カテゴリ:ヨーロッパ映画( 86 )

ミケランジェロの暗号~歴史ミステリー、発見!

この映画も気になっていました。
「ヒトラーの贋札」の製作陣が作ったということで、
期待もしていました。

どんな歴史的な秘話があるのか?


映画「ミケランジェロの暗号」

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あらすじ・

1938年のオーストリア、ウィーン。
ユダヤ人のカウフマン一家が営む画廊に、かつての使用人の
息子ルディが訪ねてくる。
ルディを一家は息子同然に可愛がっており、息子ヴィクトルに
とっては兄弟同然の存在だった。
カウフマン一家は400年前、バチカンから盗まれたとされる
ミケランジェロの名画を所有していると噂されていた。
画廊主催のパーティーが終わった夜、ヴィクトルはルディから
その事を聞かれ、つい本当の事を話してしまう。


いや~、2時間ぐらいの尺で、コンパクトによくまとめましたね。
実に無駄が無い。
脚本、展開もうまいですね。

重みのある歴史的な秘話を見事にサスペンス&エンターテイメントに
しているのが、すごいです。

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ユダヤ人、ナチスの話となると、どうも重い内容を想像しがち
ですが、これはユーモアたっぷりで描いているのが、新鮮。

ユダヤ人であるヴィクトルは裕福な画廊の息子。
一方、そのヴィクトルの家の使用人の息子に過ぎないルディ。
(彼はユダヤ人ではなくアーリア人)

もし戦争が無ければ、この関係はずうっと続いていたかもしれない。

しかし、ナチスが政権をとり、その余波はオーストリアまで来てしまう。


誰もが持つであろう、上昇志向。
ルディもその意識からか、ついにナチスに入隊する。
そこに大きな手土産を持って。

財産を没収され、早くスイスに逃げようとするヴィクトル一家。
そのヴィクトル一家を監視する役目となるルディ。

立場が逆転する。

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そして、ヴィクトル一家が隠し持つ、一枚のミケランジェロが
書いたとされる絵が、ヴィクトル一家、ルディの運命を大きく
変えていく。


立場が逆転するのも、何度かあり、その度に見ているほうは
ハラハラドキドキとなるんですね。

何とか、うまく逃れてくれ~と、思いつつ、障害がその度に
出てきます。

本当にうまい展開でした。


本当にこの映画は見て欲しいですね。

こういうアプローチで、シリアスになりがちな映画も
見事なエンターテイメントに出来るのだという、良い見本です。


原題が「私の最良の敵」という意味になるのでしょうか?

ヴィクトルとルディの二人の関係は、友情、裏切り、敵、味方。
そのどれにも当てはまりますね。


映画館でごらんくださいね!
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by fyamasan | 2011-10-08 01:53 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)

未来を生きる君たちへ~熱いメッセージ

この映画も予告編を見た時から気になっていました。
少し前に見ましたが、ようやくのご紹介になります。

今は今週末の上映会のことでいっぱいいっぱいで、
バタバタしておりますが。


映画「未来を生きる君たちへ」

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あらすじ:
医師アントン(ミカエル・ペルスブラント)は、デンマークとアフリカの難民キャンプを行き来する
生活を送っていた。長男エリアス(マークス・リーゴード)は学校で執拗(しつよう)ないじめを
受けていたが、ある日彼のクラスに転校してきたクリスチャン(ヴィリアム・ユンク・ニールセン)に
助けられる。母親をガンで亡くしばかりのクリスチャンと、
エリアスは親交を深めていくが……。


英語のタイトルが「In a better world」
そして、デンマーク語でのタイトルが「HAEVNEN」

この「HAEVNEN」とは「復讐」を意味する言葉ということです。

「復讐」の先に「ベターな世界は無く」、あるがままな世界を受け入れ、赦すことで、
前を向いて生きていこう。
いや、生きていかざるを得ない現状を描いたのでは、と考えました。


素直に悪い奴にはきちんと仕返しをする、という子供の考え。
色々な事情から素直には悪いことに悪いと言えない大人の考え。

子供の視点にもうなづけるし、大人の心境もわかる。
ゆえに、登場人物たちがどのような行動をとるのかが、とても興味がありました。

「復讐の先には、なんの未来もない」と復讐をはやる子供たちを諭す父親のアントン。
ですが、アフリカの収容所で、病人として運ばれてきた、悪人であるリーダーを、
医師として接しなければならない現実。
周りのスタッフからは、「なんであんな男を」といわれるが、医師としての使命感だろうか?

