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メジャー監督、デビューを目指して!

カテゴリ:邦画( 255 )

雨鱒の川

昨日の晩から雨降りが始まり、今日の一日、降ったり
止んだりと、何ともうっとおしい天気が続いていますが。

そんな雨降りの中で思い出したのが、映画「雨鱒の川」です。
去年の12月に映画館で見て、音楽と映像が印象に残ってます。
4月8日にDVD発売となっています。

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舞台は北海道。
広大な大自然の中、3組の世代を
超えた初恋が展開する。

魚釣りと絵を描くのが好きな、少年心平は
幼友達の小百合と仲がいい。



(心平の描く絵は海外のコンクールに入選するほどのもの)
小百合は聴覚に障害があるが、心平だけが、
小百合の言わんとする事がわかってしまう。
以心伝心である。
そんな小百合に恋をする、もう一人の少年(英蔵)もいて、
この恋は青年期の三角関係へと。

心平の父は小百合の父、高倉(阿倍寛)を助ける為に、命を落としていた。
高倉は未亡人となった心平の母(中谷美紀)に色々世話を焼くが、
実は高倉にとって、初恋の相手はこの心平の母だった。

時は流れ心平、小百合ともに青春期。
絵を描くばかりで仕事に熱の入らない心平よりも、
村で酒造を営む高倉は小百合の婿養子として、英蔵を迎え
ようと、心平を東京へ絵の修行へと向かわせる。
何も知らない心平は東京で絵の修行に励むが、近くに小百合も
雨鱒の川も無い、そんな環境では何も描けなかった。
そして、突然の小百合の結婚の招待状が届く。
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式もあと少しという時に、心平は村に帰ってくる。
そして、揺れる気持ちの小百合に祖母は自分の実らなかった
初恋の話をする。

大自然の映像、心平が描く壁いっぱいの鱒の絵、葉加瀬太郎の音楽。
何より誰の心にも残る初恋の思い出が、スクリーンから
溢れ出てきます。


ラストは意外な脱出?映画「卒業」を思い出すシーンが出てきます。
TV版「世界の中心で~」の綾瀬はるかちゃんも随分大人っぽくなりました。

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小学生の頃、友達の家族と、鱒釣りに行った事を思い出しました。
釣った後、塩焼きにした鱒は美味かったです。

自分の初恋に当てはめてみるのもいいかもしれませんね。
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by fyamasan | 2005-05-23 00:04 | 邦画 | Comments(0)
これもまた不思議なロードムービー。
映画「ヴァイブレーター」。
日本映画、「赤目四十八瀧心中未遂』、でかなり注目を
集めた寺島しのぶ主演。

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30歳を過ぎて、未婚で、子供もいない女性は
負け組と言われているが、この映画の主人公もそう。

早川玲、31歳で独身。
ルポライターであるが、頭の中になにやら
声が聞こえてくる症状を持ち、何かを
食べるとすぐに吐く体になっている。
深夜のコンビニでたまたま会った男性
(岡部)に惹かれ、気持ちの向くままに、
彼と行動を共にする。

彼は長距離ドライバー。
彼からトラック、長距離ドライバー、
無線の事など色々教えてもらう。
この話がすごく面白い(「へえ~」の連発)
冷凍マグロに覚せい剤を詰めて走ったりと。
彼女は彼といると頭に声も聞こえないし、
食べても吐く気にならない。
彼が出す振動(ヴァイブレーター)が
彼女にはちょうどいい感じなのかも
しれない。

誰かに触れていたい、触れられていたい。
温もりが欲しい、癒し、癒されたい。
変な症状を覗いては、多くの女性が日常に抱えている
悩みを彼女も抱えている。

彼女は彼と旅を続けていくのでしょうか?
それとも、彼から離れていくのでしょうか?
毎日の生活の中であるかもしれない奇跡的な出会い。

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長距離ドライバーを演じた
大森南朋が素晴らしい。
こんなドライバーなら助手席に
乗りたくなりますよ。



自分に合う振動(ヴァイブレーター)を
見つけたら、あなたはどうしますか?

女性と男性では感想が全然違うかもしれませんが、
どちらが見ても、楽しめ、何度となく見てしまう
そんな映画だと思います。
タイトルの通り、Hなシーンもありますよ。
音楽も印象的でした。
耳に残ります。
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by fyamasan | 2005-05-08 01:47 | 邦画 | Comments(0)
仕事の忙しさ、人間関係の難しさなど、日常生活のしがらみに
ふと現状から抜け出たい、そう思った事はあるはずです。

そんな時は何をすればよいのでしょうか?
映画「深呼吸の必要」が教えてくれます。

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沖縄の離島が舞台。
今年の夏も、八重山のおじいとおばあの
サトウキビ畑に、5人の男女がやってきます。
誰も自分の事は喋ろうとせずに、
ひたすらサトウキビを刈ることで、
何かから開放されるのを待つように。



広大なサトウキビ畑。おじいやベテランのリーダーは、
コツが分かっており、
すいすいと刈っていきますが、
なかなか素人には難しい。
お互いの人間関係も上手くいってないので、
作業は難航。
35日間で刈りとらなければ、
収穫しても引き取ってもらえない。

日給5千円と予想以上の過酷な労働条件。
何かを求めてきたはずなのに、簡単には見つからない。
そんなもどかしさから、違う畑へ行く者や帰る準備をする者まで
現れる。

そんな時、口うるさいリーダーの男が交通事故で足を
骨折。作業には出られなくなる。
締め日は迫るが、刈ってない畑はまだまだたくさん残っている。

なぜこの島に来たのか、今まで何をしてきたのか?
少しづつお互いを理解出来るようになって、
チームワークも生まれ、作業も進んでいく。
畑が刈り取られる度に、5人の表情が変わってくる。
あと少し、あと少しで、全部刈り取れるぞ!

