カテゴリ:読書( 38 )
陽だまりの彼女~素敵じゃないか
書店に積まれていて、帯には

「女子が男子に読んでほしい恋愛小説NO.1」と書いてありました。

何かありそうだなあと感じて、手に取りました。

いやはや、やられましたね。

この展開は、反則。
だけど、切なくて甘い恋愛小説は大好きなんで、
思わず、ホロッとしました。


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「陽だまりの彼女」  越谷 オサム (著)


あらすじ・


幼馴染みと十年ぶりに再会した俺。
かつて「学年有数のバカ」と呼ばれ冴えないイジメられっ子だった彼女は、
モテ系の出来る女へと驚異の大変身を遂げていた。
でも彼女、俺には計り知れない過去を抱えているようで―
その秘密を知ったとき、恋は前代未聞のハッピーエンドへと走りはじめる!


こんな展開になればいいなあと、うらやましくも主人公を応援しながら
読み進めました。

ネットでもかかれてましたが、ベタ甘な恋愛小説です。
でも、何か違う。

それが読み進めていくうちに、段々と、胸が締め付けられるような、
せつなさが。

彼女の過去、秘密がだんだんと分かってくると、ラスト近くは
じわ~と涙が出てきました。


ここからちょいっとネタばれ

===========================


彼女の様子が変で、なにかありそうな雰囲気。
朝刊を取ってくると、玄関を出て行く彼女。
「じゃあ、ね」と声をかけて。

あ、これはもう帰ってこないなあ。
行ってしまっては駄目だ~、主人公、早く気づけ~と
思いながらも、涙がこぼれてしまいました。

ちょうど、祖母の様態が悪くなってきていると、
父から連絡を受けていたので、祖母と彼女がだぶり、
「ああ、行かないでくれ~」と願いながら読んでました。



その後は、彼女の過去と秘密が明らかになり、そうだったのかあと


===============================

だまされたと思って、読んで欲しいですね。
伏線がいろいろと張り巡らされているので、2回読みもありですね。

男性目線で、都合が良すぎとの声もありますが、女性はどう感じる
のでしょうか?
気になります。

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ラストはハッピーエンドなのだろうか?
これも聞いてみたいですね。

ただ、読み終わった後は、皆、この曲が聞きたくなるはず


ビーチ・ボーイズ

「Wouldnt it be nice ~素敵じゃないか」
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by fyamasan | 2012-03-05 07:26 | 読書 | Comments(0)
秋月記~静かに心に染み入る
歴史小説です。

以前も安住洋子さんをご紹介しましたが、読み終わり、ぜひとも
読んでもらいたいと思い、レビューを書きます。


直木賞受賞作家として、今、本屋さんで、著書が積まれていると
思います。

僕はまだこの本しか読んでいませんが、ほかの作品も早く読んで
いきたいと思います。

早速、「乾山晩愁」を買っちゃいました。
読むのが楽しみです。


「秋月記」 葉室 麟(著)


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あらすじ・

筑前の小藩・秋月藩で、専横を極める家老・宮崎織部への不満が高まっていた。
間小四郎は、志を同じくする仲間の藩士たちとともに糾弾に立ち上がり、本藩・福岡藩の
援助を得てその排除に成功する。藩政の刷新に情熱を傾けようとする小四郎だったが、
家老失脚の背後には福岡藩の策謀があり、いつしか仲間との絆も揺らぎ始めて、
小四郎はひとり、捨て石となる決意を固めるが


縄田一男さんが、

「感動と静謐に満ちた傑作」と絶賛されたいたので、かなり期待して読んでいきました。

九州は筑前の小藩・秋月藩のお家騒動を描く歴史小説。
事実を元に、話を膨らませて、壮大な男・武士の生き様を、または女性の生き様をも
描いています。

藩を良くしたい、秋月藩で生きている人たちの幸せを誰よりも願う、主人公の
間小四郎ではあるが、その願いを叶えるために、一歩、また一歩と出世をする度に、
別の思惑があると思われてしまう。


