カテゴリ:ヨーロッパ映画( 87 )
孤島の王~大人の理不尽さ、少年の怒り
なかなか見ることが出来ない、北欧映画。
しかも内容が暗く、有名俳優も出ていない映画となると、
興行も苦しいだろうなあと思います。

こういう映画こそ、たくさんの人に見てもらいたい。
気軽に見れる映画もいいけど、じっくりと感じて考えさせる
映画もどうでしょうか?


実話をベースに映像化。


映画「孤島の王」



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あらすじ・

1915年、ノルウェーのバストイ島に元船乗りの少年エーリングが
送還されてきた。この島には非行少年の矯正施設があり、院長の
厳格な指導のもと、過酷な環境下で少年たちが暮らしていた。
反抗的なエーリングのお目付け役に、卒院が近い模範生のオーラヴが
命じられるが、エーリングは着々と脱走の準備を始める。
性格も考え方も異なる2人だが、次第に心を通わせるようになっていった。
そしてエーリングは脱走するが…。


映画の印象でいえば、「陰」です。

しかも、舞台は寒いノルウェーのある島。
内容は非行少年の矯正施設の話。

看守が性的虐待をしたり、少年たちは番号で呼ばれ、過酷な労働もある
施設の話で、かなりのネガティブな話。

でも、でも、惹きつけられる。

雪も降る過酷な自然だが、美しく見える。

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北欧を舞台にしているというだけで、その孤独感、閉塞感を
感じさせる映像。

しびれますね。



過酷な現状でも前向きに脱走を試みる、エーリングは、
「暴力脱獄」のポール・ニューマンのような陽気さも感じる。
タフさと意外な優しさもあり、これが優等生なオーラブにも影響を
与えます。

孤島のように閉ざされた施設の少年たちには、明日への希望もなく、
ただ、毎日、この島を出ることが、生きがいになっている。

しかし、エーリングが来た事により、毎日の暮らしが少しずつ変わっていく。


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映画はクライマックスで大きな事件が起き、ラストの映像、展開も
かなり衝撃的。

う~んと一筋縄ではいかない映画が、ここにもあった。



何度も語られる「鯨の話」。
これが何を表しているのかは、見る人によって変わると思いますが、
皆さんはどう感じるでしょうか?



映画は大絶賛なのですが二つ隣のおっさんが、ビールを飲んでいるは、
つまみの匂いが強烈で、最悪な環境でしたね。

僕も長いこと、映画館で映画見ていますが、ビール飲んでいる客は
初めてで、びっくりしました。

自分の家じゃないんだから、もう少し考えようよ。

ビール飲んで、気軽に見る映画ではないのですがね。
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by fyamasan | 2012-05-22 01:58 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
少年と自転車~どこまでも無防備な少年
予告編から気になっていました。

音楽がなんとも哀愁漂う。

映画「少年と自転車」


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あらすじ:
児童相談所に預けられたまま12歳になろうとしていた少年シリル
(トマス・ドレ)は、いつか父親を見つけて一緒に暮らしたいと願っていた。
ある日、彼は美容院を営むサマンサ(セシル・ドゥ・フランス)と出会い、
ごく自然に彼女と共に週末を過ごすようになる。
二人は自転車に乗って街を走り回り、ようやくシリルの父親
(ジェレミー・レニエ)を捜し出すが……。


少年シリルを演じたトマス・ドレに釘付けでした。

こんなにもナイーブで、痛々しい姿の少年。
ただ、親の父親の愛情が、愛されている、必要とされていると、
その気持ちを求めて、自分を傷つける行動に出てしまう。

そんなシリルを見守るのが、里親となったサマンサ。

なんとか助けてやりたい、という気持ち、同情から、里親となり、
シリルに引っ掛けまわされますが、シリルが何を求めて、行動するのか?
それが、分かってくると。

リアルな現実。
シリルのような問題児に手を焼く大人たち。

シリルと大人たちに距離と、ちょうど、スクリーンを見つめる
観客との距離のようにも思えます。


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シリルの行動にハラハラして、「なんで、そんなことをするんや~!」と
いつしか、親のような気持ちになって、シリルを見つめていたような
気がします。

