チャーリー・ウィルソンズ・ウォー~その後は?
2008年 06月 11日
予告編を見た時から気になっていました。
トム・ハンクスにジュリア・ロバーツ、
監督がマイク・ニコルズと聞けば、見逃さすことは
出来ません。
映画「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」
あらすじ:
酒と女が大好きだが信念もある下院議員
チャーリー(トム・ハンクス)は、反共産主義者で
大富豪の恋人ジョアンヌ(ジュリア・ロバーツ)に
パキスタンに行くことを薦められる。
現地に赴いたチャーリーはソ連軍の侵略から逃げる
大量のアフガニスタンの難民たちの姿にショックを受け、
ソ連軍と戦うゲリラたちに武器を密輸してしまう。
(シネマトゥデイ)
共産主義の進攻を止める、ソ連の勢いを止める。
それがしいては、難民となったアフガンの人々を助けるのなら
一石二鳥じゃないかと、正義心と少し優越感を持ち、チャーリーは
議会にお金の援助を働きかけ、武器購入など多額のお金をアメリカ政府
から出させ、見事ソ連軍をアフガンから撤退させます。
もしこの映画が90年代に公開されていたなら、
感想もかなり違ってきただろうし、チャーリー・ウィルソン
ってすごい政治家だなあと、拍手喝采だったかもしれない。
しかし、9・11のテロ、それ以降のアメリカのアフガン侵攻、
イラクへの戦争開始など、その後のアフガン、イラクの歴史を
知っている者にとっては、この映画「?」となってしまいます。
ラスト近くにチャーリーの言葉が出てきますが、彼自身が
語っているように、ソ連軍の撤退の後に、何もアメリカが
してこなかった。
80年代の後半から90年代初頭にかけては、東欧の民主化の
運動が高まり、アメリカしては、異文化、異宗教のアフガンなど
気にしてられなかったのが、事実でしょうか?
チャーリーが訴えたように、アフガンに学校や病院、その後の
民主化への道を作らなかった、いわば見捨てたことが、その後の
アフガンの悲劇となり、アメリカにとっても、自分達が与えた
武器や訓練したことが、裏目に出るわけです。
そう考えると、見た後の印象が悪いんですよね。
でも、トム・ハンクスとフィリップ・シーモア・ホフマンの
やりとりはとても見ごたえありましたし、当時の世界情勢、
政治の駆け引きなど、興味深く見られました。
久しぶりに見た気がするジュリア・ロバーツもまだまだ
魅力的でした
ネットで誰かが書いていましたが、「アメリカの誇りとおごり」
が入り混じった映画のように思えます。
トム・ハンクスにジュリア・ロバーツ、
監督がマイク・ニコルズと聞けば、見逃さすことは
出来ません。
映画「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」
あらすじ:
酒と女が大好きだが信念もある下院議員
チャーリー(トム・ハンクス)は、反共産主義者で
大富豪の恋人ジョアンヌ(ジュリア・ロバーツ)に
パキスタンに行くことを薦められる。
現地に赴いたチャーリーはソ連軍の侵略から逃げる
大量のアフガニスタンの難民たちの姿にショックを受け、
ソ連軍と戦うゲリラたちに武器を密輸してしまう。
(シネマトゥデイ)
共産主義の進攻を止める、ソ連の勢いを止める。
それがしいては、難民となったアフガンの人々を助けるのなら
一石二鳥じゃないかと、正義心と少し優越感を持ち、チャーリーは
議会にお金の援助を働きかけ、武器購入など多額のお金をアメリカ政府
から出させ、見事ソ連軍をアフガンから撤退させます。
もしこの映画が90年代に公開されていたなら、
感想もかなり違ってきただろうし、チャーリー・ウィルソン
ってすごい政治家だなあと、拍手喝采だったかもしれない。
しかし、9・11のテロ、それ以降のアメリカのアフガン侵攻、
イラクへの戦争開始など、その後のアフガン、イラクの歴史を
知っている者にとっては、この映画「?」となってしまいます。
ラスト近くにチャーリーの言葉が出てきますが、彼自身が
語っているように、ソ連軍の撤退の後に、何もアメリカが
してこなかった。
80年代の後半から90年代初頭にかけては、東欧の民主化の
運動が高まり、アメリカしては、異文化、異宗教のアフガンなど
気にしてられなかったのが、事実でしょうか?
チャーリーが訴えたように、アフガンに学校や病院、その後の
民主化への道を作らなかった、いわば見捨てたことが、その後の
アフガンの悲劇となり、アメリカにとっても、自分達が与えた
武器や訓練したことが、裏目に出るわけです。
そう考えると、見た後の印象が悪いんですよね。
でも、トム・ハンクスとフィリップ・シーモア・ホフマンの
やりとりはとても見ごたえありましたし、当時の世界情勢、
政治の駆け引きなど、興味深く見られました。
久しぶりに見た気がするジュリア・ロバーツもまだまだ
魅力的でした
ネットで誰かが書いていましたが、「アメリカの誇りとおごり」
が入り混じった映画のように思えます。
by fyamasan
| 2008-06-11 02:37
| 映画