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プリズン・ブレイク~次は「ロスト」へ

最近、ちょこっとバタバタしております。
映画のアップがそんなに頻繁に出来て
おりません。
そんなわけで、TVドラマ
「プリズン・ブレイク」の紹介を。

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以前「24~シーズン5」を見終わった時に、
ちらっと「プリズン・ブレイク」の話をしましたが、
ようやくシーズン1を見終えました。

「24」以上に面白いという評判を聞きつけ、
「24」ファンのやまさんには見逃せないもの。

無実の罪で刑務所に入れられた兄・リンカーン
(ドミニク・パーセル)を助ける為に、
自ら罪を犯し、同じ刑務所へ入ることに
なったマイケル(ウェントワース・ミラー)。
建築士である彼は、兄が入るフォックスリバー
刑務所の設計を担当していたのだ。
そう彼は兄を連れて脱獄するつもり。
自身の体に刑務所の設計図をタトゥーに
変え、その機会を狙うのだが、問題が
どんどん出てくる。
一つ問題が解決と思えば、また新たな
問題がと。

この展開は「24」にも見られますが。
見ている者には
ハラハラドキドキの連続であります。

刑務所の受刑者もそれぞれ色々なキャラがあり、
感情移入してしまうと、脱獄を応援してしまう。

最終までドキドキでしたが、最後がああなるとは。
おかげでシーズン2が楽しみになりましたが。
レンタルはもうすぐ解禁みたいですね。

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さあ、次はこちらも噂の「ロスト」を見たいと思います。
「デスパレードな妻たち」や
「デッドゾーン」も気になりますが。
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by fyamasan | 2007-03-28 03:06 | ドラマ | Comments(2)

ピカソ展~未だ底知れぬ巨人

久しぶりの「美術館めぐり」への記事。
オルセー美術館展など、ちょこちょこと
美術館展を見ていたのですが、なかなか
アップ出来ずにいました。
今週末(3月25日)で終了ですが、
梅田の大丸ミュージアムで
開催の「ピカソ展」に行って来ました。

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平日の昼過ぎに行きましたが、
中々の盛況ぶりです。
いつもの様に、音声ガイドをつけての
鑑賞です。

まず、最初の一枚が、「ピカソの父の肖像画」
ピカソは数多くの父の肖像画を書いている
らしいですね。
父も同じ画家でしたが、大成はせず、学校の
美術教師として生涯を終えましたが、
画家という夢を息子に託します。
そして、息子は見事その夢を叶え、期待を
はるかに大きく上回る大画家となりました。

この肖像画の後、ピカソのその時代の絵を代表する
青の時代」、「キュビズム時代」の絵画が並んで
いきます。
明るい色をつとめて使う時や、暗くどんよりとした色を
使う時など、ピカソの精神状態を表しているとのこと。
とても分かりやすい人だったんですね。
最愛の女性とめぐり合った時のパワーは、その時の
絵にぶつけられているんですね。

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(こちらは「帽子をかぶった女の頭部」)

このピカソ展で凄いなあと思ったのが、
陶芸や版画、素描、そしてピカソを
被写体にした写真が多く展示されていたこと。
60歳を越えてから始めた陶芸ですが、
こちらもダイナミックで老いてますます
盛んになる芸術意欲がうかがえますね。
」は見事な出来栄えであります。


ピカソの写真の中で気になったのが、
アトリエを写した中に、ピカソの
お気に入りの絵が写っています。
その中に、モディリアーニの絵も見えました。
もし、モディリアーニが生きていたらどんな絵を
書いていたんだろうなあと、考えました。
ピカソの絵も変わっていたかもしれませんね。

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(こちらは「読書する女の頭部」)

ドイツはルートヴィッヒ美術館から選ばれた
100点あまりのピカソ作品群。
大阪の後も全国で展示会が続くみたいなので、
ぜひ、お見逃し無く!

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(こちらがルートヴィッヒ美術館、行ってみたいですね)
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by fyamasan | 2007-03-21 22:28 | 美術館めぐり | Comments(0)

日本の青空~憲法を問う!

