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列車に乗った男~違う生き方に惹かれて
もし、今と違う生き方が出来るとしたら、貴方はどんな生き方を
選ぶでしょうか?
憧れていたけど、出来なかった生き方を選択する、
それも1つでしょうね。

ほんのつかの間ですが、そんな違う生き方を夢見させてくれる、
映画が「列車に乗った男」です。

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舞台はフランスの寂れた田舎町。
元教授で、今は屋敷で一人のんびりと暮らす、ジャン・ロシュフォール
演じる初老の男、マネスキエ。

一方、ジョニー・アリディ演じる男、ミランは、たまたま銀行強盗の為に、
仲間に誘われてこの町にやってきた。

本来、接点がないはずの二人が、薬局で偶然に会い(ミランは頭痛持ち
の為に薬局で、アスピリンを買った)、ホテルも休業中であるので、
ミランはマネスキエの家に泊まる事になる。

土曜日までの3日間、ここに泊まらせてくれと頼むミラン。
一方、マネスキエも土曜日に心臓の手術がある。
(そのために、薬局には狭心症の薬を買いに来ていた)

真面目なそれでいてさほど面白くない人生を、歩んできたマネスキエと、
やくざな人生を歩んできたミランが、たった3日間だが、一緒に
過ごす事により、お互いがお互いの人生に憧れている事に気づく。

真面目な人なら、悪な男に憧れる。
悪な男なら、真面目な堅気な人生に憧れる、そんな感じである。

マネスキエは、このミランの代わりに、自分が銀行強盗をやってみたいと
いう気持ちが高まってくる。
ミランもスリッパを履き、優雅にピアノを弾き、残りの人生を楽しむ
こんな生活をしてみたいと、強く思うようになり、銀行強盗も中止しようと
仲間に訴える。

しかし、運命の土曜日がやってきた。
マネスキエは手術の為に病院へ。
ミランは仲間と共に銀行へ向かう。

お互いが憧れたお互いの、人生という名の列車に、二人は乗る事が
出来たのであろうか?

気になる結末は、二通りの意味が取れると申しておきましょうか。

またこの映画、音楽が良いんですよ。
ギターの音色が、一度聴いたら忘れられない、印象的な音です。
あと、バックのカラーがブルーがかかった色使いをしてますね。

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マネスキエを演じるジャン・ロシュフォールは、「髪結いの亭主」のヒットで
日本でもお馴染みの人。
僕的には、藤村俊二を少し、知的にした感じに写るのだが。

ミランを演じるジョニー・アリディは、かってはフランスの
プレスリーとまだ呼ばれた男。
フランスロック界の重鎮である。

この二人の俳優だから出来た、対照的な二人の男の話。
静かに、渋い、男のハードボイルドである。
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by fyamasan | 2005-07-30 16:35 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
アイランド~リアルな未来の世界
この夏は、「スター・ウォーズ~EP3」か「宇宙戦争」の
2本の映画が日本では、独占してますが、
この映画も忘れちゃいけないですよ。

映画「アイランド」

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時は、2019年。舞台はアメリカ。
地下シェルターのコミュニティで暮らす人々は、衣食住が全て揃っており、
退屈以外は不自由のない生活を送っていた。
(但し、男女の接触は禁じられている)
地上は大気汚染で、住めなくなっている為に、この地下で暮らしていると、
いう話を前提に彼らは暮らしている。

彼らの唯一の楽しみは、地上に残された最後の楽園、
”アイランド”に行く事。
それは、コンピューターに無造作に選ばれる。
7年も待つ者もいれば、半年で行ける者もいる。

そんな中、リンカーン(E・マクレガー)は、このコミュニティに来て
3年になるが、何か不思議な違和感を感じて仕方が無い。
いつも夢に出てくる同じ場面。なぜ、自分はこの同じ夢を見るのか?
何気なしに排気口で見つけた1匹の蛾。
地上は大気汚染で生物は住めないはず。
また、人も住めないのに、何故か、新人が後から入ってくる。
そして、気の許せる女性、ジョーダン(S・ヨハンソン)が、
”アイランド”に行ける抽選に選ばれた。

リンカーンは思い切って、排気口から上に昇って、見知らぬ
階に侵入する。
そこで、彼は衝撃の事実を目撃する。

このコミュニティに住む人たちは人間ではなく、クローン人間。
お金持ちの人間に何かあった場合の保険なのである。
例えば、肝臓が悪くなれば、その人のクローンから肝臓を取り、
その人に移植する。そうすれば、その人は永遠に病気の心配など
なく、生きていける。

そして、”アイランド”に選ばれると言うことは、臓器の提供であり、
その提供後は死が待っている。

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この事実を知ったリンカーンは、”アイランド”へ旅立とうとする、
ジョーダンを連れて、この施設からの脱出を試みる。

大気汚染された地上へ出た二人を待っていたものは?
そして、二人を捕まえようと施設の人間が追いかけてくる。
果たして、二人の運命や如何に?