小さな幸せをようやく見つけたように思えるシリル。
でも、また、色々な試練が待ち受けているんだろうな。

シリルの幸せを祈って、涙ぐんだラストでした。
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by fyamasan | 2012-04-25 02:16 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
昼下がり、ローマの恋~モニカ様~
「イタリア的、恋愛マニュアル」の監督の最新作と聞いて、期待満々でした。

モニカ様に、デニーロも出るとあっては見逃せないですね。


映画「昼下がり、ローマの恋」

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ストーリー:

元歴史学教授のエイドリアン(ロバート・デ・ニーロ)は、離婚をして
親友が管理人を務めるローマのアパートで暮らしていた。
ある日、エイドリアンは親友の娘でフランス帰りのビオラ(モニカ・ベルッチ)
と語り合ううちに彼女に恋をしてしまう。
彼は7年前に心臓の手術を受けて以来、心臓を気にするが余り、感情的に
ならないよう務めてきたが、自分の気持ちに正直になることで人生は
豊かになるのだと悟り……。


恋することは素晴らしい。

普通では照れて、なかなか言えませんが、この映画を見た後なら、
素直に言えそうですね。


青年の恋。
中年の恋。
熟年の恋。

3つの恋愛モノが微妙な絡みを見せます。

距離を置いて分かる恋もあれば、冷めていくことを実感するような
恋もある。


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でも、人は恋している時には、それだけで幸せなんだ。

単純だけど、なかなかその時には気づきにくいですが。

「青年の恋」では、婚約中なのに、出張先で、セクシーな魅力的な
女性と出会い、心、動かされる主人公。

「中年の恋」では、遊びのつもりが、ストーカーだった女性から、
えらい被害をこうむる中年男の無残な姿。

でも、笑える、笑える。


「熟年の恋」では、待ってましたの、モニカ様とデ・ニーロの競演。
年齢差なんて、気にせずに、恋することの難しさ、嬉しさなどが、
スクリーンを通して、伝わってきますね。

男が主人公の男目線かな?

でも、よく考えると、男のだらしなさ、情けなさ、アホさが目に付く。

逆に女性のすごさ、素晴らしさが分かるような。

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結婚前のカップル。

結婚している夫婦。

熟年の夫婦。

など、様々な世代の男女が見ると、また印象が違うでしょうね?

自分たちならどうなのかなあ?


まあ、映画ゆえに上手く行き過ぎますが、そこは映画ということで。

見た後は、恋バナ(死語?)したくなりますね!



久しぶりにトキメキ欲しいですね!



こういう映画見て思うのは、やはりイタリア、舞台となる街に行きたく
なります。

僕としても大阪に来てもらえるような、そんな映画も撮りたいし、
撮っていかなくては、とも思います。
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by fyamasan | 2012-03-31 03:58 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
メランコリア~世界の終わりに
この映画も先週見たので、だいぶ遅くの感想になりますが、
色々と考えさせられた、色々と感じた映画でしたね。

前作「アンチクライスト」を見ていないかったですが、
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の監督ゆえに、あまり
期待はしませんでしたが、、、、。


映画「メランコリア」



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あらすじ・

マイケルとの結婚を決めたジャスティンは、姉・クレアの豪邸で
結婚パーティーを行う。最初は楽しそうに振舞っていたジャスティンだが、
段々と浮かない顔を見せ始める。やがてパーティーを抜けしたり、
マイケルとのベッドを離れたり、奇妙な行動を取り始めたジャスティン。
そんなジャスティンに怒ったマイケルは、彼女をクレアの家に
置いて帰ってしまう。その頃、天体異常が起こり、メランコリアという惑星が
地球に近付いていた…。


第一部と二部に分かれています。

一部が、ジャスティンの結婚パーティでの話。
二部がジャスティンの姉のクレアが中心となり、話が進みます。

映画を見終わった後は、なんとも言葉が出てこない。


ブルース・リーがいうところの、

「考えるな、感じろ!」という感じでしょうか?

