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メジャー監督、デビューを目指して!

カテゴリ:ヨーロッパ映画( 87 )

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この映画も、ずしりと来ました。

巨匠、ケン・ローチ監督の渾身の一作。

あらすじ。

英国北部の工業都市ニューカッスルを舞台にした、心臓の発作に見舞われ大工の
仕事を続けられなくなったダニエルと、彼がたまたま知り合ったふたりの子供の
シングルマザー、ケイトの物語。
それぞれ国の援助を必要としているにも拘らず、お役所的な複雑なシステムや
理不尽な対応がそれを阻む。



日本だけでなく、世界に漂う閉塞感を強く感じました。

イギリスも例外ではなく、困っている人を助けるはずの福祉が全く機能していない。
不正受給の問題もありますが、本当に必要な人に届かない福祉とは何ぞや?と。

心臓を患い、福祉に頼らざるを得ない老人と二人の子供を抱えるシングルマザーが、
直面する現実は本当につらい。

他人事ではなく、身近にある貧困の問題を、時にはユーモアを混ぜながら、
ケン・ローチ監督が描いています。

こちらも見て欲しい映画ですね。
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by fyamasan | 2017-04-14 15:24 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
最近、調子悪いなあと思ってましたが、いつにスマホ充電出来ずで。
いや、ほんとスマホが1日ないだけで、かなり不便になりますね。
おそらくバッテリーの交換かなと思いますが。

この映画、見ごたえありました。
観客はガラガラなのが、なんとももったいない。

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あらすじ。
イギリス軍諜報(ちょうほう)機関のキャサリン・パウエル大佐(ヘレン・ミレン)は、
ケニア・ナイロビ上空の偵察用ドローンからの情報を基に、戦地からほど遠い
ロンドンでアメリカとの合同軍事作戦を指揮している。
大規模な自爆テロ計画の情報をキャッチした彼女は、アメリカの軍事基地にいる
ドローンパイロットのスティーブ(アーロン・ポール)に攻撃を命じるも、
殺傷圏内に少女がいることが判明し……。


究極の選択でしょうか?
一人の女の子を救うのか?それとも、これからテロを起こす可能性がある6人を殺すのか?
テロによる被害は80人ほど。
イギリス軍の作戦ですが、最終
のロケット弾を打ち込むのはアメリカ軍。


殺してでも、テロリストを葬り去りたい軍部と自身のキャリアに傷をつくことを
恐れるのか?それとも人権を守るためなのか?
イギリスの政治家たちのやりとりがめちゃめちゃ人間臭くて、面白い。

外務大臣だろうが、法務大臣だろうが、最終的には、自身に責任が
無いように仕向けています。

テロとの闘いに大義を振りかざす大国ですが、テロリストが扱う武器は、ど
こから来たのか?

映画でもイギリスが自国の武器を売るシーンも入れたりと、皮肉めいた内容となっていますが、
いくら母国を守るためとはいえ、人を殺すスイッチを押す軍人たちの
プレッシャーはとんでもないものでしょうね。

果たしてどんな結末が待っているのか?

手に汗握りながら、究極の選択に最後は、、、。
アラン・リックマンの遺作となりましたが、ラストの言葉も意味深いです。

内容もグッと来るし、ハラハラドキドキもあり、サスペンスもあり、
社会派でもありながら、きちんとエンターテイメントに仕上げているのは、凄いです。
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by fyamasan | 2017-01-24 01:54 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)

過去と向き合うこと、意志を貫くこと、母国の暗部を暴くこと、
色々と考えさせられました。


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あらすじ

1950年代後半のドイツ・フランクフルト。ナチスによる戦争犯罪の告発に執念を燃やす
検事長フリッツ・バウアーのもとに、数百万人のユダヤ人を強制収容所送りにした
アドルフ・アイヒマンの潜伏先に関する情報が寄せられる。
ナチス残党が巣食うドイツの捜査機関を避け、イスラエルの諜報機関モサドと接触した
バウアーは、アイヒマンを追い詰めていくが、同じ頃、バウアーの失脚を狙う者たちが
策略をめぐらせていた。


