせない。
特に登場人物のアップの映像が、人物の気持ちが
伝わってくるようです。

民主主義とはなにか、そんな問いにも答えてくれる
映画となっています。


DVDで昔の密室劇に酔い、映画館で今の密室劇に酔う。

なんとも贅沢な時間の使い方です。
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by fyamasan | 2007-07-03 02:29 | 邦画 | Comments(0)