先週の「筑紫哲也のニュース23」を
見て、びっくりしたことがありました。
現在、安倍内閣で大きな課題となっている
憲法改正案。
戦争終了後、GHQに押し付けられた印象が強く、
日本の、日本人の憲法ではないとの声があります。
しかし、ある憲法学者の草案にかなり忠実に作られて
いると知ったら、皆さんはどう感じるでしょうか?


映画、「日本の青空」

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僕はまだ見ていませんので、公式サイトから
ストーリーを抜粋します。

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沙也可(田丸麻紀)は「月刊アトラス」編集部の
派遣社員。
今度の夏の企画
「特集・日本国憲法の原点を問う!」で、
先輩編集部員達がベアテ・シロタ・ゴードン、
白洲次郎(宍戸開)など著名人の取材を
任される中、沙也可も企画を出すよう
チャンスを与えられる。
そんな折、母の助言により、沙也可は
全く名も知らなかった在野の憲法学者・
鈴木安蔵(高橋和也)の取材を
進めることになる。
安蔵の娘・耿子(けいこ)と露子への
取材に成功した沙也可は二人の証言から、
戦時下での憲法学者としての
安蔵の苦労と崇高さを知る。
そして沙也可は耿子から渡された
古びた安蔵本人の日記帳を手がかりに、
日本国憲法誕生を巡る真実の
ドラマの核心に近づいてゆく―。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

う~~ん、これまた気になる映画ですね。
映画は一応完成しましたが、資金難の為、
只今カンパ、資金集めをしています。

詳しくはこちらのサイトで確認下さい。


公式サイト


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鈴木安蔵さん、僕もあまり知りませんでしたが、
簡単な年表を読むだけでも、気骨の人である事が
分かります。

京都帝国大学文学部哲学科に入学。
その後社会の矛盾に対抗するため経済学が
必要との考えから経済学部に転部。

1926年の治安維持法違反第一号「学連事件」で
検挙され自主退学。
以後、憲法学、政治学の研究に従事。

1945年 「憲法研究会」案の『憲法草案要綱』を起草

民衆の立場に立つ憲法学を成立させた憲法学者の
第1人者というイメージがわいてきます。


有料試写会が全国でこれから開かれて行きますが、
大阪が無いのが、なんとも寂しすぎる。
何とか大阪でも有料試写会して欲しいものです。
そして、全国で劇場公開へ進んで欲しいですね。

5年以内の憲法改正を考える安倍内閣。
その前に、もっと国民1人1人が憲法を
考える時間が必要だと僕は思うのですが。

その為にも、この映画がひとつのきっかけに
なればと。
この鈴木安蔵さんの生涯や憲法草案など、
僕も色々調べて勉強していきたいと
思います。
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by fyamasan | 2007-03-18 03:46 | 邦画 | Comments(0)

モーツァルトとクジラ ~まっすぐな恋愛

最近巷でよく耳にする言葉、
「アスペルガー症候群」。
なんでも、「知的障害のない自閉症」、
もしくは「知的能力は高いが、他人との
意思疎通する能力に欠ける」というもの。

このアスペルガー症候群の
男女の恋の物語が、
映画「モーツァルトとクジラ 」

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主人公のドナルド(ジョシュ・ハートネット)は
見た目も普通だし、同じ自閉症の人たちを
助けようと、自らグループも作り活動している
かなり良い奴。
しかし、アスペルガー症候群が邪魔をするのか、
中々他人と上手く意思疎通出来ない。
その為、好きなタクシーの仕事も長くは
続いたためしがない。
自分は普通の人と思われたいと常に思い、
人よりも鳥や動物に心を許している。
数学が得意というか、数字に異常に関心を持つ。

そんな彼が出会ったのが、同じアスペルガー
症候群のイザベル(ラダ・ミッチェル)。
彼女はドナルドと違い、かなりオープンな性格。
「私は変わっている、それが何よ、私は私よ!」と
常に自分というものを持っている。
その為、周囲とぶつかることも多い。
でも、彼女は気にしない。

こんな正反対な二人だが、やがて恋に落ちる。
普通に恋したい、生活したいと願うドナルドと、
常に自分に正直でありたいと願うイザベルの
恋の行方はどうなるのでしょうか?