しかし、アントンはその後、もっと過酷な選択を迫られるのである。

世界に漂う殺伐とした人間関係。
親子、夫婦間の問題。

世界のどこでもある日常的な問題を踏まえつつ、デンマークが抱える
デンマーク人とスウェーデン人の対立問題やアフリカ問題を2大トピックに
して、描いている。

映画的に、どうなのか?という批評もあるようですが、このようなテーマで
真摯に取り組む、この女性監督、この映画を僕は好きですね。

現状の世界に嫌気がさすも、より良い世界を信じて、いきていかざる人たちへ
少しでもエールになればと、考えます。
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by fyamasan | 2011-09-28 06:18 | ヨーロッパ映画 | Comments(2)

ペーパーバード 幸せは翼にのって~芸人から見たスペイン近代史

今までは、かなりスピードの遅い、デスクトップで
日記書いていましたが、ノートパソコンでネットがつなげる
ようになり、めちゃ早い。
ストレス無くなるなあ。

こちらも少し前に見ましたが、ラストは号泣しちゃいました。

この手の映画には弱いですね

映画「ペーパーバード 幸せは翼にのって」

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あらすじ・

喜劇役者のホルヘ(イマノール・アリアス)は、スペイン内戦中に爆撃で妻と息子を失い、その後こつ然と姿を消す。内戦が終結した1年後、マドリードの劇団にふらりと戻って来たホルヘを、相棒のエンリケ(ルイス・オマール)は温かく迎える。ある日、彼らは戦時中両親を失ったミゲル(ロジェール・プリンセプ)という少年と出会い……。


音楽といい、何か「ニューシネマ・パラダイス」を
思い出させる映画ですね。

中年となった喜劇役者と少年。
どちらも戦争で家族を失っている。

その痛みを背負いながらも、懸命に前へ明日へ生きていく。

トトとアルフレードを思い出す。


スペインは1936~39年に内戦が勃発。
その後は、フランコ独裁政権による政治が始まり混沌とした
時代になる。

この映画の視点は芸人から見た内戦や独裁政治のスペイン史。
権力にはテロではなく、「笑い」で批判していく姿勢は見ていて
とても心地よい。

政治風刺を描きながらも、芸人人生の面白さ、せつなさ、
親子の絆、夫婦愛など、まさに人生そのものを見せてくれる。

サスペンスタッチなハラハラドキドキ感もあるので、なんとも
贅沢な内容。

そして、ラストに、おお、グぐっときてしまいましたね。

自然と涙が流れてきてました。


あと、面白いのが、この少年を守っていく喜劇役者ですが、
両方とも男ですが、一人はゲイなんですね。
ゆえに、一人は父親役、もう一人は母親役と、まるで擬似家族のような
雰囲気もあるんです。
こんな視点も興味深いですね。

なかなか見ることが少ないスペイン映画ですが、機会があれば、
ぜひとも見てくださいね!

音楽がまた秀逸です。
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by fyamasan | 2011-09-23 06:02 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)

神々と男たち~問われる選択

実際に起こった事件の映画化。
少ない選択の中、彼らが選んだのは、どんな選択
だったのか?