セリフである、


「政事はどのように行っても、すべての者によいということはないようです」

それでも、自身の信念に基づいて、小四郎は行動を貫こうとする。
それが友を失い、自身の身を危険にさらすとしても。


潔い。

しかし、きちんと策略というより、対処法や緻密な計画も考えている、
清濁を併せ呑む人物でもあります。

このあたりが一筋縄ではない、時代小説におけるステレオタイプの主人公ではない。
そこがまた魅力でもありますが。


刀と刀、白刀の一進一退の攻防の描き方は、力強いアクションを与えてくれますし、
武士同士の陰謀、策略がうごめく世界の描き方も見事でした。

縄田一男さんが、藤沢周平の後は、この作家だと太鼓判を押すだけのことは
ありますね。


ぜひとも、読むべしな時代小説ですよ!
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by fyamasan | 2012-02-22 00:24 | 読書 | Comments(0)
天才 勝新太郎~求めすぎた理想の果てに
昨年は読書は20数冊で終わりましたが、今年は何とか倍の
40冊近くは読みたいですね。


この本の存在は知っていたので、もっと早く読みたかったの
ですが、ようやくでした。


年末年始にかけて読んでました。

勝新に対する印象がめちゃめちゃ変わりましたね。


「天才 勝新太郎」 春日太一(著)

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勝新太郎といえば、豪快で、色々な伝説があり、イメージが先行して
しまっている感じがしていました。

映画で言えば、「座頭市=勝新太郎」であり、それ以外は何があるのか?
と、僕も思っていました。

が、本書を読むと、いやいや勝ほど映画を、役者を愛してた人は
いないのではないか?と思える程でした。

豪快なイメージとは程遠い、繊細なその感受性。
そして、自分がこだわったことなら、例え、世間では巨匠と呼ばれる監督とも
一歩も譲らない、この一本気な性格。


僕が一番驚いたのが、勝が市川雷蔵への憧れとライバル心をあわせ持った
感情をずうっと持っていたことでした。

長谷川一夫を真似て、でも、真似られず、自分のスタイルを探して
いた時代、市川雷蔵はすでに独自のスタイルを確立していました。

雷蔵に追いつけ、追い越せと、ばかりに勝新太郎は、もがき苦しみながらも
前へ前へと進みます。

やがて、立場は逆転するほど、勝は一気にスターへの階段を上りますが、
それでも、雷蔵には勝てないという気持ちが残っていました。

雷蔵は映画デビューから、巨匠と呼ばれる監督たちと仕事をしてきました。
勝が巨匠監督たちと仕事をするのにも、やはり雷蔵へのライバル心が
ありました。


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しかし、己の気持ちにうそがつけない勝は、たとえ巨匠でも自分が
気に入らない演出には首を縦に出来なかった。

ゆえに、巨匠監督との勝の仕事はうまくいっておらず、映画としても
評価が低いものがあります。

最後の望みとして、黒澤明に託すも、お互いの映画への価値観が違うためか、
やがて決裂してしまう。

まあ、僕が市川雷蔵が好きなんで、雷蔵のことばかり書きましたが、
これ以外にも、演出家・監督・勝新太郎の才能のすごさやシナリオに
頼ることなく、自分の直感を信じての即興の演出術など、すごい話ばかりで、
ページをめくるのが楽しくて仕方ない感じでした。

更なる理想を求め続けたゆえに、次第にその理想についていけない
人たちは離れていく。

それでも自分の理想の演技、演出、映画を求めて、勝は前へ前へと
進んでいった。


男の美学、役者の美学、映画屋の美学を、ここに見たような気がしました。


勝新映画をもっと見たくなりました。
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by fyamasan | 2012-01-10 02:19 | 読書 | Comments(0)
算法少女~江戸時代のお話ですよ
不思議な本と出会いました。


紀伊国屋で本を見ていたら、偶然発見しました。

なんか面白そうやな


タイトルが「算法少女」


帯には「江戸時代にも算数好きの女の子がいた!」

これは読まずにはいられないと、早速購入しましたs。

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「算法少女」 遠藤寛子(著)


