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ギメ東洋美術館~浮世絵名品展
5月27日で、展示は終わりましたが、
天王寺の大阪市立美術館に、
「ギメ東洋美術館所蔵 浮世絵名品展」を
見て参りました。
浮世絵師たちの熱い思いが伝わってきましたよ。

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まずは、ギメ東洋美術館って?

フランスにある国立の美術館で、1889年に
実業家のエミール・ギメ氏によって作られたもの。

1889年といえば、明治維新から20年ちょっと。
しかも、このエミールさん、明治10年には浮世絵や
日本絵画を求めて日本へやってきてるんですね。

「ジャパニスム(日本趣味)」で、すっかり日本の絵画に
魅了されたエミールさんの思いは、来館者にどんな
気持ちを抱かせるのでしょうか?

葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿、東洲斎写楽など
超有名な画家の作品もずらりと並んでいますし、
あまり聞いたことがない名ですが、「お~~、これは」と
思うような浮世絵のオンパレードであります。

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音声ガイドを聞きながらの鑑賞ですが、
浮世絵師たちの熱い思いが伝わってきます。

人物画は人気のあった歌舞伎役者をモデルに
書いていますが、
「あの(浮世絵師)が、ああ書くなら、おれは
こう書いてやろう!」とか、常に何か違うもの、
俺流のものを書こうという気持ちが、物凄く
伝わるんですね。

浮き絵(奥行きがあり、今でいう3D)や、
写楽のような顔に特徴をもたすもの、
遊女を大胆に書くものがあれば、繊細な女性像を
描くのもおり、本当に浮世絵といっても色々な種類が
あるんですね。

鎖国していた江戸時代。
唯一の海外の窓口となる長崎から入る、
外国本の挿絵からヒントを得て、絵を描く者。
やがてこれが、ヨーロッパへゴッホやルノワールに
影響を与えるのだから、浮世絵師の心意気とは
天晴れなものです。

この展のメインとなるのが、葛飾北斎の
描く、「雨中の虎」と「龍図」の二点。
(一番上の画像です、小さいですが)

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ギメ美術館と太田美術館が協力して、この展示会は
開催されたのですが、この二つの美術館が詳しく
調べてみて、初めて、北斎のこの2点の絵が双幅を
なすことが分かったのです。
およそ、100年ぶりの再会となりました。
90歳で天寿を全うした北斎ですが、晩年まで創作意欲は
衰えず、有名な「富嶽三十六景」シリーズも60歳を越えて
からの作品です。

みなさんの知らない浮世絵がまだまだあります。
機会があれば、ぜひとも見にいってください!
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by fyamasan | 2007-05-31 01:45 | 美術館めぐり | Comments(0)
東京タワー オカンとボクと,時々,オトン
ベストセラーとなった原作も
ちょこっと読みました。
TVドラマは未見でした。
映画の予告編と音楽が、気になり劇場へ。

自身の親不孝ぶりに、オヨヨ。

映画「東京タワー オカンとボクと,時々,オトン 」

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時代は1960年代の、九州の小倉。
3歳のボクの時から、話は始まる。

ボクを大切に愛情込めて育てている
オカン(内田也哉子)と、何にも拘束
されず自由に生きる。
だが、つねに中途半端に物事を
投げ出すのが、オトン(小林薫)。
この二人を両親に持ち、ボクは育って
いくのだが、途中でオトンはどこかへ
いくので、殆どオカンが側にいる事に
なる。

小学生、中学生と大きくなるにつれ、
オカンの存在は大きくなる。
次第に、オカンを煩わせたくない、
楽をさせたいと思い、高校は寮に入り、
そして、大学も東京へ進むのだが、
まだまだオカンのスネをかじること
ばかりのボク(オダギリジョー)なの
だが、30歳を過ぎて、ようやく
オカンと一緒に東京に住もうと、
オカンを九州から呼び寄せた。
そして。


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見終わると、号泣というのではなく、
なんとも良い涙がほほをつたう。

そして、自身の親不孝に、「オカン、ごめんね」と
思わず誤りたくなる。
僕の場合は、おばあちゃんがいるので、
オカンよりも、おばあちゃんなのです。
だから、「おばあちゃん、ごめんね」

どこにでもある母と息子の話なのかもしれない。
全国探せば、このような話はいくらでも
出てくるでしょう。
素敵なエピソードがいっぱいです。

でも、最近の子供が親を殺す事件。
あの家族には、こんなオカンが居なかったのかな?と
ごく普通のオカンやと思う、この映画のオカンの
存在が、とても大きく見えます。

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それにしても、若い時のオカンを演じた内田也哉子も
良かったですが、本家?のオカンを演じた
樹木希林さんの演技には、全面降伏です。
素晴らしい
オダギリも小林薫も僕は凄く好きですが、
樹木希林さんには適わない、そう思いました。
変装して、踊るシーンは、もう爆笑でした。
かといえば、癌で抗がん剤で苦しむ姿も
迫真の演技だし、もう表現できないぐらい
凄いです。