かなりリアルな話で怖い。
近い将来に、起こりえる話だけに、単なるSFとしては、取らえられない。
この映画では、クローン技術で治せなかった病気も治せるようになる。
医学の進歩が目標だったのだが、いつしか、これが
クローンを作ってまでも、永遠の命をほしがる人間を相手の
商売になり、そこから、人間の論理に反してくる。
行き着く先は、どこになるのか?
人間への警鐘を鳴らしているようにも思えてくる。

堅い話はここまでで、アクションも楽しめますよ。
これは映画館の大スクリーンで見てもらいたい。
ジョーダン役のS・ヨハンソンがいいですね。
実生活では、共演した男優と関係を持つとの、恋多き女性
らしいですが(女性版、ブラピか?)

アクションを堪能した後、クローンや人間の未来について
考えてみるのも、いいかもしれませんね。
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by fyamasan | 2005-07-29 03:05 | 映画 | Comments(4)
アイデン&ティティ~ロックの神様、降臨か?
自分の好きなロックで、夢が叶いつつある。
でも、これは自分のやりたいロックなのか?
バンドが売れるためには、このロックで
いいのか?
成功を夢見ながらも、自分のロック魂は
売れない、
そんな葛藤の中で、もがくロックバンドを
描いたのが、
映画、「アイデン&ティティ」

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今からもう10年以上も前になるのでしょうか?
「イカスバンド天国」の人気TV番組の登場など、
「バンドブーム」の一時期がありました。
色々なバンドが出てきては、消えていく。
今、果たして、どのバンドがまだ残っているのか?

SPEED WAYというバンドの、作詞、
作曲など、ほぼバンドのリーダー的存在
の中島(峯田和伸)は、このバンド
ブームの翳りを知りつつ、これからの
バンドのあり方について、悩む日々を
送っていた。
そんな彼の元に、ある日、神様と
慕う、あのボブ・ディランが現れた。
(もちろん、彼以外にはディランは見えない)
いつも帽子を被り、マフラーで顔を隠す彼は、
本当にB・ディランか?
中島への返答には、いつもハーモニカを
吹き、声を出さない、謎めいた男。
でも、悩む中島には的確な返答を返す。

バンドブームも去り、上手く立ち回れた者達が、
生き残っていく。
SPEED WAYのヒット曲は1曲だけ、
会社からは方向転換を迫られる。
やりたくないロックをやるのか?
これはロックなのか?
生活の為に、それを認めてしまうのか?
バンド仲間の4人にも微妙に、音楽観に
ズレが出てくる。
将来に、自分の音楽に、行き場のない
不安を感じる中島。
大学時代からの恋人の言葉だけが、
彼を救ってくれる。

そんな中、ボーカルのジョニー
(中村獅童)が、元ファンに
刺されて、病院に運ばれる。
懐かしのロックバンド紹介のような番組に、
出るように言われたSPEED WAY。

正ボーカルのいないまま、中島はある決
意を持って、この番組に出演する。



現在、夢を追っている人、追っていた人、
夢見た誰もが感じる、不安、成功への憧れ、
現実と夢の違い。

ここまでストレートに描いてくれる映画は
少ない。
痛いほど、まっすぐな中島に、多くの人は
共感と嫉妬を持つのではないだろうか?

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この中島を演じた峯田和伸が素晴らしい!
アフロでメガネをかけた、どう見ても
ロックには見えないファッションで熱く
ロックを語る、歌う姿に感動!