あらすじ・


父・千葉桃三から算法の手ほどきを受けていた町娘あきは、
ある日、観音さまに奉納された算額に誤りを見つけ声をあげた…。
その出来事を聞き及んだ久留米藩主・有馬侯は、あきを姫君の
算法指南役にしようとするが、騒動がもちあがる。
上方算法に対抗心を燃やす関流の実力者・藤田貞資が、あきと同じ年頃の、関流を学ぶ娘と競わせることを画策。はたしてその結果は…。安永4(1775)年に刊行された和算書『算法少女』の成立をめぐる史実をていねいに拾いながら、豊かに色づけた少年少女むけ歴史小説の名作。


面白いですなあ。
算法にも上方算法とか、色々な流派があったことに驚きですね。

算数といえば、関孝和が有名でしたが、江戸時代の算法の実態や
江戸時代の人々の暮らしに、算法がどのようにかかわっていたのかを、
実に見事に小説として描かれいてますね。

江戸時代に同じ名前の本が出版されていたのにも、びっくりです。


中学、高校と数学は苦手な僕でしたが、塾では結構、数学を教えて
いるのが、なんとも不思議なことですが、色々と調べたり、答えの導き方が
分かると、数学って面白いなあと感じています。


これを学生時代に気づいていればなあと、ちょいっと後悔ですが。

「算法少女」はこれからの展開が期待できるだけに、ここで
終わってしまうのが、もったいないです。

算法を軸にミステリー仕立てにも出来そうなんで、続きを読みたい
ですね。


もう30年近く前の書物の復刻版なんで、続編は期待出来ませんが、
一度手にとって読んでもらいたいですね。

特に小学生の子どもさんにはおススメしたいなあ。
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by fyamasan | 2011-12-14 00:14 | 読書 | Comments(0)
しずり雪~江戸の人情に癒される
去年の暮れにも紹介しました、安住洋子さんの著作。
もうずいぶん、春らしく暖かくなりましたが、本当にこころ温まります。

今回も珠玉の4篇を収録。


「しずり雪」 安住洋子(著)

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老中・水野忠邦の改革が始まり、苛烈な奢侈取り締まりで
江戸庶民たちの心も暮らしも冷え切っていた。
幼なじみの小夜と所帯を持ったばかりの蒔絵職人・孝太も、
すっかり仕事が途絶え、苦しんでいる。そこへしばらく連絡もなかった
幼い頃の友達が、ご禁制の仕事を持ち込んできた―。
切ないほどの愛、友情、そして人情。
長塚節文学賞短編小説部門大賞を受賞した表題作『しずり雪』ほか、
三編を収録

今回も解説が縄田一男さん。
女藤沢周平と評されるように、本当に文体が格調高いです。
僕は本を読みながら、「この文章表現良いなあ」と思うところは、
少し折り目をつけているのですが、「しずり雪」はかなり折り目を
つけてしまいました。

池上冬樹さんの書かれた
「行間から人生の哀愁がこぼれ、読者はしばしば目頭を拭うことになる」

僕もこの感想通りだと思います。

この本を読みながら、何度、目頭が熱くなり、「ううっ」と
きたことか。

すすっと江戸時代へと進んでおりました。



素晴らしい映画を見たときも至福な時間ですが、
素晴らしい文章に出会うのも、また至福ですね。

あと、「夜半の綺羅星」と「いさご波」が出版されているので、
こちらも早く読みたいですね。


本当にオススメなんで、書店や図書館にあれば、ぜひとも
一度手にとっていただきたいですね。
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by fyamasan | 2011-05-04 12:39 | 読書 | Comments(2)
時代小説、万歳!~人情ものに癒される
かなり久しぶりになりますが、本の紹介となります。
最近は、ちょいっと時代小説にはまっています。
これは去年に高田郁さんの「八朔の雪~みをつくし料理帖~」を
読んで、えらく感動したからですが。