目で見るよりも、体全体で、この「メランコリア」という
映像を感じる映画なのでしょうかね?

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はかなさがあるから、そこに美しさを感じてしまう。
狂気的な怖さがあるから、そこに惹きつけられてしまう。

ストーリー云々よりも、映像美に心奪われてしまう。

絵画を見るような、一枚、一枚を切り取ったような映像。
壮大なワーグナーの音楽。

スクリーンという巨大なキャンバスに、トリアー監督が、
思いのたけを、描いたという気迫が伝わってきますね。


冒頭のジャスティンとマイケルを乗せたリムジンが上手く
カーブを回れないところから、
「ああ、この結婚の先には、暗いものがあるんだ」と感じさせる。

鬱とハイテンションの繰り返しで、見ていてこちらも気分が
落ち着かなくなる、ジャスティンの行動。

まあ、めちゃくちゃしますわ。

でも、ウェディングドレスを着たジャスティンは汚れた天使のようにも
見えます。



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でも、第二部となると、しっかり者のクレアの方が、神経質になり、
ジャスティンが冷静に状況を見ているから、不思議です。





クレアの夫が、キーファー・サザーランドなんで、どうも
「24」のジャック・バウアーを思い出してしまい、なかなか
集中出来ないなあ。


ラストの意外さにはびっくりしましたが、トリアー監督、独自の
終末思想が、色々なものを含めて映像化しているということ
でしょうかね?

圧倒的な映像と音楽はぜひとも、映画館のスクリーンで味わって
もらいたいですね。


ジャスティンの母を演じたのは、あのシャーロット・ランプリング。

うーーん、怖かったなあ。
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by fyamasan | 2012-03-16 02:21 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
サラの鍵~ちいさな希望を見つけたい
去年の「黄色い星の子どもたち」と内容的にはだぶるものがありました。
戦時中のフランス政府による、ユダヤ人大量迫害事件。

それに巻き込まれたひとりの少女、サラの波乱の人生を、
偶然にもアメリカ人女性、ジュリアが真実を探し求める。


映画「サラの鍵」


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あらすじ・


1942年7月16日のパリ。
10歳の少女サラは両親と共に警官に連行される直前に、弟のミシェルを秘密の納戸に隠して鍵をかける。「すぐに帰る」と約束をして。
しかし、それはフランス警察が1万3千人のユダヤ人を屋内競輪場
(ヴェルデイヴ)に収容した一斉検挙だったのだ。
2009年、フランス人と結婚しパリに暮らすアメリカ人ジャーナリストの
ジュリアはヴェルディヴ事件の取材を通じ、夫の家族の秘められた過去を
知る事になる…。


サラの人生と、ジュリアの人生、二つの物語が進行していきます。

戦時中のフランス。
そして、現代のフランス。

時代は違えど、女性として、人間として、真実を知りたい。
そして、その真実を伝えたい。

その思いが、ジュリアを動かし、サラの悲劇の人生を紐解いていく。


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同じジャーナリストなのに、年が若いからか、フランス政府が
犯した、ユダヤ人迫害事件を知らないことに、驚きよりも落胆してしまう、
ジュリア。

日本でもそうですが、年月が経てば、どんな悲劇なことでも、どんどんと
風化してしまいます。


ジュリアが見つけた真実はあまりにもつらいもの。
悲しみは癒されることは無いのか?
心の奥の闇に住み着いてしまったものは、もう陽の光を浴びることは
ないのだろうか?

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最後に、ですが、この映画は希望を投げかけています。

小さな希望ですが、それが大きくなるように願いをこめて!
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by fyamasan | 2012-03-06 01:52 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
ルルドの泉で~世俗的な話で
僕にはなんとも馴染みのない話ですが、こちらも気になってました。

カトリックの巡礼地のルルドにはこれまで、数々の奇跡が起こった
そうです。

果たして、映画の中でも奇跡は起こるのか?