淡々とした中での、命の重さと軽さが。

第63回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞


映画「神々と男たち」

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あらすじ:

1990年代、アルジェリアの人里離れた村にある修道院では、
カトリックの修道士たちが共同生活を送っていた。
戒律を厳格に守り信仰に身をささげる一方、地域の診療所としても
機能する修道院には、毎日地元の住民たちが訪ねてきていた。
修道士たちはイスラム教徒の地元民と良好な関係を築いていたが、
アルジェリア内戦による影響が出始め……。


これは1996年にアルジェリアで起きた武装イスラム集団によると
されるフランス人修道士の誘拐、殺害事件を映画化したもの。

淡々と修道士たちの日常を描く。
何年、いや何十年をもかけて、築いたであろう、イスラム教の
アルジェリア人たちとの交流を見ると、ほっとする。

おそらく10代であろう、地元の女の子がある修道士に
「恋したことある?」と質問し、それに答える修道士の
返事が、また意味深で良いんですね。

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しかし、武装集団が段々と近づいてくる。

修道院は診療所としても使っているので、この過激派の
武装集団も来るのである。

誰でのなんの隔てもなく、受け入れる。
その信条の元には、武装集団も受け入らざるを得ない。

外国人だけではなく、同じアルジェリア人たちをも
殺していく武装集団に、地元の人たちは反発し、
彼らを受け入れる修道院にも、嫌疑の目を向ける。

アルジェリア政府の要請通りに、軍隊に修道院を
守ってもらうのか?
この地を去り、安全な修道院へ移るのか?

修道士たちも選択を迫られる。

この地で、信仰、信条を全うするのか?
それとも、命の安全を求めるのか?


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ヒステリックに叫ぶこともなく、静かに、だが、強く
自分たちの考えを伝え合う、修道士たち。

そして、彼らが出した結論とは?


修道士のひとつ、ひとつの仕草や表情の変化に注目。
大きなアクションはないもの、信仰とは命とは?
深く重いテーマが突き刺さる。

「白鳥の湖」の曲のなんとも、効果的な使われよう。
心にずしりと響いてきます。
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by fyamasan | 2011-04-23 03:42 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)

トスカーナの贋作~男女の仲にも贋作あり?

公開最終週でようやく見てきました。

アッバス・キアロスタミ監督が初めてイラン国外で撮影したと
いうことで、どんな映像になっているのか、興味津々でした。


「良い仕事してますね~」の中島誠之助さんも贋作の

価値を認めていますが、映画はいかに?


映画「トスカーナの贋作」

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あらすじ・

イタリア、南トスカーナ地方の小さな村で講演を終えたばかりの
イギリスの作家(ウィリアム・シメル)が、ギャラリーを
経営しているフランス人女性(ジュリエット・ビノシュ)と出会う。
芸術に関して議論を交わした彼らは、カフェの女主人に夫婦かと
勘違いされたことをきっかけに、あたかも夫婦のコピーで
あるかのように振る舞い、あるときは仲良く、あるときは
言い争いつつ、車で村を巡り始める。


うーーん、なんとも不思議な感想を持ちました。
煙に巻かれたといいますか、キアロスタミの思惑に
惑わされたのか?

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話が面白いですし、セリフも意味深で、大笑いしないもの、
クスクスと笑ってしまいます。

でも、なにか腑に落ちない。

最初は贋作の話をしているのですが、それが段々と
恋愛の話になっていき、結局は何の話だったのか?と
思うわけですね。

なんとも評価のしにくい映画でした。

話は面白いので、最後まで見られました。
トスカーナの風景、結婚の聖地での贋の夫婦の話など
見るポイントはたくさんあります。

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次回はキアロスタミ監督はイランで撮る事が出来る
のでしょか?

それとも、また違った国で撮るのでしょうかね?
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by fyamasan | 2011-04-02 13:11 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)

ヤコブへの手紙~信仰とは?祈りとは?

予告編を見て気になりました。
遠くはフィンランドの映画。

信仰とは?
人を癒すこと、祈りとは?
色々と考えさせられました。

小さな作品とはいえ、このズシリとくる重さは
なんでしょうか?


