譜めくりの女~おフランスな心理劇
久しぶりの、おフランス映画。
フランス映画祭(日本での)で上映されていましたが、
見逃していました。
すごく気になっていたので、映画館へ

クラシック音楽と人間の心理劇が見事に融合

映画「譜めくりの女」

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あらすじ:
かつてピアニストを目指す少女だったメラニー
(デボラ・フランソワ)は、ピアノの実技試験中、
審査員の人気ピアニスト、アリアーヌ(カトリーヌ・フロ)の
無神経な態度に動揺してミスを犯し、
ピアニストの夢を絶たれる。
その後、アリアーヌに再会したメラニーは、
演奏会の成功の鍵を握る“譜めくり”に抜てきされるが……。
(シネマトゥデイ)

怖い、怖いですね(懐かしの淀長風に)
女の執念、情念と申しましょうか。

この映画の監督は自身も高名なヴィオラ奏者であり、
国立音楽院の教授でもあるドゥニ・デルクール。
らしく、バッハをはじめ、クラシック音楽が随所に
聞こえてきます。
これがまた絶妙な心理にピタッと合うから不思議。

映画ではハッキリと描いていないので、見た方の推測に
なってしまいます。
メラニーをどう捉えるのか、各自違いがあると思います。

少女時代のメラニーを演じた女の子も、その後のメラニーを
想像出来る演技で、なかなかのもの。
自分の内面を見せない女の子が、ふとみせる心の奥の闇。
彼女がみせた涙が、すべての悲劇の始まりだったのか?

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成長したメラニーを演じるのが、ベルギー映画「ある子供」
でも評価が高かった、デボラ・フランソワ。
美しく、しかも微笑を絶やさない笑顔に惹かれますが、
内面を見せない、内側が分からない女性を演じていて、
これまた、良いですね。

メラニーが少しずつ、少しずつ、アリアーヌに近づいていき、
アリアーヌの心を捉えていく過程は、見ていてとてもスリリング。
会話も少なく、展開も大きくは変わりませんが、画面から伝わる
なんともいえない心理劇に堪能しました。

復讐劇とは単純には言えないのですが、静かに静かに火花が散るような、
最初は撃たれたのが、分からないけど、ジワリジワリと
効いてくるような、怖さがある心理劇といいましょうか。

ハリウッドだと、赤ちゃんを手術で亡くしてしまった女性が
家政婦となり、主治医に復讐する「ゆりかごを揺らす手」が
ありましたが、ちょっとスマートなフランス映画と
思ってください。

皆さんはメラニーをどう捉えるのか?
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by fyamasan | 2008-05-28 03:57 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)

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