バンドのベース役で、大森南朋。
中島の恋人役に、麻生久美子。
こんな理解のある彼女、男なら
誰もが欲しいと思うが。

いいセリフがありました。
中島がライブでいうセリフ。

「やらなきゃいけないことをやるだけさ。
だからうまくいくんだよ。」
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by fyamasan | 2005-07-27 02:58 | 邦画 | Comments(2)
皇帝ペンギン~人間以上の親子愛に
23日から公開となった、この夏話題の「皇帝ペンギン」
見てきました。

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ペンギンの中でも一番大きいとされる、皇帝ペンギン(全長120cm)。
彼らの1年を、まるですぐ近くで見ると、こんな感じかなと
思われる程近くから、ペンギンの目線で撮られた映画。

南極の冬、南に下り、子作りをする皇帝ペンギン。
ある場所に大量のペンギンが集まり、自分の結婚相手を探す。
以前、会った事のあるペンギン同士は、体を叩き合う。
「久しぶりやな?元気やったか?」見たいな会話が聞こえてきそう。
求愛の”ダンス”と呼ばれる、ペンギンが相手を求める時の
行動。とても、愛おしくなります。

しかし、無事に子作りが成功しても、子供が育つのは大変。
生まれた卵は、寒さから、母の膝元?で、暖めないと
すぐに死んでしまう。
また、少しでも卵にヒビでも入ると、ヒナはあっという間に凍死。
至難の子育てである。
このシーンも見てると切ない。
自分の子供を死なせてしまったペンギン夫婦のショックな
表情が、こちらに伝わってくる。

また、ここからが大変なのだが、卵が出てくるとしばらくして、
母親は、子供の食料を得る為に、はるか離れた海まで旅に出る。
その間、父親が卵を大事に温め続ける。
この時は、南極の冬のピーク。
ものすごいブリザードや寒さで、卵おろか、自分の命まで
失うペンギンもいる。
母が戻るまで、父や何も食べず、卵を温めつづける。
体力の限界に近づいた時、ようやく、母ペンギンが帰ってきた。
そして、卵からヒナが生まれ、小さい可愛いペンギンの誕生である。
この小さいペンギンが本当に可愛いですよ。

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映像も圧巻。
特に、氷河の下(海)から見た映像がすごい。
もの凄い速さで、海を泳ぐペンギンたち。
変わった魚。神秘的なクラゲ。
そして、あざらしも、腹が減るとペンギンを食べる。
このペンギンとあざらしも攻防も、まるで空中戦のような迫力。

8880時間を掛けて作られたこの映画。
ドキュメンタリーだが、ペンギン親子の物語としても、
きちんと成立しているから、凄い。

ユーモラスで暖かいペンギンの容姿。
そして、自然の脅威も写す事で、生死の狭間で
生きるペンギンたちのリアルな表情が、伝わってくる。

たんに可愛いペンギンじゃなく、自然に生きるリアルな
皇帝ペンギンをご覧下さい!
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by fyamasan | 2005-07-25 01:25 | ドキュメンタリー | Comments(6)
ナビィの恋~忘れられない人
前から気になっていましたが、ようやく見れました
映画、「ナビィの恋」。

沖縄って、同じ日本ですが、何か異国のような
感じを持ちます。

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東京から、久しぶりに沖縄に帰ってきた
奈々子(西田尚美)。
そんな彼女を、何も聞かずに迎え入れてくれる、
祖父の恵達と祖母のナビィ(平良とみ)。

都会と違い、ゆっくりと時間が流れて行き、
東京での疲れも癒され、大きな元気を貰った奈々子。
一緒に乗ってきた船の中に、気になるおじさん、サンラーがいた。
全身、白のスーツで、かなりダンディ。
地元の人? 何しに来たの?
このおじさんの出現によって、奈々子の周辺は変わっていく。

実はナビィには、忘れられない人がいた。
19歳の時に、恋した男性、サンラー。
家族や村の反対によって、二人の恋は実らずに終わった。
サンラーは島から追放されて、それっきり連絡もなかった。
でも、別れる前に、サンラーはいつか必ず迎えにくるからと、
約束していた。

ナビィは、ナビィを恋慕う、恵達と結婚し、幸せな生活を
送っていた。何一つ、不自由のない結婚生活と思われたが、
サンラーが頭から離れる事はなかった。
サンラーが島を出た後も、サンラーの家族の墓を守り続けていた。

そして、60年ぶりに、サンラーが約束通りに島に帰ってきた。
ナビィとの約束を果たすために。

こころ乱れるナビィ。
幸せな生活を共に送った恵達と離れ、サンラーの元へ行くのか?
それとも、このまま、。

ナビィが家の庭に植えているのは、赤いブーゲンビリア。
この赤い花が、サンラーとの思い出となっているのです。
(下の画像のバックの赤い花がそうです)