映画「ヤコブへの手紙」

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あらすじ・

1970年代のフィンランドの片田舎で、レイラ(カリーナ・ハザード)は
模範囚として恩赦を受け、12年間暮らした刑務所から釈放される。
身寄りのない彼女は、不本意ながら、ある牧師の家に住み込みで
働くことに。
盲目の牧師ヤコブ(ヘイッキ・ノウシアイネン)はレイラに、
毎日届く手紙を読み、返事を書くことを頼む。
自転車に乗った郵便配達人(ユッカ・ケイノネン)が届ける手紙には、
些細なことから誰にも打ち明けられないことまで、
様々な悩みが書かれていた。
ヤコブは、その1つ1つに丁寧に返事をする。
ヤコブは相談者の心のよりどころがなくならないように、別の土地に
用意された立派な家に引っ越すこともなく、
雨漏りのする家に住み続けていた


盲目の牧師。
元囚人。
そして、郵便配達人。

この3人を軸に物語りは展開していきます。
大きなドラマも起きない。

淡々とした中で、3人の心情が見事に描かれていきます。

キーワードは手紙。

ヤコブにとっては、人の悩みにのり、人助けになっている。
しかし、この手紙こそが、ヤコブにとって、誰かの役に
立っているという、生きる証しでありました。

レイラにとっては、わずらわしいもの。
清貧に生きていくヤコブの生き方には、うさんくささと
受け入れなさを持っていますが、一つの手紙が、レイラの
荒んだ心を満たしてくれます。

郵便配達人にとっては、ヤコブへ届けるだけの手紙。
自分にとっては意味がないと思っていましたが、、、。


上映時間も75分と短い。
恐らく地味なドラマではあります。

フィンランドの田舎で繰り広げられる人間模様。

自分は誰かの役になっているのだろうか?
信仰とは、誰かの為に祈るというのは、どういうことなのか?

そして、ひとつの手紙に隠された恩赦への真実。
レイラにひとつの希望が生まれるラストに、涙がこぼれて
きました。

ミニシアターでひっそりと公開が終わる映画ですが、
秀作です。

ぜひとも、お見逃し無く!
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by fyamasan | 2011-02-19 07:14 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)

しあわせの雨傘~ドヌーブが超チャーミング

映画「バーレスク」でシェールの魅力を堪能しましたが、
ハリウッドがシェールなら、おフランスはカトリーヌ・ドヌーブ
でしょうか?

近年、彼女の主演、出演作が日本でどんどん公開されていますよね。

去年は僕が見たのは「隠された日記」「クリスマス・ストーリー」が
ありましたし、最近はフランソワ・オゾンの映画には無くてはならない
存在となっております。

そして、そのオゾンと組んだ新作がこちら、


映画「しあわせの雨傘」

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あらすじ:
スザンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は毎朝のジョギングが
日課の幸せなブルジョワ妻だったが、ある日、雨傘工場を
運営する夫ロバート(ファブリス・ルキーニ)が心臓発作で倒れ、
雨傘工場を切り盛りすることに。
亭主関白の夫の下で押し黙る日々を送っていた彼女だったが、
子ども、昔の恋人、工場の従業員たちの協力を得て予想外の本能が
目覚めていく。


笑いあり、ホロリと涙がにじんだり、何とも人情物の濃い、
フランス映画でした。

外見上は何一つ不自由のない、幸せな生活を送っているように
思われた社長夫人であるスザンヌ。

しかし、周りからはお飾りな妻であり、「飾りつぼ」と言われていた。

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そんな自分を自嘲もこめて、
「私は幸せだと、信じていた、信じ込んでいた」
そう思うことで、必死に心の平静を装っていた。

それが、夫が倒れ、昔の恋人(愛人)?との告白などから、
本当の幸せとは、与えられるものではなく、自分から掴みとる
ものなんだと気づいていく。
その奮闘していく姿が、またコミカルに描かれており、
なんとも可愛らしいドヌーブが魅力的です。

赤いジャージでジョギングして、詩を読む。
ディスコで踊ったり歌ったりと、かなりチャーミングな
ドヌーブであります。

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逆に昔の愛人だったモリスを演じた ジェラール・ドパルデュー。
ちょっと、中年太り気味というか、太り過ぎでしょう!
もう少し、スリムになってよね!



カトリーヌ・ドヌーブ、次回作はまた違ったキャラクターを
見せてくれるのでしょうか?