僕が小学生、中学生の頃には、ナチスが収容所でユダヤ人を虐殺していたことは
事実として歴史で習いました。

しかし、映画の舞台となる1950年代には戦後の復興期。

母国の暗部を誰もが知りたくないし、知られたくない。
しかもナチスの残党は戦後の社会に入り込み、政治、経済の世界で
うまく生きている。

もし、ホロコーストの重要人物のアイヒマンが捕まったなら、
自分たちにも罪が及ぶかもしれないと考えて、バウアーの捜査の邪魔をする。

バウアーは同性愛者であり、当時では処罰の対象となっている。

敵だらけの中、いかにバウアーが信念を貫き、アイヒマン捕獲に
力を注いでいたかを描きます。

バウアー自身、戦時中、収容所から逃れる為に、政治的に転向をしており、
その後悔も、アイヒマン捕獲への原動力となったと思います。

歴史の新たな一面をたくさんの人に見て貰いたいです。

映画館は、年配の方々ばかりでした。
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by fyamasan | 2017-01-11 02:14 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
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明けましておめでとうございます
お正月も3日過ぎましたが。

今年、最初の映画はこれにしようと年末あたりから、決めてました。


1952年のソビエト支配下のエストニアが舞台。

フェンシングの選手で、元ドイツ軍の脱走兵士、エンドルが
名前を変えてエストニアの田舎町に教師としてやってくる。

自身の過去にふれることはするなと、レニングラードにいる旧友から
助言されるも、フェンシングに夢中になっていく生徒に、
心動かされるエンドル。

やがて秘密警察がエンドルの正体を知り、。

学校や大会場など至るところに、スターリンの肖像画が掛けてあり、
反社会主義者や反社会的行動者にとって過酷な時代。

誰も人目につかぬように、目立たぬように暮らさざるを得ない重苦しい時代。

映画もそんな雰囲気にそうかのように、終始重たい空気がありますが、
子供たちがフェンシングに夢中になっていき過程には、
ホッと一息つけます。

実話ということで、さらに重みが増しました。

自分ならどう選択したのだろうか?

「こころに剣士を」良い邦題だなあと。

今年も沢山映画見たいですし、三年ぶりかな?自主映画も撮らないと、
先に進めませんね

今年も、よろしくお願いいたします


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by fyamasan | 2017-01-04 14:55 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
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あらすじ・

天文学者エド(ジェレミー・アイアンズ)と、教え子のエイミー
(オルガ・キュリレンコ)は、愛し合っていた。
だが、エイミーのもとにエドが亡くなったという知らせが飛び込む。
悲しみと混乱の中、死んだはずのエドからのメール、手紙、プレゼントが
次々と届く。
不思議に思ったエイミーは、その謎を解くためにエドの暮らしていた
エディンバラや、二人の思い出の地サン・ジュリオ島などを訪れる。
やがて、エドが彼女の秘めた過去を秘密裏に調べていたことがわかり。


う~ん、これは評価分かれる映画ですね。

男性と女性では、随分違うかも。

コンスタントに新作を発表してくれる、トルナトーレ監督。
音楽がモリコーネなら、見ずにはいられない。

歳の差カップルの愛の形。

深く愛すればこそなのか?

家族や周りへの気配りはなかったのか?

愛するがゆえに、天文学者ならではの、愛のメッセージ。

美しい情景と音楽。

オルガがまた綺麗。

こんな風に女性を愛したいという男性の欲望が見え隠れするも、
なまじの事では出来ない。

覚悟の上での行動。

お互いに大人だからこそ、育むことが出来たのかな?