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ナビィを演じた平良とみさんは、もうかなり有名な沖縄を
代表する女優さん?かな。
NHKドラマ「ちゅらさん」にも出てました。

僕はこの映画を見て、恵達を演じた登川誠仁さんに
惚れましたね。
いつも三味線を弾き、人生を歌っている。
(牧場へ行くときは、いつも「アメリカ国家」を)
下ネタも好きで、明るい恵達。
ナビィの過去の恋を知りつつ、それを黙って見守る態度。
男気があります。

奈々子の方も、同じ船に乗ってきた、フクノスケくん(村上淳)との
恋の行方も気になるところです。

「時計のない時間」そんな感じがする、沖縄を舞台に、
この恋の結末はいかに?
沖縄の大自然、見ているだけで、心癒されます。
音楽もまた、最高にいい。

この夏、沖縄に行きたいけど、行けない人には、この映画で我慢かな?
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by fyamasan | 2005-07-23 16:12 | 邦画 | Comments(0)
ビッグ・マネー~通好みな二人かな?
僕の大好きな、マーティン・ローレンス。
これまた知名度はあるが、主役をはるのは、
難しい、ダニー・デビート
この二人が組んで、アメリカではスマッシュ・ヒットと
なったが、日本では案の定、劇場未公開。
今は、DVDがあるから、いいですね。

映画、「ビッグ・マネー」

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ケビン(M・ローレンス)は、オークション会場で、
めぼしいモノを見つけては、それを盗むという、
泥棒であった。

たまたま、あるオークション会場で見た
美女に一目惚れ。
泣く泣く大切な絵を売りにだした絵を、
ケビンが取り戻した事で、彼女に接近。
めでたく、彼女のハートも射止め、彼女から父の形見という
指輪まで貰った。
しかし、この指輪が後の騒動の種になるから、不思議だ。

一方、傲慢な金持ちのマックスは、形式上の破産を申告しており、
本来、入ってはいけない邸宅に、愛人と夜を楽しんでいた。
そこへ、ケビンと相棒が泥棒に入った。
あっけなく掴まったケビン。そして、大事な指輪までマックスに
取られたしまった。

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「泥棒に入って、逆に指輪を取られるなんて」、と仲間に散々笑われた。
何とか、指輪を取り戻しにかかるケビンだが、マックスは並みの
金持ちとは違う。

泥棒と金持ちの指輪をめぐる戦いが始まった。
(はっきり言って、どうでもいいのだが)


ケビンの泥棒の師匠で、今はバーのオーナーに、
最近、チョコチョコと名前が売れてきている、
バーニー・マック(「オーシャンズ12」)

ケビンもそうだが、マックスの周りも、おバカな人たちが、
彼に協力しているのだが、逆に足をひっぱっている所がいい。

一番、面白かったのは、マックスが公聴会で、議員相手に色々
話をする場面。
ここに電話でケビンが間に入ってくる。
テレビ中継しているので、マックスはケビン相手に怒鳴り散らすの
だが、それが全部、テレビに映ってしまう。
それも、殆ど、「ピー」な放送禁止用語を。
そして、これを手話のおばさんが、きちんと画面の端で表現しているから面白い。
中指を突き上げるシーンは最高です!

最後のオチも、意外なオチで楽しませてくれます。
何も考えずに見て、「意外と面白いやん!」
そんな感想が出てきそうです。
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by fyamasan | 2005-07-21 13:20 | 映画 | Comments(0)
サラ~いつわりの祈り 幸せを探して!
見終わった後は、何だろうか、何とも言えない
疲れがどっと押し寄せた。
「二人にとって、しあわせとは、何だったのか?」

「12歳で娼婦になった少年は、18歳で自らの体験を赤裸々に綴った」
このキャッチコピーが、頭に残る、
映画「サラ、いつわりの祈り」

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サラ(アーシア・アルジェント)は、
一人息子のジェレマイアを、
7歳の時に、ようやく里親から取り戻した。
しかし、ここから、ジェレマイアにとって、
かなり過酷な日々が始まっていく。
(里親との幸せな生活から一変していく)

ドラッグ中毒で娼婦として働くサラは、相手が次々と変わる。
ジェレマイアにとって、次々と父親(と呼べるのか?)が変わる事は、
とても、認められたものじゃないが、自分の力ではどうしようもない。

サラの不器用で、一方的な愛情表現。
本当に子供を愛してるのか?と思えるほどだ。
しかし、これが彼女のやり方。

新しい男が出来て、置いてけぼりにされたジェレマイアは、
サラの親の元に預けられた。
また、この家が凄いのだ。

厳格なキリスト教原理をモットーして、暮らしている。
気味悪いくらい皆表情が暗い。
サラもこんな家で暮らしていた反動から、パンクな女性に
なったのだろうか?

