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メジャー監督、デビューを目指して!

潜水服は蝶の夢を見る

今年のアカデミー賞の監督・撮影・脚色・編集賞の
4部門にノミネートされ、「パイレーツ~」の
ジョニーデップが大絶賛!
(本来なら、ジョニーデップ主演でしたが、「パイレーツ~」の
撮影で降板になったとのこと)

主演男優賞をあげても良いのではと、個人的には
思いますが。

映画「潜水服は蝶の夢を見る」

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あらすじ・
病院のベッドで目を開けたジャン=ドー(マチュー・アマルリック)は
自分が何週間も昏睡状態だった事を知る。
そして身体がまったく動かず、唯一動かすことができるのは
左目だけだという事も。
ジャン=ドーは雑誌「ELLE」の編集者で、
三人の子どもの父親だった。
彼は言語療法士の導きにより、目のまばたきによって意思を
伝える事を学ぶ。やがて彼はそのまばたきで
自伝を書き始めた。
その時、彼の記憶と想像力は、動かない体から
蝶のように飛び立った…。


この映画、内容も凄いのですが、映像が凄い。
スクリーン(画面)がジャン=ドーの左目に
なっているんですね。
まばたきもきちんとあるし、オープニングの
少しずつ見えるあの映像から、
僕はKOされた感じです

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様々なカット割りや構図、どういう風に撮っているだと
思うほど、興味深いアングル。
現在と過去とのフラッシュバック。
現在の左目だけを動かせるジャン=ドーと、
この世の春を満喫していたジャン=ドーとの比較。
それと別居中(ものすごく献身的)の妻や執筆作業に
力を貸す言語療法士(マリ=ジョゼ・クローズ)ら、
綺麗な女性が勢ぞろいなのは、男性には嬉しいところ。

献身的な妻がいるときに、愛人から電話があります。
そこでも、ジャン=ドーは「いつでも君のことを想って
いるよ」なんと言っちゃうんですね。
男って、つくづく「なんてアホなことを言うんやろ」と。
自分のことも含めて、反省ですね。

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言語療法士の努力も凄いです。
約20万回のジャン=ドーの瞬きを、理解して、
活字にしていくんですから、並大抵の気持ちでは
無理でしょうね。


「死」を前にして、肉体の不自由を得て、はじめて
人は皮肉にも生を感じてしまう。
「心筋梗塞」誰もがそうなってしまう危険があります。
もしも、自分なら、左目だけの生活で、何をするのか?
しようと思うのか?

欲を言えば、本を執筆するまでの過程をもう少し
描いて欲しかったですね。

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僕が一番好きなのは、ジャン=ドーが、足腰が不自由な
父に、髭をそってあげるシーンですね。
これが父との最後のシーンになっているので、僕はもう胸が
いっぱいになってきました。
そして、ラストのクレジットで、泣いちゃいました

43歳、チョイ悪親父の強烈な生き様、見て欲しいですね。
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もう3年前になるんですかね、アカデミー賞の外国語映画賞を
受賞した「海を飛ぶ夢」もあわせて見ると、「生と死」の
はざまで苦悩する人間の姿が浮かび上がり、今、生きている
この時間をいかに大切にするべきかを、考えてしまいます。
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Commented by ガノ at 2008-02-25 13:05 x
yamasanさん私のブログにコメント・トラバありがとうございました♪
この作品観たことないのですが、yamasanさんの感想を読んで観たくなりました^^
今後ともよろしくお願いします。
Commented by fyamasan at 2008-02-28 05:13
>ガノさんへ

コメントありがとうございます。
ブログでは格闘技ネタは少ないですが、色々アップして行こうと
思います。
「潜水服は~」は全然格闘技と関係ないですが(生きることに
格闘したといえば、いいでしょうか)、おすすめ映画ですので、
機会があれば見てくださいね。

また、宜しくお願いします。
Commented by kimion20002000 at 2008-08-19 02:29 x
TBありがとう。
この監督さんはアーティストですからね。カメラの映像も、凡庸さを避ける工夫をしていますね。
Commented by fyamasan at 2008-09-02 06:54
コメントありがとうございます。

次回はどんな映像を見せてくれるか、楽しみですね
by fyamasan | 2008-02-22 04:12 | 映画 | Comments(4)