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僕が高校生の時に涙した、
フィールド・オブ・ドリームス」は
父と息子の映画でしたが、
35歳を迎えた今、母と息子の映画に
涙している自分を考えると、なんとも不思議な
気持ちになる。

機会があれば、おばあちゃん、オカン、
オトンと僕で、この映画を見たいなあ。
これもひとつの親孝行かな?

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こんな感じの写真、みなさんありませんか?
僕もありますよ。
今度実家に帰ったら探してみます。
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by fyamasan | 2007-05-29 03:13 | 邦画 | Comments(0)
ナックルボンバー~やってやるって!
5月27日、いい天気でした。

十三寄りの堤防で、「ナックルボンバー」の
撮影も大詰めを迎えました。

麗香の手下、四天王の1人、伊達(ボク)の
最後のシーンの撮影も無事に終えました。


どのように死ぬのかは、まだ言えませんが、
こちらがその直前の映像です

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なにやらお腹から腸のようなものが出て
いるでは、ないですか?
おっと、これ以上は書きませんので、
想像しておいて下さい。

まあ、学生服姿もそろそろ板についたのでは?と
自分ではそう思うのですが、如何でしょうか?
もうボクの撮影分は終了なので、多分、二度と
学生服を着ることはないと思いますが。


アフレコもありますので、完成はまだ、先ですが、
皆さんの記憶のどこかに「ナックルボンバー」を
覚えておいて頂きたいです。

「覚えて、やるって!」(BY ケンコバ)

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こちらも四天王の1人?
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by fyamasan | 2007-05-29 01:57 | 映画制作 | Comments(0)
ゲゲゲの鬼太郎~ビビビのねずみ男
誕生が1965年というから、かなりの月日が
流れていますね。
映画館も女子高生が多いのかなと
思いきや、結構年配もいましたね。
ファン層の広さをあらためて。

実写版「ゲゲゲの鬼太郎」

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鬼太郎(のウエンツ瑛士)元にある
手紙が届く。
なんと妖怪ポストに投函されたもの。

内容はというと、健太の住む団地近くに
テーマパークを作る計画があり、団地の
人たちは皆反対しているのだが、その
団地に妖怪らしきものが現れ、皆なが
恐怖を感じている。
なんとか、鬼太郎さんの力を借りたいと。

そこで、鬼太郎が調べたところ、この妖怪
騒ぎに、ねずみ男(大泉洋)が関わっている
ことが分かった。
ねずみ男&妖怪たちを懲らしめて一件落着かと
思いきや、このねずみ男が、妖怪世界では
有名な魔力の妖怪石を盗んでしまう。

これが、鬼太郎や猫娘(田中麗奈)、目玉おやじ、
子泣き爺(間寛平)らにも被害が及ぼすことに
なってきた。
そして、鬼太郎が盗んだ事になり、刑罰を
受けることになるから、大変なことに。

そして、妖怪には禁じられている人間との恋。
鬼太郎は健太の姉・実花(井上真央)にほのかな
恋心を抱いてしまうのだった。

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期待はしていなかったもの、中々楽しめました。
それもねずみ男を演じた大泉洋の存在が大きい
ように思えます。
あの独特のキャラを、絶妙に演じていますので、
これはぜひとも見て貰いたいですね。
大泉ファン、必見です。
その分、鬼太郎のウェンツが弱くなってます。

妖怪をCGを使いうまく表現しているし、脇役も
見事なので、脚本をもっと練れば、さらに面白い
映画になったのでは?と。

色々なところで、有名人が出ていますので、
探してみるのもいいかもしれないです。

僕的には、大泉洋のねずみ男のスピンオフ映画が
見たいですね。

かなり彼にはまりました。
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by fyamasan | 2007-05-25 00:38 | 邦画 | Comments(0)
バスターキートン、万歳!
チャップリン映画なら、映画館でも見たことが
あるのですが、バスターキートンとなると、
映画の番組か何かでちらっと見たぐらいでした。
planet +1で週末だけでしたが、キートン特集が
あったので、見て来ました。