映画「ルルドの泉で」


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あらすじ・


奇跡を求めて世界中の人々が集うフランス南西部の巡礼地ルルドへの
ツアーに参加したクリスティーヌは、不治の病で車いす生活を
強いられている。巡礼地への旅は唯一の楽しみだ。
マルタ騎士団の介護係マリアやセシルらと共に、聖母マリアが
出現した洞窟や、奇跡の水が湧き出る泉を訪れる中、突然、
立ち上がって歩けるようになる。
果たして、それは奇跡のなせる業なのか。
周りの人々の心は懐疑と嫉妬に揺れ始める。


最初にクリスティーヌに奇跡は起こることはわかっています。
前半はそれは分からない状態です。

この映画、奇跡がどうのこうのというよりも、巡礼地ツアーに
参加した人たちの人間模様が面白いです。

本当に、今回は起こるのか?
起こるとしたら、誰になるのか?
噂やあれこれと、色々な話が聞けます。

クリスティーヌを世話するマリアという女性も現代的というか、
奉仕に目覚めたといいますが、結構、世話をサボって男性の
介護士の元へ頻繁に行ったりします。

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一番熱心な介護士のセシルという女性も、意外な正体といいますか、
びっくりするような結末があります。

巡礼地での奇跡の話ではありますが、なんとも世俗的な話が多くて、
野次馬根性的な興味でついつい見てしまいました。



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ラストも、、、。

ネタばれになるので、書けませんが、意味深ですね。


宗教を扱っている映画ですが、何か皮肉っぽい、コメディ的な
味わいがありました。
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by fyamasan | 2012-02-11 06:49 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
善き人~時代の流れに
こちらの映画も予告編を見た時から、見なあかん映画でありました。

昨年の「黄色い星の子どもたち」や「ミケランジェロの暗号」、
今、公開の「サラの鍵」など、ナチス時代の人々の負の出来事を
描く映画が多いですね。

この映画はユダヤ人は主人公ではなく、ユダヤ人を友人に持つ、
アーリア人の大学教授の葛藤の物語。


映画「善き人」


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あらすじ・

1930年代、ヒトラーの台頭でナチ党が権勢を振るうドイツ。
大学で文学を教えるジョン・ハルダーはエキセントリックな妻ヘレンに
代わって幼い子どもたちや老いた母の世話をする善き夫、善き父、
善き息子である。しかし、かつて書いた「安楽死」を描いた小説が
ヒトラーの目に留まったことでジョンの人生は一変する。
党から「人道的な死」をテーマにした論文の執筆を要請され、
それは到底拒むことのできないものだった。


時代が違えば、小説家として、名声を得ていたかもしれない。
自分を犠牲にしてまでも、周りの人に尽くす人であるハルダー。

そんな彼が、やはり時代の流れに逆らえず、ナチスに入党。
長年のユダヤ人の友人からは、絶縁される。
家族や自分を守るために、ナチスに協力し、自身が意外と思えるほど、
大学では学部長へ、ナチスでも出世をする。


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前半では、自分を貫くか、それともナチスへ入党することで、
安全を得るかの選択に悩むハルダー。

後編では、ナチスに入党して、それなりの生活(新しい妻も出来)が
出来るも、時代はユダヤ人大量虐殺の収容所送りの最中に巻き込まれ、
なんとか、友人を救いたいと奮闘するハルダー。


ハルダーの葛藤が描かれて、見ていると、なんとも重ぐるしい
時間が流れていきます。
内容が内容だけに仕方ないですが、たまに流れる音楽が癒して
くれますね。

妻との別れ、母との別離など、このあたりの葛藤をもっと見たかった
なあと思います。
このあたりは結構あっさりと流れてました。

あと、ラスト。

このラストからまた、物語は面白くなるのになあ。

でも、更なる悲劇、地獄がハルダーを待ち受けているんだろうと、
思うと、見るのはきついかな。

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ヴィゴ・モーテンセンの抑えた演技が良かったですね。
何とか、時代に流されないように懸命に生きる姿が
胸を打ちます。


自分がハルダーの立場なら、どうしたのか?