それからちょこちょこと読んでいますので、今回は3冊ご紹介したいと
思います。


まずは高田郁さんの「八朔の雪」から

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あらすじ・

神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を
だす「つる家」。
店を任され、調理場で腕を振るう澪は、故郷の大坂で
少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。
大坂と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と
負けん気で、日々研鑽を重ねる澪。
しかし、そんなある日、彼女の腕を妬み、名料理屋
「登竜楼」が非道な妨害をしかけてきたが、、、。


朝日新聞で取り上げられていたので、気になって読んでみました。

予想以上に素晴らしかった。

舞台は江戸。
しかし、主人公は大坂からやってきた、女性料理人の澪。
上方と江戸の料理の違いも、ものすごく興味深いですし、
人の暮らしぶりの違いも見えて、なるほど、うなづくこと
多かったです。

でも、時代小説で、良いのは人情話ですよね。
この人情話がまた泣かせてくれます。

天涯孤独の少女であった澪を助けたのが、上方では名の知れた
料理屋「天満一兆庵」の女将の芳。
この芳がまた気風のいい女性で、澪の天性の味覚を見抜き、
女性ながら、厨房で働かせます。
しかし、一兆庵は火事にあい、再起をこめて、江戸に出店しますが、
若旦那の放蕩で店は傾き、その若旦那も消えて、失意のうちに店を
たたみ、もう一度、暖簾をあげようと、澪と芳は奮闘します。

この芳と澪のやり取りが本当に親子以上で、ググッときますね。

「つる家」の主人の種市もお人よしで、義理人情に厚い男。
澪と芳が住む長屋の住人たち、人徳のある、医者の源斎、
謎の侍、小松原など、本当に周りには澪を暖かくも、時には
厳しく見守る人たちが、澪の成長を助けています。

さらにサスペンスとまではいきませんが、憎らしいような
伏線もありますので、段々とその中身が分かると、思わず
じ~~と来ます。
特に澪と幼友達の野江ちゃんの話が、グぐっと、じーんと
きましたね。

恐らく、NHKあたりでTVドラマ化されるんじゃないかと
思っていますが、澪は下がり眉なんで、どの女優さんが
演じるんだろうな?と、今から楽しみにしています。


続いては、高田郁さんが若々しい描写なら、こちらはベテランといいますか、
貫禄のある、見事な描写にうなりました。

 「日無坂」 安住洋子(著)

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あらすじ・

老舗の薬種問屋・鳳仙堂の倅、伊佐次は素行の悪さから、
父・利兵衛に勘当され、今は浅草寺裏の賭場を仕切っている。
互いに別の道を歩む父子であったが、ある日突然、
父の死の知らせが届く。
伊佐次は前日に、偶然すれ違ったことを思い出し、目を背けてきた
己の人生を見つめなおそうと決意する。

本屋でちょっと手に取ると、
帯に「縄田一男氏、激賞」とある。

そして、

「本書は安住さんが満を持して放った宝石のごとき一巻である」と、
もう大絶賛。

これはもう買うしかないだろうと、早速購入。


いや~、やられましたね。
美味しいご馳走を食べたような、幸福感を味わいました。
切なくも愛しさ、哀歓混じる、良い時代小説でした。


高田郁さんの小説にも、じーんときました。
が、やはり若さを読んでいて感じました。
それはそれで、何も問題はないのですが、安住さんの
文章はもう完成された文で、申し分も無く、格調高く、大人を
感じさせてくれました。

縄田さんも解説で書かれていましたが、


「春先とは思えない冷気が、土間の底に澱のように沈んでいた」

「下ってきた坂道を引き返そうとした。土手をたどる頃には、
闇が降りるだろう」

「篠つく雨が降っていた」

登場人物の心象風景と重なり、なんとも深い言葉に
思わず、ドーンと胸を打たれる。

無駄な贅肉がない、見事な体のようで、いつかはこんな
文章を書いてみたいものだと、厚かましくもお手本に
させてもらいたいですね。

時代小説ファンなら、見逃すと絶対に損をする、 作品です。


最後はこちら

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「お鳥見女房」諸田 玲子(著)