この厳格な父を演じているのが、あのピーター・フォンダ。

この家で3年ほど過ごして、街で聖書の話をしている時に、
何もなかったかのように、サラが現れ、ジェレマイアを連れていく。

男が変わり、住む所も変わる、荒れ果てた生活に
また舞戻っていく。
いつしかジェレマイアは母サラを、この人は自分が
いなければ、生きていけないだろうと、守る立場になっていく。
そして、ジェレマイアはサラのように、化粧をして、自らも
娼婦として、生活する日々を送っていくようになる。

今、日本でも多い、親の子供への虐待や愛情をどのように
表現していいのか、わからない親達。
ドラッグやアルコールなどに頼って、まっとうに生きれない人たちの、
リアルな姿をこれでもかという位に、描き出す。

「何を基準にして、二人を語れるのだろうか?」

原作者のJ・T・トロイは、自伝的な本を2冊出しており、この映画は2冊目の
内容になり、12歳で娼婦になるまでを、描いている。
1冊目は、12歳からの娼婦として、生きてきた道のりを。

サラ役を演じて、監督、脚本も努めた、女優のアーシア・アルジェント。
この人の存在感が凄い。
ジェレマイアを演じた子役の子、実は双子らしい。
後でそれを聞いてびっくり!

後にも、W・ライダー、M・マンソン、リディア・ランチなど、
少しカルトな人気の人たちが出てくるのも、興味深い。

僕としては、「万引き事件」以来、W・ライダーの痛々しい
くらいの姿に、かなり気が滅入ってしまった。
「シザー・ハンズ」のあの明るい女の子は、どこへ?

感動する映画、楽しい映画、めちゃめちゃ怖い映画、
色々な種類がありますが、たまには、体の奥から、ブツブツと
何かが出てくるような、見終わった後、じつに複雑な
感想を持つこんな映画も、如何でしょうか?

最後に、原作者、J・T・トロイの言葉で締めくくります。

「愛の為にとった行動を、誰も非難する事は出来ない」

重い言葉である。
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by fyamasan | 2005-07-20 15:38 | 映画 | Comments(0)
パンチドランク・ラブ~鮮やかな色使い
「マグノリア」などで、多くのファンを獲得した監督、
P・トーマス・アンダーソン。
50回目のファーストキス」は好評だが、イマイチ
日本でブレイクしない、アダム・サンドラー。
この二人が手を組んだ、不思議なラブストーリーが、
「パンチドランク・ラブ」。

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8人兄弟の末っ子で、しかも上の7人が全部、姉という、
主人公のバリー(A・サンドラー)。
シャイで恋には不器用。
中々自分を素直に表す事が出来ずに、何かに切れては、物を壊す毎日。

そんな彼に一目ぼれしたのが、リナ(E・ワトソン)。
彼女は7人いる姉の内の一人の同僚で、家族写真を見て、
バリーが気に入り、紹介してもらった。
また彼女はバツ一。

バリーは、友人と二人で会社を作り、事業家としての顔がある。
これもどうかなと思うのだが、トイレの詰まりを直す吸盤棒を
売る仕事をしている。

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最近の彼がはまっているのは、マイレージを貯める事。
航空会社と食品会社が共同して、キャンペーンをしている。
対象の商品と買えば、マイレージが貯まる。
上の写真もスーパーで嬉しそうに、対象商品のプリンを
買っている。これも、超大量に。
目指せ、125万マイレージ(一生涯、飛行機乗り放題)

また、バリーは寂しさの余り、テレホンサービスに電話した。
この事が、のちのち厄介なトラブルになっていく。

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何とかリナとのデートも重ねるうちに、自然と打ち解けていき、
バリーは、リナを運命の人と思いはじめていく。

しかし、幸せはそんなに上手く、進んでいかないんですね。
先ほどの、テレホンサービスの悪質グループが、
バリーにお金を脅迫してくる。
そして、バリーとリナを乗せた車に、衝突し、リナは怪我を
負ってしまった。
バリーは切れて、テレホンサービスの本社まで押しかけるが。

さあ、不器用な、よく切れる男の恋物語、どういう結末を迎えるのか?