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この映画、まず、ドナルドを演じた
J・ハートネットが素晴らしい!
大作にも出つつ、こういうミニシアター系にも
きちんと出演しつつある、第2のジョニー・デップ
街道を突き進む(と僕は思います)彼だが、
ナイーブな自閉症な男を見事に演じています。

そして、対極となるイザベルを演じた
ラダ・ミッチェル
の存在感。
映画はこの二人が出ていることで、すでに
成功しているのではないかと感じますね。

恋愛となると、自閉症では無い人でも、恋人の
事で、落ち込んだり傷ついたりは当たり前だし、
意思疎通、コミュニケーションは中々難しいもの。

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だから、アスペルガー症候群の彼らにも同じことが
言えるわけですが、その恋愛の仕方、愛しかた、
接し方、全てがまっすぐ過ぎるほど
不器用なんですね。
でも、これが見ている者には、ジーンときちゃいます。
純愛って、このことじゃないの?と

「愛の流刑地」
の渡辺先生に聞いて
みたいですが(^。^)

僕はこの映画を見て、一昨年になりますか、
同じテアトル梅田で見た、

「エイプリルの七面鳥」
を思いだしました。
今まで散々迷惑かけた家族、特に母に感謝したくて、
初めて料理(七面鳥)を家族に食べて貰いたいと
奮闘するエイプリルの話ですが、不器用な
エイプリルとドナルド、イザベルの姿がダブります。
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音楽もロックあり、バラードありとサントラが
欲しくなりました。
地味だけど、秀逸な映画です。
タイトルの「モーツァルトとクジラ 」って
どういう意味があるのか?
こちらも映画で確認して下さいね。

上映期間も短いと思いますが、是非とも
見て貰いたい映画です。
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by fyamasan | 2007-03-15 05:53 | 映画 | Comments(0)

グアンタナモ、僕達が見た真実

グアンタナモと聞いてピンと来る人は
かなりの国際通でしょうか?
ただ、僕が無知だったのか。
キューバにあるアメリカの基地。
「なぜ、キューバにアメリカの基地が?」
僕も思いましたが、キューバ革命以前に
締結したキューバとの条約で、アメリカが
半永久的に使える土地なんだそうです。

このグアンタナモで何が起こったのか?
映画「グアンタナモ、僕達が見た真実」

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2001年9月下旬
イギリスに住む、パキスタン系イギリス人の
アシフ・イクバルは、縁談のために
故郷のパキスタンに帰る。
式を挙げるため、友人のローヘル、シャフィク、
ムニールらを誘う。
彼らは休暇旅行と結婚式出席を兼ねて、
故郷であるパキスタンにやってきた。

ここで素直に式を挙げて、すぐにイギリスに
帰れば良かったのだが、9・11以降の世界情勢、
特にアフガニスタンへのアメリカ軍の攻撃が始まって
いたので、隣の国がどんな状況になっているのか、
一度見てみようと、バスに乗り、アフガンを目指した
4人だった。
予想以上の混乱したアフガンに彼らは戸惑い、
死の恐怖も感じて、パキスタンに帰ろうとする。
しかし、混乱と殺伐としたアフガニスタンで、
タリバン兵の捕虜として、アメリカ軍に捕まって
しまう。
ここから彼らの2年半にも及ぶ苦悩の日々が始まる。

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捕まった彼ら(途中でムニールは消息不明)は、
キューバにあるグアンタナモ米軍基地に送られる。
そこで繰り広げられる非人間的な扱い、拷問の数々。
「お前はアルカイダだろ!」
「素直に認めれば、国に帰れるぞ!」と
自白を迫り、脅迫を繰り返すアメリカ人兵士。