まとまりませんが、これも1つのラブストーリー。

皆さんはどう捉えますかね
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by fyamasan | 2016-10-15 14:51 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
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予告編から、気になりました。

あらすじ。

育児放棄が疑われる母親(サラ・フォレスティエ)と一緒に裁判所に呼び出された
16歳のマロニー(ロッド・パラド)は、判事フローランス(カトリーヌ・ドヌーヴ)
の目の前で置き去りにされた過去を持つ。
問題を起こしてばかりの彼は裁判所へと送られ、10年ぶりにフローランスと
再会する。反省を促すも再び事件を起こしたマロニーに対し、
彼女は矯正施設への送致を決める。
教育係ヤン(ブノワ・マジメル)とフローランスの支え、
指導員の娘テス(ディアーヌ・ルーセル)との恋を経て、更生への道を歩んでいく
マロニーだったが……。



お国柄の違いなんですね。

フランスにおける、非行少年を更生する方法が描かれています。

エステがあるのには、びっくりしました。

主人公のマロニーは、根っこが腐ってる程の悪人でもなく、悪くいえばクソガキになります。

母親もかなりの原因ですが、温かい家庭には恵まれなかったためか、周りを傷つけ、
また、自分もより一層傷つきます。

なんとか彼を更生させようと、周りは親身になりますが…。

僕からみれば、ただの甘ったれの躾を受けてないだけの、
クソガキだけなんですけどね。

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主張はするけど、それに伴う行動はしないし、責任は取ろうとしない。

突き放しつつも、温かく見守るしかないんでしょうかね?

あと、マロニーはある事を起こすんですが、これも周りが容認しても良いのかなと思い、
ラストもマロニーの将来にかなり不安を感じました。

親の教育、躾の大事さ、それを世界中で、しっかり出来ていない現状を、痛切に思いました。
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by fyamasan | 2016-09-09 02:25 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
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あらすじ・

ナチス・ドイツを率いて世界を震撼(しんかん)させた独裁者アドルフ・ヒトラー
(オリヴァー・マスッチ)が、現代によみがえる。
非常識なものまね芸人かコスプレ男だと人々に勘違いされる中、
クビになった局への復帰をもくろむテレビマンにスカウトされてテレビに出演する。
何かに取りつかれたような気迫に満ちた演説を繰り出す彼を、
視聴者はヒトラー芸人としてもてはやす。戦争を体験した一人の老女が
本物のヒトラーだと気付くが……。


コメディなんですけど、ラストはぞわぞわと、背筋が冷たくなりましたね。

クスクス笑える展開で、snsや、テレビ界の裏側を皮肉かつ、
怖さも交えながら、描いてます。

イギリスのEU離脱やシリアや他の国からの移民をどう受け入れるか、
今のヨーロッパの問題も、考えてしまいますね。

原作とは違った作りとの事で、原作も気になりましたね。

日本では、東條英機が甦ったという話も、コメディ調に
は出来ないでしょうね
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by fyamasan | 2016-07-21 01:47 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
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あらすじ・

アイルランドの田舎町出身のメアリー(エマ・グリーンウェル)は、
有名なガーデンデザイナーのシャーロット(クリスティン・マルツァーノ)の助手になる。
彼女は自分がデザインした庭で世界を変えることを夢見ていたが、
シャーロットにデザインノート奪われた上に、解雇されてしまう。
その後メアリーは、ダメもとで「チェルシー・フラワーショー」に参加する。



今、来ている?アイルランドが舞台の映画。
長い歴史のあるチェルシーフラワーショーで最年少で金メダルを
取ったメアリー・レイノルズの奮闘記。

ちょうど中学の国語の問題集に自然についての文章に気になることが書いてました。

それは、日本人は「自然というとどんな色?」という質問には、
「緑」が一番多くて、続いて「青」だそうです。これは植物の色で、自然保護といえば
植物の保護に当てはまるらしい。
普段、僕らが見る田舎の田園風景も、考えると人工的に作った自然です。
でも、緑や青が多く見られることもあり、自然を見たなあという気持ちになる。

これも考えたら不思議なこと。
しかし、人が手を加えない自然が素晴らしいかというと、それはどうかな?とも
思います。

自然の良さをいかしながら、人間が自然と協和するような形で、共存出来ないのか?
そんな考えを持ちながら、ガーデニングを始めたのが、主役のメアリー。


目標に向かって進むメアリーは素晴らしいのですが、メアリーからアイデアを盗んだり、
利用出来るだけ利用する美人で強欲なガーデニングプランナーのキャラはアクセントが
効いてました。