この映画の面白い所は、色の使い方でしょうかね。
バリーはいつも、ブルーのスーツ。
リナはピンクか赤の服装。
映画の所々に出てくる、ブルーの光の線。
場面が入れ替わる毎に出てくる、虹の映像。

何ともロマンティックな演出です。

物語と並行して、色にも注意を向けると、また
違った映画の見方が出来るかもしれないですよ。
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by fyamasan | 2005-07-19 15:28 | 映画 | Comments(2)
友引忌~ともびき~夏にぴったり?
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もう2年前になるでしょうか?
携帯を聞いた女の子が、恐怖の顔で叫ぶ顔が、
話題になり(確か、昼間はCM中止に)、ヒットした
韓国ホラーの「ボイス」
この「ボイス」を撮った監督の前作が、この「友引忌~ともびき」です。

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ある日、大学院生、へジンの元に、2年前にアメリカへ行ったきり、
連絡がなかったソネがやってきた。
実は、あるものに付け回されているという。
そのあるものとは、大学の同じサークルにいたギョンア。
しかし、彼女はすでに自殺して、この世にいない。

大学時代に、へジン、ソネ、をはじめ、7人ぐらいで、
サークル(名は「A Few Goodmen」)活動をしていた。
たまたま新人として、ギョンアが入ってきた時、ソネが好きな男性が、
ギョンアに興味を持っている事を知ったソネは、ギョンアの過去の
秘密をばらす。
それは、ギョンアの近くには必ず、不幸が訪れること。
気味悪がったサークル仲間はギョンアを追い出そうとした。
それにギョンアは傷ついて、自殺した。

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しかし、ソネが現れてから、サークル仲間が次々と殺されていく。
事件に携わる刑事から、ギョンアの存在が明らかになる。
しかし、彼女はもう死んでいる。
なら、どうして?

仲間が残り3人となった時、へジンはギョンアの自殺の真相を知る。
ギョンアが一番憎んでいるのは、ソネのはず。
しかし、そのソネはへジンのすぐ近くにいる。
言いようの無い恐怖が、襲ってくる。

僕としては、「ボイス」より、この「友引忌」の方が怖かったですね。
自殺の真相が分かると、そうなのかと、だからこうなるのかと。

ギョンアを演じるハ・ジウォンの美貌には息を飲む。
「ラブストーリー」、「リメンバー・ミー」でも、その美貌は
際立っていましたが、この悲しい幽霊の美貌は、かなり怖い。

一人では、DVDは見れないだろうな(怖がりの僕には)
大勢で、夏の夜に見るのが一番かもね。
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by fyamasan | 2005-07-19 02:03 | 韓国映画 | Comments(0)
負けちゃいました
ほぼ1ヶ月ぶりの甲子園観戦。
貯金も20あり、Vロードへまっしぐらの阪神。
今日も勝利の「六甲おろし」を歌うぞ~と、
決めていましたが。

阪神は先発、安藤。
いいピッチングしてても、打線の援護が無くて、
なかなか勝ち星が付かない。
ここ2,3試合、調子が上がってきたので、期待は大。

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広島は聞いた事のない名前のレイボーン。

初物に阪神弱いから、どうかなと思ったけど、
案の定、ヒットは出るが、続かない。
結局、3塁踏めずじまいで。

0-0のまま、延長に入り、安藤が広島の東出に
まさかのHRを打たれました。
1年に1回打つかどうか、わからない相手に、なんでやねん!

結局、この1点が命取りに。
あ~あ、負けちゃいました。
でも、何か負けた気がしない感じ。
延長でも9時半までに終わりましたからね、試合時間が異様に
短かったです。
応援でも全然盛り上がらなかったので、応援疲れも無し。

次回は応援疲れもしたいです。
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by fyamasan | 2005-07-18 01:42 | スポーツ | Comments(0)
  

メジャー監督、デビューを目指して!
by fyamasan
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やまさんとは?
映画、格闘技(プロレス)
阪神タイガース
音楽(ロック、ジャズ、
R&Bなど)

映画を通して世界と
コミュニケーション
出来る会社

Osaka-cinema-
Communication
設立が、目標

そして、
「人々の心を開く映画を
作りたい」

座右の銘

「たかがピンチじゃないか!」


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