グアンタナモ米軍基地には750人ものアラブ系の
人たちが捕虜として連れてこられ、まだ500人ほど
現在も拘留状態にあるという現実。

イラクでも捕虜に対するアメリカ人の非人間的な
扱い、拷問がニュースとして伝わりましたが、
この映画でも、それを見せ付けられると、
目をそむけたくなる。

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「たまたま悪い時期に、悪い場所へ行ってしまった
普通の若者たち」が言われ無き嫌疑を受け、権力の
怖さを知ることなる。

心が折れそうになりながらも、彼らは辛抱強く
我慢し、ようやく無実が分かり、帰国が許される
のですが、彼らが払った代償はあまりにも
大きかったように思えます。

この映画の惹きつける、面白い、独特な所として、
ドキュメントとフィクションの境界線上にあることかな。
映画は現在のアシフ、ローヘル、シャフィクの3人の
インタビューを挟みながら当時の様子を描いていく。
当時のニュース映像なども流れるので、とても
臨場感に溢れています。

監督は
「24アワー・パーティ・ピープル」

「ウェルカム・トゥ・サラエボ」で知られる
マイケル・ウィンターボトムとマット・ホワイトクロス

怒りと悲しみがこみ上げる。
衝撃的な真実に、言葉が出なくなる。
何が正義で何が悪なのか?
そんな境界線も曖昧に感じてしまう。

以前紹介した
「ルワンダの涙」
同様、必見です。

皆さんの目で真実を確かめて下さい。
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by fyamasan | 2007-03-14 05:02 | 映画 | Comments(5)

愛の流刑地~愛の果てにあるものは?

TVドラマでは、高岡早紀と岸谷五郎の
主演が決まりました。
2夜連続だそうですが、映画版とどう違うのか、
これも注目ですね。
本家、トヨエツと寺島しのぶはどんな
感じなのか?

映画「愛の流刑地」

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かっては恋愛小説で人気作家だった
内海(トヨエツ)は、新作もかけず、
妻とは別居状態が続き、人生に
躓いてる感じだった。
そんな彼が一目で恋に落ち、生きる
意味を教えてくれたのは、内海の
ファンだった人妻の冬香(寺島しのぶ)。
二人は許されない逢瀬を重ねる毎に
どんどん深い関係になり、ついに冬香は
「このまま私を殺して」と懇願する始末。
そしてついに、冬香の願い通りに内海は
冬香を殺してしまう。
やがて裁判が始まるが、二人の愛は
裁判で裁けるのだろうか?

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冒頭からいきなり二人(トヨエツと寺島しのぶ)の
絡みが始まる。
かなりネットリしてます。
映画の話題はこの絡みの濡れ場シーンが
多いことですが、僕的には回想シーンから
徐々に現在に話を戻す展開は見ていて
楽しめました。

純粋な愛だと、自分だけが冬香を知っていたと
信じていたはずが、実は内海にも知らない顔を
持つ冬香の姿が、明らかになっていく様子は
引き込まれましたね。
TVドラマ「わるいやつら」のラストの裁判と
似ている感じがしました。

出演者も豪華でしたね。
長谷川京子も「華麗なる一族」とは一転、したたかな
女性検事を熱演しています。
ハセキョーの濡れ場(?)もあるので、
びっくりしましたが。

普通の人妻から恋する女性、そして、
恋に狂う女性を演じきった寺島しのぶさん、
やはり凄い女優だ。

二人の愛の果ては、結末はいかに?
映画館でお確かめあれ~。

さて、愛の果て、行き着く先ということで、
もう一本ご紹介したい映画があります。
江戸川乱歩原作、増村保造監督
映画「盲獣」

画像がないのが、残念です。
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(こちらは原作本の表紙です)

主演は2時間ドラマの帝王こと、船越英一郎の
お父さん、船越英二です(めちゃめちゃ若いです)
僕的には「熱中時代」の校長先生役がイメージに
あり、若い時はこんな役もしていたのだと、
びっくりしました。
「お父さんは許しませんよ」の名セリフが蘇る、