楽しみですね
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by fyamasan | 2011-01-31 04:23 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)

隠された日記 母たち、娘たち~女3世代の、、、。

ほぼ放置状態にしてしまいました。
すいません。

更新を頑張りたいと思います。


さて、この映画のような話はよくあります。
祖母、母、娘。
女、3世代の話であります。

しかし、この映画、母がカトリーヌ・ドヌーブですから、
そんじょそこいらの映画じゃありませんね。

これから公開予定のフランソワ・オゾンの「しあわせの雨傘」、
アルノー・デプレシャンの「クリスマス・ストーリー」と
出演作が次々と日本で公開されています、カトリーヌ・ドヌーブ。
再び、旬な熱い女優の映画。

おフランスの映画「隠された日記 母たち、娘たち」


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あらすじ・

フランスの田舎の町に帰省したオドレイ。
優しく迎えてくれる父とは対照的に、母マルティーヌとはぎごちない
関係しか築けない。カナダで働くオドレイは、仕事は
充実しているものの、友人以上恋人未満のトムの子どもを
妊娠していた。しかし、そのことを両親に打ち明けられない。
ある日オドレイは、今は誰も住んでいない祖父の家で、
隠されていた古い日記を偶然見つける。
それは50年前に突然姿を消した祖母ルイーズのものだった…。



同姓だから分かることがあるように、同姓だから
分かり合えないこともあると思います。
オドレイも母・マルティーヌとは、同姓ゆえか、なぜか
ギクシャクした関係になっている。

妊娠していることも母に告げられず、自分の進退をどうすべきか、
考えるために、仕事先のカナダから故郷のフランスへ戻ってきた。

そして、母との折り合いの悪さから、祖父が住んでいた家で、
寝泊りすることになる。
一度も見たことの無い、家を出た祖母も住んでいた家。
マルティーヌにとっては一種のトラウマのようになっている
祖母の家で、オドレイは祖母の日記を偶然に見つけてしまう。

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今まで聞いていたイメージとは違う祖母の姿。
自分を、女性てして、妻として、苦悩する祖母の姿に
オドレイは大きな衝撃を受ける。
そして、マルティーヌもその日記を読み、、、。


おお、これ以上は書きますまい。

その日記には何が書いてあったのか?
なかなか、衝撃の事実であります。
思わぬ展開へと進みます。

キャリアウーマンとして、順調には仕事を進めている
オドレイですが、祖母の頃には女性が仕事を持つことなど、
なかなか厳しかった。

自分が苦労した分、娘には「この子には自由に生きさせてあげたい」
その思いが、祖母からも母からも感じ取れます。

男性よりも女性必見ですね。
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by fyamasan | 2010-11-29 04:14 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)

グランブルー完全版~デジタル・レストア・バージョン-

いよいよ9月になりました。
8月はあまり映画も見れませんでしたので、9月は
ガンガンと映画を見ていこうと思います。

この暑い時期に見るのがぴったりな感じでしょうか?
なかなか映画館で見れないので、久しぶりに心斎橋まで
見に行きました。


映画「グランブルー完全版」


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あらすじ:
ジャック(ジャン=マルク・バール)とエンゾ(ジャン・レノ)は、
ギリシャの島で幼なじみとして育つ。
やがて二人は成長し、コート・ダジュールで20年ぶりに再会した際、
エンゾはイタリアのシチリアで開催されるフリーダイビング大会に
参加するようジャックに伝える。同じころ、アンデスで
偶然ジャックと出会ったジョアンナ(ロザンナ・アークエット)も、
出張を口実にニューヨークからシチリアにやって来る。



いや~~~、もう20年近く前の劇場公開だから、
ジャン・レノが若い、若い
日本での初公開時は僕がまだ中学生の時でしたからね。
でも、日本での興行成績は振るわず、大阪では梅田スカラ座で
公開も1週間で「敦煌」に代わりました

前売り特典がポスターでした。
今でも僕の部屋に張っています。
今では貴重なポスターになるのかな?