また、メアリーが恋するイケメン庭師&植物学者も、自身の夢を追いかけたいゆえに、
ある申し出に苦悩したりと、脇役が結構、キャラがたっていたように思えます。

エチオピアの緑化計画の話しも出てきますし、そこに日本人が絡んでいうことも
知りましたので、勉強にはなりました。

しかし、ガーデニングにしろ、緑化運動にしろ、莫大なお金がかかることが、
なんとも現実を見せ付けられてしまい、ちょっと素直に感動出来ないなあと。
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by fyamasan | 2016-07-07 03:04 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
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あらすじ・

持ち回りで行き先を決めて、自転車で1年に1度の旅行に繰り出している6人の男女。
ハンネス(フロリアン・ダーヴィト・フィッツ)とキキ(ユリア・コーシッツ)の夫婦が
今年の旅行先を決める当番だが、二人はベルギーを選ぶ。
ベルギーと聞いて名物のチョコレートくらいしか頭に浮かばない仲間たちだが、
ハンネスは筋萎縮性側索硬化症(ALS)を宣告されており、尊厳死が
認められているベルギーに行って人生を終わらせようとしていたのだ。
それを知ってベルギーを目指し、例年と変わらない楽しい旅を続ける彼らだが……。



好きな映画の「ノッキング・オン・ザ・ヘブンズ・ドア」は、死ぬ前に
海を見に行くドイツの話しでした。

今回の映画はドイツが舞台ですが、安楽死を求めてドイツから
ベルギーに行くお話し。


ALSになり、余命幾ばくもない主人公が、毎年、妻や仲間たちと行っていた
サイクリング旅行を、ベルギーへと決めた。

途中、仲間たちに真相を話し、反発や非難もあったが、
新しい仲間も加わり、旅は続いていく。

お涙頂戴だけの映画だけではなく、主人公にスポットが当たるだけでなく、
仲間たち、それぞれの思いが、伝わります。

特に主人公の妻の気持ちは、切なく心苦しくなりました。

死に至るまで、どう生きるのか?

そう問うてくる映画です。

仲間たちが、それぞれに仲間に仕掛けるチャレンジが、なかなか笑えました。

何を誰にやらすかは、秘密で、紙に書いた事をしなくてはならないっていうものですが。
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by fyamasan | 2016-06-30 02:26 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
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あらすじ・

ベルギーのブリュッセル。
とあるアパートに家族と共に生活している神は、慈悲深いという人々が抱いている
イメージとは真逆の嫌な人物であった。
自分の部屋に置かれたパソコンを駆使して世界を管理しているが、
いたずらに災害や事故を起こしては楽しんでいた。
そんな父親に怒りを覚える10歳の娘エア(ピリ・グロワーヌ)は、家出を考える。
立ち入りを禁じられている父親の部屋に忍び込んだ彼女は、全人類それぞれの
死期を知らせるメールを送信して家を飛び出してしまうが……。


昨日の映画の日に見てきました。

神様がブリュッセルのアパートに住み、パソコンで人々の運命を管理しています。

この神様が横暴でDV 夫状態。


父親で神様の横暴さに腹を立て人間世界に降りていくのが、10歳の娘エア。

この娘が可愛い❗

ちなみにエアの兄はイエス・キリストですね。

そして、その兄から、人間世界に降りて、六人の使徒を探して、「新・新訳聖書」を
作れと言われます。

余命メールを送られ、パニック状態の人間世界で、エアは無事に使徒を
見つける事が出来たのか?

ファンタジーの中に、強烈なブラックユーモアが入ってますので、
ちょっと好き嫌いが分かれそうですね。

六人の使徒探しが自分探しのようにも見えてきます。

なかなか楽しめました☺
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by fyamasan | 2016-06-02 01:40 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)