さて、ストーリーですが、全盲の自称彫刻家の男
(船越英二)は、母に協力してもらい、若い女性を
拉致・監禁しては、その女性をモデルに彫刻を
作ってきていた。
次のモデルに選ばれたのが、アキ(緑魔子)。
最初は抵抗して、次には脱出を図りますが、
次第に全盲の男に惹かれていきます。
暗い所(倉庫)にいるので、アキもいつしか
目が見えなくなります。
しかし、不思議なことに、目が見えなくなると
人間、違う感覚が発達してくるんですね。
触感覚が研ぎ澄まされてくる。
二人はお互いの体を触り、感触を楽しんで
いましたが、それだけには飽き足らず、
噛み付き、傷をつけあう事に
快感を覚えてしまうのです。
次第にエスカレートしていく二人。
ナイフやノコギリで体を切り刻んでいく。
この全盲の二人の愛の果てには、
何があったのでしょうか?

この映画は現在、乱歩映画のDVD-BOXに
入っているかもしれませんが、単品では
レンタル出来ないと思います。
深夜のTVでもしかしたら見ることが
出来るかもしれません。

正直、倒錯な愛の形なので、最初は
僕も見るのをためらってました。
しかし、映画が進むにつれ、
「なんとも凄い愛の映画」だと感じ、
見終わると、これは隠れた傑作ではと
思いはじめました。
グロテスク描写もあるので、NGと思う人も
いると思いますが、なかなか奥が深いですよ。
機会があればぜひ、見て欲しいです。

原作とかなり違うらしいので、一度原作を読んで
みたいと思います。

「愛の流刑地」と「盲獣」、
なんともアンバランスな組み合わせですが、
究極の愛の形はどちらに軍配が
上がるのでしょうか?
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by fyamasan | 2007-03-13 04:51 | 邦画 | Comments(0)

さくらん~華麗なる花魁の世界へ

時代劇にロック音楽。
担当は椎名林檎。
華麗なる色彩美。
監督はこれが初監督となる
世界的フォトグラファーの蜷川実花。
そして、主演が土屋アンナと来れば、
常識をぶっ飛ばす凄い映画であることは
間違いなし。

映画「さくらん」

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江戸時代の吉原遊郭。
8歳になる少女・きよ葉は
玉菊屋に売られたきた。
花魁の仕事に嫌悪感を抱きつつ、
玉菊屋のナンバー1花魁の粧ひ
(菅野美穂)の美しさに惹かれていた。

時は流れ、きよ葉(土屋アンナ)17歳の時。
ナンバー1花魁(木村佳乃)の次に人気がある
のは、きよ葉。
気性が激しくお客のより好みをするのだが、
美貌がお客を惹きつける。
そんなきよ葉が、初めて心惹かれた客は
惣次郎(成宮寛貴)だった。

男女の欲望、嫉妬が入り混じる遊郭の世界で、
きよ葉は日暮と名を変え、この世界でトップへと
登りつめていく。

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この映画、ストーリーはさておき、
映像美に思わず唸る。
凄い!
映画に頻繁に出てくる、金魚の映像。
「びいどろ」から出れば生きていけない金魚と
同じように、遊郭の中でしか生きて
いけない花魁、遊女たちとのダブらせ方が
上手いのです。
この金魚のが異様に目に止まる。
この赤と花魁が着る着物の色とが、
またダブらせてあるのです。

画像でも分かるように、華麗なる色彩美が
椎名林檎の音楽にピタッと合うから不思議だ。
視覚・聴覚が刺激されすぎたかな。
土屋アンナも強烈だったけど、玉菊屋の女将を
演じた夏木マリさんも、かなりインパクト大でした。


カメオ出演で、キョンキョンやゴリ、泉谷しげるなど
も出ていますので、注意して見てください。

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吉原には桜の木はあるが、咲かないんですね。
「この桜が咲いたなら、お前をここから
連れ出してやる」と、きよ葉に約束したのは、
玉菊屋で働く若い男・清次(安藤政信)。

彼の約束は果たして?