あらすじ・

将軍の鷹狩りの下準備をするお鳥見役には、幕府の密偵という
裏の役割があった。江戸郊外、雑司ケ谷の組屋敷に暮らす矢島家は、
当主が任務のため旅立ち、留守宅を女房・珠世が切り盛りしている。
そんな屋敷に、ある日、子だくさんの浪人者が押しかけて来て…
さまざまな難題を持ち前の明るさと機転で解決していく珠世。
その笑顔と大家族の情愛に心安らぐ、人気シリーズ第一作。


いや~、珠世さんが良いですね。
このような女性を嫁さんにしたいですね、ハイ

今の東京でいうところのちょっと都心から離れた場所でしょうか?
雑司ケ谷を舞台に繰り広げられる、人情ドラマです。
派手なシーンもありませんし、ごくありふれた平凡な日常が
描かれています。

でも、そこがまた良いですね。
大変なことが起きつつも前向きに考え、笑顔を絶やさない
珠世さんがすごく魅力的ですね。

鷹狩りの下準備をするお鳥見役には、幕府の密偵という
裏家業があったんですね。
シリーズものなので、これがどう展開していくのか、
楽しみです。

ほろりとさせられ、うっすらと心地よい涙が出てきました。

今度、東京行ったら、舞台となった雑司ケ谷付近を散策
しようかな。


以上の3冊ですが、興味が沸きましたら、ぜひとも手にとっていただきたい
ですね。
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by fyamasan | 2011-04-03 05:34 | 読書 | Comments(0)
一瞬の風になれ~リレーがあつい
ひさしぶりに本の紹介です。


単行本が出て、話題となり、早く読みたかった本。
待望の文庫本が出て、3冊一気に買いました。

熱い、熱い感動を貰いました。

吉川英治文学新人賞、本屋大賞ダブル受賞。


佐藤多佳子「一瞬の風になれ」


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春野台高校陸上部、1年、神谷新二。スポーツ・テストで
感じたあの疾走感……ただ、走りたい。天才的なスプリンター、
幼なじみの連と入ったこの部活。
すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。
「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。
青春陸上小説、第一部。

オフ・シーズン。強豪校・鷲谷との合宿が始まる。
この合宿が終われば、二年生になる。
新入生も入ってくる。そして、新しいチームで、新しい
ヨンケイを走る!
「努力の分だけ結果が出るわけじゃない。
だけど何もしなかったらまったく結果は出ない」。
まずは南関東へ―。新二との連の第二シーズンが始まる。

いよいよ始まる。
最後の学年、最後の戦いが。100m、県2位の連と4位の俺。
「問題児」でもある新人生も加わった。
部長として短距離走者として、春高初の400mリレーでの
インターハイ出場を目指す。
「1本、1本、走るだけだ。全力で」。
最高の走りで、最高のバトンをしよう―。
白熱の完結編。



途中で(電車でよく読んでましたが)、こみ上げるものが
あって、涙が出そうで、すごく恥ずかしい思いをしながら
読んでいました。

R35世代を泣かせる傑作青春陸上小説。
高校生、中学生なら、リアルタイムなんで、感動も倍増
するのでは?

僕は割りと足が速かったんですが、陸上部には入りません
でした。
陸上というと、個人種目でチームプレーではないような
気がしていましたが、いやいや、陸上って、ものすごく
チームのために、頑張れる競技なんですね。

同じチームの違う種目の選手を応援するのもチーム愛の
ひとつだし、この小説のテーマであり、リレー競技も
ものすごくチームプレーですよね。

不器用で熱い男の新二の目線で物語りは進んで行きますが、
この新二の不器用さ、たまらなく愛おしくなります。
天才スプリンター、連の成長もあるし、仲間意識の高まりが、
本当、胸が熱くなりました。