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この映画の見所はなんといっても、広大な自然の美しさにあります。
この風景を見てるだけで、癒されてくる。
映画の初めと終わりで5人の表情の変化の差にびっくり。
おじいとおばあの言葉にも、何とも言えない愛情があり、
見ている者の心にすうっと入っていくような感じがします。

欲を言えば、この5人の男女、根が真面目な人たちなんで、
一人ぐらい、性根の悪い奴もいれば、物語はもっと面白く
なったかなと思いました。
(でも、性根の悪い奴が、過酷な労働を自らするとは思えないけど)

気持ちをリセットしたい時、この映画を思い出してください。
あなたには深呼吸が必要ですから。
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by fyamasan | 2005-04-27 17:32 | 邦画 | Comments(0)
「世界遺産」と言っても、TVでやってるものじゃなくて、
Takaraから出ているお菓子のおまけの「世界遺産」で
あります。

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写真を見ていただくとよく分かりますが、本当によく出来ています。
僕のには「ゲーテの山荘」が入っていました。
ゲーテの山荘が世界遺産だとは知りませんでした。
また、ベトナムのハロン湾、ペルーのマチェ・ピチュなども
フィギュアになってます。

世界遺産と言えば、僕はかねてからカンボジアの
「アンコールワット」に行きたくてしょうがないのです。
去年、会社を辞めた時に、行く予定でしたが、何やかんやで
結局いけずじまいで。
働き出すと、10日間ほどの休みを取るのが難しいので、
今のこの時に行くのがベストなんでしょうが、今は金銭的に
難しい。困ったもんだ。

カンボジア、アンコールワットで思い出すのは、一ノ瀬泰造を
追ったドキュメンタリー映画「TAIZO」です。


これは去年、公開されました。
もうDVDになっているかどうかは分かりません。

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僕は試写会で見て、監督の中島多佳子さん、
プロデューサーの奥山和由さんの話を
聞きました。
そこで印象的な話を色々聴きましたが、
中でも面白かったのが、泰造の写真には
子供が写っているのが多いのですが、
泰造が撮るときに子供に近すぎていて、
写真の子供の目の中に、よく見ると、
写真を撮る泰造の姿が見えるらしいです。
子供好きな泰造の微笑ましい
エピソードではないでしょうか!

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結局、泰造はアンコールワットを撮る事無く、
その生涯を終えましが、泰造が命をかけてまで撮ろうとした、
アンコールワット、ぜひ、生でこの目で見たいです。

画像は、浅野忠信主演の映画、
「地雷を踏んだらサヨウナラ」です。
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by fyamasan | 2005-03-31 23:02 | 邦画 | Comments(0)

花~ロードムービー

ロードムービーの秀作を見ました。
邦画の「花」であります。

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会社員の野崎(大沢たかお)はある日、
突然、倒れてしまう。
気づけば病院のベッドの上。
病名は脳内の動脈瘤。
医師によれば、いつ再発するか分からず、
また手術も難しく、成功しても、記憶が
どうなるか分からないという。

会社も辞め、何もする事なく、時間だけが過ぎていく。
ある日、近所に住む弁護士(仲村トオル)がバイトを
ないかと声をかける。
1週間ある人の運転手をするという事だった。

ある人とは、25年にも及ぶ裁判で無罪判決の勝利をもぎ取った
ばかりの鳥越弁護士(柄本明)。
彼は鹿児島まで、別れた元妻の遺品を取りに行くと言う。
それも、飛行機、新幹線などを使う事無く、車でしかも高速を使わず、
国道を使って。

何故か、彼はいう「10年近く一緒に住んでいた元妻の顔が
思い出せない。昔、二人で鹿児島まで新婚旅行へ行った。
その時と同じ道を辿れば、思い出すかもしれない」

最初はギクシャクした二人だったが、時間が深まるにつれて
距離は縮まっていく。
野崎はこれからの生きる道を、
鳥越は亡き元妻の面影を探して旅を続ける。

元妻が鳥越に渡したかったモノとはいったい何か?
野崎はこの旅で何かを得たのでしょうか?
そしてタイトルの「花」は何を意味するのか?

気になったのは、二人が休憩する場面はいつも、港か
海の見える場所だった事。
大沢と柄本明の演技の駆け引きがとても良いです。

見終わった後は静かな深い感動が広がります。
もしも自分だったらどうする?
そう考えてしまいます。
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by fyamasan | 2005-03-29 00:33 | 邦画 | Comments(6)