考えながら見る映画になるでしょうね。
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by fyamasan | 2012-02-10 02:04 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
ひまわり~変わらぬ、この愛、この切なさ
著作権の問題か何かで、「午前10時の映画祭」のラインナップから
外れました。

が、何とか、リマスター版で上映が決まりました。

映画館で見たのは、大学生の頃だったか?
働き出していたかな?

なんにしても、かなり昔です。

うろ覚えでしたが、冒頭、あのテーマ曲が流れ出すと、
もうそれだけで、涙ウルウルでした。


映画「ひまわり」

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あらすじ・

貧しいジョバンナとアントニオは海岸で出会い、すぐに恋に落ちて
挙式をあげる。そこへ第二次世界大戦が勃発。
アントニオは狂人を装い、徴兵から免れようとするも失敗。
戦争へと駆り出されてしまう。

終戦後、ジョバンナはアントニオを待ち続け、なんとか同じ部隊に
いたという男を見つける。男の話によると、アントニオは
ソ連の極寒の雪原で倒れたが、そこを誰かに助けられたという。
ジョバンナは愛するアントニオの生存を確認するため、
ソ連へと足を運ぶ。

ジョバンナはソ連に着き、アントニオの写真を見せて回っていると、
一軒の家を紹介される。その家を訪れると、幸せそうな妻子の姿があった。
真実を知り傷心したジョバンナは、そのままイタリアへの帰国を決める。
駅で汽車を待っていると、アントニオが現れる。
ジョバンナは何も言わずに汽車に飛び乗り、
涙を流し去って行く。

後日、アントニオは考えた末、もう一度ジョバンナに会うため
イタリアへと向かう。



確か、「風と共に去りぬ」が製作誕生から50周年で、リバイバル
公開したときに、宣伝文句が、

「時は流れ、人は去るとも、変わらぬのは、この愛」
というのが、ありました。

この宣伝文句、「ひまわり」にも当てはまりますね。

戦争という過酷な運命に翻弄された恋人たち。

もしも、あの時、何かの判断、選択が違っていれば、
また、状況は変わっていたかもしれない。

でも、考えても時が戻ることはない。

ただ、そこには、二人が愛し合ったという時間があった。

揺ぎ無いと信じていた愛も、いつしか、変わっていった。


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映画の中、何度となく流れるテーマ曲。

切なくて、切なくて、苦しくなります。


1970年の製作ですから、冷戦当時のソ連での撮影は
大変だったみたいですね。

有名な一面のひまわりのシーンは、スペインでの撮影との
こと。

ソ連(ロシア)のひまわりの下には、今でも戦争で亡くなった
人たちの亡骸があると考えると、感傷にひたるだけの映画でも
ないんですね。


そう考えると、見事な反戦映画でもあり、恋愛映画でもあるんですね。


ソフィア・ローレンの

嬉しさ、幸せいっぱいのパーマをかけた姿。

眉間にしわを寄せるような、苦痛にも似た、夫を待つ姿。

そして、新し人生をはじめようと、長い髪になった姿。


色々なソフィア・ローレンが楽しめるのも、この映画の
魅力のひとつでは?


映画館で、余韻に浸れる最上の映画の一本ではないでしょうかね?
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by fyamasan | 2012-01-25 02:05 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
クリスマスのその夜に~少しほろ苦いが、、、
クリスマスも終わり、いよいよ大晦日に近づいてきました。

クリスマスあたりからかなり寒くなってきましたね。

今年もクリスマス近くに、クリスマス関連の映画が公開されてます。

去年はアルノー・デプレシャン監督の「クリスマス・ストーリー」。

こちらはフランスを舞台にした、辛口な家族の物語でした。

今年の「クリスマスのその夜に」はどんな感じでしょうか?