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  (こちら安野モモコさんの原作コミック)


かなり過激な時代劇。
ぶっ飛び映像&音楽をぜひ、味わって下さいね。

なお、タイトルの「さくらん」とは
花魁と錯乱を混ぜ合わせたものとか。
皆さんの頭を錯乱させてくれるのでしょうか?
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by fyamasan | 2007-03-09 04:03 | 邦画 | Comments(4)

3月18日は、宝塚ソリオホールで

イベントの告知です。

もうすぐですが、3月18日(日)に宝塚ソリオホールで
「オペラシアター「魔笛」の上映会があります。


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詳しくはこちらまで


シネマコミュニケーターのbobbyshiroこと高橋さんの
デビューとなりますので、
お近くの方や映画、オペラに興味がある方はぜひ、
宝塚ソリオホールまで足をのばしてくださいね。


僕も当日は見に行きます。

宜しくお願いします。
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by fyamasan | 2007-03-09 02:19 | その他 | Comments(0)

セレブの種~倫理かお金か

声高に人種差別を叫ぶことは少なくなりましたが、
やはりこの人の映画は何か一味違う。
スパイク・リー監督
「25時」
「インサイド・マン」
と好調にスマッシュヒットを
送り出す、日本での最新作はこちら
「セレブの種」
原題は「She Hate Me」

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舞台はやはりNYであります。
MBAを取得し、大手製薬会社に勤めるエリート
黒人のジャック(アンソニー・マッキー)。
会社が開発を進める、HIV特効薬。
研究元の博士が自殺するし、インサイダー疑惑、
不正な数字も現れるわで、正義感の強いジャックは
内部告発をしてしまう。
でも、それが会社にバレ、彼は解雇され、
口座も凍結されてしまう。
リッチな独身生活を楽しんできた彼が、
このまま生活するには、かなりのお金がいる。
困っていた時に、元カノのファティマ
(ケリー・ワシントン)が尋ねてくる。
しかも彼女を連れて(元カノはレズビアンだった)
用件はなんと、ジャックの精子。
二人とも子供が欲しいが、身元がはっきりして、
しかもエリートなのが欲しいとの事。
最初は嫌がっていた彼だが、種付け料が1万ドルと
聞いて、背に腹は変えられぬということで。
そして、子供が欲しいレズビアンがこの噂を聞いて
ジャックのもとへ押し寄せる。
1人1万ドルでジャックは一晩にどんどん
種付けをしていくが。

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140分とやや長めながら心地よさが残ります。
コメディのようで、コメディではなく、
テーマは重いが、重すぎず。
軽めの社会派映画という感じでしょうか。
見た人に、「色々考えてくれよと、皆はどう思う?」と
スパイク・リーが問いかけてくるようだ。

レズビアンに精子を売る、種をつけること。
それが倫理や道徳に対してどういうことなのか。
子供の出来ない彼女には良いことかもしれない。
でも、精子を売る行為は許されるものなのか?

皆さんはどう考えるでしょうか?

そして、もう一つは企業の倫理観を問う。
「お金が儲ければ何をしても良い」
粉飾決算、インサイダー取引など、ばれなければ
何をしてもいい。そんな風潮が強いと思われます。
会社は誰のもの?
利益を上げればそれでいいのか?
勝ち組に入ればそれでいいの?

出演者には、モニカ・ベルッチ(いつ見ても綺麗です)、
スパイク映画の常連のジョン・タトゥーロ。
今回はマフィアのボス役。
「ゴッド・ファーザー」のモノマネもしますので、
要チェック。

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ここでももう一つ映画をご紹介。
もうすぐDVDも発売されると思いますが、
昨年公開されました、ドキュメンタリー映画、
「エンロン~巨大企業はいかに崩壊したのか?」

エンロンといえば、最盛期に売上高13兆円、
全米第7位を誇った巨大企業でありました。
しかし、不正疑惑の記事が出てから、ななんと、
46日間で倒産に追い込まれてしまいました。