高校生になって、同じように、トラックを走っているような
状態になりました(本当に影響を受けやすい奴でして


「ああ~、走りて~」と心の底から思えてくる。

久しぶりに鳥肌が立ちました。

ああ、良い小説ありがとうございました



これも映画化になりそうな気が。

出来るなら、監督したいっす!
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by fyamasan | 2009-10-13 01:42 | 読書 | Comments(4)
「リピート」 乾くるみ
映画ほど気軽に数は増えないですが、
今年はどんどん読んでいきたいと思います。

書店に行き、最新刊は何があり、シリーズものは
何巻が出ているのか、色々と探す時間が楽しいです。

某書店でコーナーがあり、ちょっと目を向けると、

「話題騒然!
あの「イニシェーションラブ」より驚けます」

乾くるみの「イニシェーションラブ」って知らないしな。
とりあえず、本の解説を読む。

「もし、現在の記憶を持ったまま10ヶ月前の自分に
戻れるとしたら?
この夢のような「リピート」に誘われ、疑いつつも人生の
やり直しに臨んだ10人の男女。
ところが、彼らは一人、また一人と不審な死を遂げて、、、。

あの「イニシェーションラブ」の鬼才が、「リプレイ」
+ 「そして誰もいなくなった」に挑んだ仰天の傑作」
とありました。

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おお~~、めちゃめちゃ面白そうやん!
笑顔でホクホクとレジまで。
そして時間があれば読み進めていきました。

感想は一言でいうと、めちゃめちゃ面白かったです

タイムトラベルものは僕は好きですが、いやーー、
よく出来ています。
たった10ヶ月なんですが、これがまた長く感じるんですよ。
「いざとなったら人間なんて」、の嫌な面が描かれているし、
かなりリアルに感じました。

意外な展開が待ち受ける。
衝撃的な結末も見逃がせないぞ!

ぜひとも、連続ドラマ化して欲しいものです。
主人公の毛利くんは、山田孝之に決定かな、僕的には。

映画的には、「バタフライ・エフェクト」と
「アイデンティティー」を足して2で割った感じですが、
如何でしょうか?

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そして、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」をも
読み終えました。

正直、大体のストーリー展開は知っていましたが、最後のオチ、
犯人など知らなかったので、どんなもんやろ?と
楽しく読みました。

「へえ~~、こんな内容だったのか?」
何人か死んだ後、残った人たちは気づくわけですよね。
こんな誰もいない孤島で、他に犯人はいない。
残った人間の中に犯人がいるんだと。
それからの疑心暗鬼な人々の描き方も凄いし、
ラストの犯人の告白も衝撃でした。

解説文を書いていた、赤川次郎の
「そして、誰もいなくなった」が、一番好きな作品であり、
永遠の目標である、その言葉も印象に残りました。
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by fyamasan | 2008-03-15 04:41 | 読書 | Comments(0)
大仏破壊~ビン・ラディン、9・11へのプレリュード
これも以前から読みたかった本で、
ようやく文庫化になりました。

もう6年も前で、しかも9・11があったため、
かなりの人が忘れている感じがします。

2001年、9・11の半年前、アフガニスタンの
バーミヤンで巨大な大仏像が二体破壊されました。

世界中が壊すなと、アフガニスタンに圧力を
かけたりしましたが、無残にも破壊。
あの時、アフガニスタン、タリバン、アルカイダ、
ビン・ラディンはなにをしていたのか?

「大仏破壊~ビン・ラディン、9・11へのプレリュード」
高木 徹(著)


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2001年の大仏破壊前のアフガニスタン。
ソ連軍撤退のあと、軍閥が争いを行い、国内は
10年近くほとんど無政府、内乱状態。
そんな中、イスラム原理主義の若者たち、タリバンが
勢力を拡大し、ほぼ、全土を掌握する。
アフガニスタンに平和をもたらしたい、その思いで
タリバンは戦って、それが国民に支持され、権力を
握るようになった。
ガチガチのイスラム主義の田舎ものたちは、
やがて権力の怖さをしり、それによって破滅していく。