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あらすじ・


クリスマス・イヴを迎えたノルウェーの小さな町。
妻に追い出されたパウルは、サンタに変装して我が子に会おうとする。
カリンは不倫相手のクリステンに妻とは別れないと告げられる。
トマスはクリスマスを祝わないイスラム教徒の娘から天体観測に
誘われる。
ホームレスのヨルダンは若い頃付き合っていたヨハンヌと再会する。
医者のクヌートは二度と故郷に戻れないと言うコソボ出身の
カップルの赤ちゃんを取り上げる。


ほろ苦いコーヒーを飲んだ後のような、少し切なくも
愛おしくなるクリスマス映画。

オムニバス形式で、色々なパターンの物語が描かれていきます。
ノルウェーというお国柄なのか、ヨーロッパ事情も垣間見れ、
ただのお気楽なクリスマス映画になっておらず、ちょっと大人向け
かなと、思いました。

離婚され、子どもたちの会うためにサンタになって家に戻って
きた、男の話もなんとも切ない話であったし、ホームレスの男性の
話も過去が分かると、グサッときましたね。

大人の話が結構シビアな(不倫物もあり)感じですが、子どもが主人公の
話は、なんともほっこり出来ますね。

クリスマスという特別な日の舞台のこの映画を、皆さんはどんな想いを持って、
見るでしょうかね?
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by fyamasan | 2011-12-27 01:18 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
スウィッチ~今年最高のサスペンスなり?
12月も早くも半分を終わり、2011年もあと少しになりましたね。
映画の方も、年末ギリギリに結構公開されます。

期待はしたおらず、時間が都合よかったので、見に行きましたが、
これが見事にいい意味で予想を裏切る展開でした。



これは今年最高のサスペンスかな?

映画「スウィッチ」

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あらすじ・

モントリオール在住の25才のソフィは、仕事運にも男運にも恵まれず、
一人きりのバケーションをどう過ごすかを考えていた矢先、
知人に薦められ期間限定のアパート交換サイト“switch.com”を見つける。
サイトで知り合った、パリ在住のベネディクトという女性の
アパートと交換し、憧れのパリへと旅に出るソフィ。
その夜、パリ7区にあるベネディクトのアパートで眠りにつくが、
翌朝、異国の優雅なバカンスは悪夢へと変貌する。
別の寝室で頭部のない男性の惨殺死体が発見され、ソフィは
殺人容疑者ベネディクトとして逮捕されたのだ。
警察に事情を説明するものの、凶器にはソフィの指紋が付着し、
ベネディクト名義のパスポートには彼女の写真が貼られていた。
このときソフィはすべてを悟った。見知らぬ殺人鬼にアパート
のみならず、身元まで“スウィッチ”されてしまったことを……



映画「ホリデイ」は同じアパートを交換する話でしたが、
なんともほっこりするラブコメディでした。

しかし、この「スウィッチ」はとんでもない事件に巻き込まれる
映画であります。

まあ、大体の予想は出来たのですが、最後までノンストップで、
「次、どうなるんや?」とドンドン引き込まれていきました。

特に逃げるシーンが「ジェイソン・ボーン」シリーズを彷彿させる
ような、ハンディカメラを使ったてぶれの映像ですが緊迫感があり、
迫力満点でした。

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オチにつながる展開へもなかなか凝っていますし、面白かった。
なんか、素直にサスペンスを楽しめました。

心地よい、ハラハラドキドキを味わいました。

僕的には文句なしに、今年最高のサスペンスかな?と思って
いますので、師走の忙しい時期ですが、お時間ある方は、ぜひとも、
映画館へ!


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by fyamasan | 2011-12-16 00:02 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
  

メジャー監督、デビューを目指して!
by fyamasan
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映画、格闘技(プロレス)
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音楽(ロック、ジャズ、
R&Bなど)

映画を通して世界と
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Osaka-cinema-
Communication
設立が、目標

そして、
「人々の心を開く映画を
作りたい」

座右の銘

「たかがピンチじゃないか!」


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