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久しぶりに会えた、ジャックとエンゾ。
そして、地中海などの綺麗な素晴らしく青が広がる海の景色。
エリック・セラの音楽が時間を気にせずにいつまでも見ていたいと
思わせてくれますね。

どんなに大人に成長しても、海にもぐる時は、子供の顔なんですよね。
本当に海が好きでもぐるのが、海と一緒にいるのが、好きなんですね。

特にジャックはさらにイルカも好きで、結局彼は、人間より海や
イルカを選んでしまうんですが。


ジョアンナの一途なジャックへの愛が何とも切ない。
惚れてはいけない男に惚れてしまう。
分かっているけど、心はそちらへ傾いてしまう。

ワーグナーを聞きながら、70歳近くになっても潜水の練習を
しているジャックのおじいさんも可愛いし、エンゾがママには
頭が上がらない設定もいいですよね。

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また、エンゾはジャイアンみたいな性格ですが、プールや
浜辺でピアノを弾いたりと、ロマンチックな面も
見せてくれますね。



自分が愛したものへすべてをかける男の生き様に
ググッと引き込まれていきます。

言葉は要らないのかなあ?

ただ、映像を見てくださいという感じでしょうか?


ジャックと遊ぶイルカの嬉しそうな姿も印象的でした。
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by fyamasan | 2010-09-04 02:10 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)

あの夏の子供たち~父との最後の、あの夏を

予告編見た時から、なんか泣きそうだなあと思ってました。
でも、予想とは違う展開に戸惑いました。

実話から生まれた映画であります。


映画「あの夏の子供たち」

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あらすじ:
映画プロデューサーとして精力的に働き、家に帰れば妻と3人の
娘たちをこよなく愛する父グレゴワール・カンヴェル
(ルイ=ド・ドゥ・ランクサン)。
魅力にあふれ周囲の信頼も厚い彼だったが、不況の波が押し寄せ
資金繰りが悪化していく中、自ら命を絶ってしまう。
突然の死にぼう然とする母娘に残されたのは、多額の借金と
未完成の映画だった……。


戸惑ったのは、最初の数分で父親が亡くなり、その後の
家族の話が描かれるのだろうと、考えていたら、ほぼ、
映画の半分は父親の日常を描いていることでした。

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ダンディな父親。
仕事は愛する映画のプロデューサーをして、家に帰れば
妻と三人の娘の父親。
週末には家族で郊外へ出かけ、リフレッシュする。

絵に描いたような素晴らしき男であり、家族であります。

しかし、実際、会社の経営は火の車で、破綻寸前。
新作映画も、なかなか順調に進んでいない。
頼みの銀行にも、交渉は決裂。

そして、男が選んだのは、自殺だった。

本当に淡々と描いているので、そんなに追い込まれていない
男がなぜ、自殺?と思ってしまう。

シナリオを勉強している僕にとっても、主人公の葛藤は
ドラマの醍醐味で、いかに観客を共感させるかに、あります。

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この映画では、それをあえて、していないのでしょう。
淡々と、淡々と描くことにより、より日常がリアルになる。
取り残された家族の姿を描くことで、父親の存在の大きさが
クローズアップされるという、なにやら、逆転現象のような
ものが起こります。

こういう書き方、展開の仕方があるんだなあと、ひとつ
勉強になりました。

何事にも代えがたい者を失った喪失感を、
本当に淡々と、映像は綺麗に、リアルに描くことで、
深く描写するよりも、ストレートに伝わってきた映画で
ありました。

映画製作者、プロダクションの仕事ぶりがうかがえるのも
なかなか興味深いものです。

父親が亡くなった後、家族で仕事場に行き、父が座っていた
イスに腰掛ける、妻と娘たちの姿に、ググッと、涙が
こみ上げてきました。


最後に、この映画のタイトルにもある、子供たちですが、
これは二通りの意味があり、ひとつは文字通り、彼の
娘たち=子供たち。
そして、もうひとつは彼が製作した、これまでの映画、
それが彼にとっての子供たちでもあるのですね。
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by fyamasan | 2010-06-19 01:36 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)


メジャー監督、デビューを目指して!


by fyamasan

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やまさんとは?

映画、格闘技(プロレス)
阪神タイガース
音楽(ロック、ジャズ、
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映画を通して世界と
コミュニケーション
出来る会社

Osaka-cinema-
Communication
設立が、目標

そして、
「人々の心を開く映画を
作りたい」

座右の銘

「たかがピンチじゃないか!」


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