海千山千のビン・ラディンにかかれば、こんなタリバンの
小僧など、なんてことは無かったんだろうな。


僕の勉強不足ですが、タリバンとアルカイダの区別も
ついていませんでしたが、この本を読むとよく分かります。

アメリカ政府がタリバンの幹部たちを2001年より前に
アメリカに招待していた事実も知り、世界は大仏破壊、
貴重な世界遺産を無くさずにすんだかもしれない、ことも
知りました。
でも、自国の利権のために利用して後は無視する大国の
あり方も、考え物です。

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タリバン最高指導者のオマルが少しずつ変わっていく
様子や、ビン・ラディンがいかに巧みにタリバンに
潜り込んでいったかなど、貴重な話もありますので、
これはもう即買いぐらいしてもいいような本ですよ。



前作の「戦争広告代理店
も衝撃でしたが、さらに
衝撃が広がります。


新聞やニュースだけでは知りえない、アフガニスタンの
姿がここにあります。
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by fyamasan | 2007-06-20 02:45 | 読書 | Comments(0)
暴かれた9.11と「24」シーズン5
昨年は9・11を描いた映画として、

「ユナイテッド93」
と「トレードワールドセンター」が
公開されました。
二つとも9・11の出来事を、一つは管制塔から、
もうひとつは爆破されたWTCから描いていますが、
多くの「9・11にまつわるある疑惑」が頭をよぎり、
僕としては素直に受け入れられないのが
正直なところです。

そして、疑惑が確信になるある本を読みました。
「暴かれた9.11疑惑の真相」
ベンジャミン フルフォード 著

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最初はTV番組でペンタゴン」に突入した飛行機が
実はハイジャックされた飛行機ではない、という特集を
していたのを、興味深く見てました。
その後、色々な所から、「9・11」はアメリカの
自作自演のテロではないかと、疑惑が出ています。
本書では、様々な角度から写した映像や関係者の
証言から、アメリカ政府が発表した見解と事実は
かなり違うことをするどく追求しています。

・世界貿易センタービルは崩壊ではなく爆破された?
・ペンタゴンに突入したのは民間機ではない?
・ テロの実行犯は生きていた?
などなど。
そして、これはあまり報道されていませんが、
崩壊したツインタワー以外にも、第7ビルというのが
これも崩壊しています。
周りのビルは何も被害もないのに、
このビルだけ、なぜ?

特典DVDもついていますので、興味が
あるかたはぜひ、手にとって下さい。

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そして、この本を読んで、「あっ」とびっくりしました。
「24」のシーズン5とそっくりではないか!
現在アメリカではシーズン6の放映が始まった所だと
思いますが、日本では最新はシーズン5。
僕はまだ途中までしか見ていませんので、結末は
また知らないです。

さて、シーズン5ですが、
いきなり人気キャラの元大統領D・パーマーが
暗殺され、ジャック(K・サザーランド)の
良き仲間、トニーとミッシェルも事件に
巻き込まれてしまう
(なんとミッシェルはあえなく死亡)

「おお~、いきなりこの展開かよ~」と。
そして、空港でテロによる襲撃に、神経ガスを
使ったテロの攻撃を、ジャック率いるCTUが
何とか止めさせようと懸命に頑張るのです。

しかし、明らかになる真の黒幕の正体。

「おお~、これは疑惑の9・11の縮小版では
ないか」と僕は唸ってしまった。
詳しいことはもう書きませんが、シーズン5は
今まで「24」を見ていない人も見れるという
触れ込みですので、疑惑の9・11など興味
ある人は、ぜひ、ご覧になってください。


なお、「24」は現在、映画化へも着々
と進行しているみたいですね。
リアルタイムな世界を映画でどう表現するのか、
興味あるところ。
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by fyamasan | 2007-01-23 04:54 | 読書 | Comments(0)
  

メジャー監督、デビューを目指して!
by fyamasan
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映画を通して世界と
コミュニケーション
出来る会社

Osaka-cinema-
Communication
設立が、目標

そして、
「人々の心を開く映画を
作りたい」

座右の銘

「たかがピンチじゃないか!」


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