映画は内部告発をした人物から、会社幹部の大物
まで取材し、エンロン内部で何があったかを
描いていきます。
エンロン危機にうまく立ち回った者、被害を
受けた者と色々な人物が出てきますし、この
企業の倫理観も伺えます。

一言でいうなら、「儲ければそれでいい」、
勝ち組になる為のノウハウはあるが、それを
する為になにをしようが問わない。
倫理観の欠片もない企業。
こんな企業だから壊れる時にはあっという間に
壊れてしまうのでしょうね。


生命と企業の倫理&道徳を考えつつ、
見終えて、男性なら
「自分の精子なら、いくらなのかな?」と
つい考えてしまうのかな?
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by fyamasan | 2007-03-08 04:50 | 映画 | Comments(0)

ルワンダの涙~憎しみの連鎖

悲しみは時間が癒してくれます。
でも、あまりにも大きすぎる悲しみには、
時間でさえも、何の役に立たないのかも
知れません。
映画を見てふとそう思いました。
中東で今も続く、イスラエルと
パレスチナとの戦い。
アフリカで今の続く民族同士の殺し合い。
憎しみの連鎖はいつ終わりを告げるのだろうか?

映画「ルワンダの涙」
原題「shooting dogs」

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1994年6月のルワンダ。
6月4日、フツ族出身の大統領を乗せた
飛行機が墜落。
そこから、フツ族によるツチ族への虐殺が
始まります。

映画の舞台となるのは、キリスト教主催の
公立技術専門学校。
神父のクリストファー神父(ジョン・ハート)と
一緒に活動するのが、英語教師のジョー・コナー
(ヒュー・ダンシー)。
国連軍(ベルギー国連軍兵士)が学校に駐留
していた為、フツ族も学校への侵入が出来ない。
しかし、門の外で大きな雄たけびをあげ、
威嚇している。
フツ族からの攻撃を逃れたツチ族の人々が
助けを求めて、学校に集まります。
援助物資もない、食料もだんだん無くなっていく。
ただ、国連軍がいるだけに、まだ安心があった。
しかし、国連から、軍に空港まで撤退命令が下る。
撤退=フツ族の攻撃が始まること。
ツチ族の親は、撤退する軍に、「フツ族に
殺されるなら、先に銃殺してくれ」と頼みます。
こんな非常事態のなか、ジョーは自分には
何も出来ない事にいらだちと、むなしさを感じ、
ここに残るか、脱出するかに悩んでいた。

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映画を見終わった後、言葉が出なかった。
何といっていいものやら。
フツ族とツチ族の抗争は、昨日、今日の話ではなく、
100年以上前から続いているもの。
そして、ピークに達したのが、映画で描かれる
6月の虐殺。
「作業開始!」、フツ族がツチ族を殺す
時に使ったのが、この言葉。
この言葉に表せるように、人を殺す事に
なんの違和感も感じずに、平気でナタを打ち下す。
ツチ族=ゴキブリと言っているので、それも当たり前
になるのでしょうか。

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個人の力の無力さを感じ、国連の行動に
「なぜ?」の言葉が出てしまう。
国連治安軍も自らは発砲出来ない。
攻撃を受けた時にのみ、発砲出来る。
「守るのではなく、監視が任務」の治安軍に
現場と本部とのズレを大きく感じます。

ジョーはこの虐殺を世界に知ってもらおうと、
BBCのTBクルーに取材して貰いますが、
世界の反応は遅すぎた。

c0033213_9251917.jpg


映画のエンドクレジットで、虐殺で家族を
殺され、生き残った人たちが撮影に参加
している映像が写ります。
映画の撮影も実際のルワンダで行われ、
同じ場面を再現しているので、彼らには
二度と見たくなり場面だったはず。
でも、こんな悲劇を二度と起こしたくない、
だからこの映画を作ることに参加した。
そんな彼らの姿が目に浮かび、希望が
残っていることを感じました。

重い内容で、衝撃シーンも多い。
でも、現実を見て欲しいと思います。

関連映画

「ホテル・ルワンダ」


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by fyamasan | 2007-03-07 09:28 | 映画 | Comments(0)


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