まずは「キートンの蒸気船」

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舞台はアメリカ南部のある港町。
オンボロな蒸気船で商売をしているビル。
そこへ、キングというお金持ちが新しい
豪華客船を使って商売をしだしたので、
ビルの商売が苦戦をしいられてきた。
何とかしなくちゃと考えるビルの元に
ある電報が届く。
何と赤ちゃんの時に生き別れた一人息子が
ボストンから来るという。
「俺に似てでかくて、男らしい奴」だと楽しみにして
いたが、来たのは小さくて、なんともひ弱そうな
ウィリー(バスターキートン)。
しかも、キングの娘といい仲になっているの
だから、ビルは腹をたて、しまいには
キングと喧嘩して、留置場へ入れられてしまう。
ピンチなビルを救おうと、頼りないウィリーが
立ち上がるのだが、街には大型ハリケーンが
近づいていた。



チャップリンが小走りなら、キートンはドタバタ走りでしょうか!
アクションが凄い。
1928年製作なんで、スタントはもちろん無し。
とにかくはちゃめちゃな行動なんで、見ていてずうっと
クスクス笑いが。
そして、ハリケーンで何もかもが吹き飛ばされるのですが、
キートンが木に捕まり、ホッとした所で、木ごと吹き飛ばされる
シーンで大爆笑してしまいました。
そうくるのか(^・^)
頼り無さそうな息子が、実は勇気ある息子だったと
分かるのが、なんとも泣かせてくれます。
サイレント映画で69分の映画、ここまで見ている者を
惹き付けるのは、さすがにキートンです。


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そして、次が「キートンのカレッジライフ」

高校の卒業式。
勉強はかなり出来るが、運動神経がイマイチで
スポーツ全般が不得意なキートン。
スピーチで、スポーツの弊害を語って大顰蹙を買う
ような、少し変わった男。
しかし、好きな女の子を追って、大学入るほどの
情熱家?なのです。

さて、その好きな女の子の前でスポーツが出来る
ことを見せたいキートンは、色々なスポーツを
してみるのですが。


まず上手い男がその競技をして、次にキートンが
するというパターンが続きます。
しかし、キートンのやる行動が読めない。
そうくるのか!
今度はこうか!
予測不能なキートンの行動に、もう笑いっぱなし
でも、火事場のクソ力じゃないけど、いざ、という
時はキートン、すごい運動神経良いので、ビックリです。


半世紀前の、しかもサイレント映画ながら見せてくれます、
ひきつけてくれます。
500円、ワンコインで「短編集」、「キートンの蒸気船」などが
買えますので、機会があれば、ぜひともDVDライブラリーに
加えて貰いたいですね。
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by fyamasan | 2007-05-22 01:44 | 映画 | Comments(6)
60年代の邦画が熱い・その3~喜劇 とんかつ一代~上半期NO.1
皆さんはとんかつの発祥地をご存知でしょうか?
東京は上野、だそうです。
とんかつソースもその近辺との事で、
今度東京に行く時は、神楽坂と上野は
必ず行きたいです。

そんなとんかつ・発祥の地、上野を舞台に
した、人情喜劇を見て、僕は本当に
嬉しくなりました。
川島雄三監督、
映画「喜劇・とんかつ一代」

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上野にあるとんかつ屋、「とん久」の
五井久作(森繁久彌)は、今日も元気に
日本一と自負するとんかつを揚げている。
かって一流のフランス料理店で働いていた
久作だったが、コック長の伝次(加東大介)が、
息子の伸一(フランキー堺)に後を継がせたいと
気づき、自分から身をひいた。
そんな男気に惚れたのが伝次の妹の柿江
(淡島千景)で、結婚して一緒に店を切り盛り
している。
でも、この久作の気持ちを知らないのが、伝次で、
「かってに辞めて、道楽なとんかつ屋
なんかしやがって!」と絶縁状態。
しかし、肝心の息子の伸一も、店を辞めたので、
伝次の悩みは尽きない。
そんな中、伝次の働く店のホテルのオーナーが、
変わる話と、伸一の結婚問題が上がってきた。
さてさて、物語はどう展開していくのか?

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高槻セントラルで休憩時間に流れる
「とんかつの唄」も、かなり覚えちゃいましたね。

それにしても、この映画、色々な登場人物が
出てきて、人間関係が複雑に絡み合っているのですが、
いやはや、見事な脚本で、一本の筋にそって展開
するから、凄いの一言です。
スピードもあり、随所に笑いがあるので、ほんとに
時間があっという間に過ぎて、この映画、終わらないで
くれよ~と、思うほどでした。


大ヒットとなり続編の公開も決まった
「Always」や最近見た「黄色い涙」を見た時に
感じた、違和感のある昭和の描き方を
全く感じなかったですね。
町並みや風景、人物が、本当にリアルに
昭和を見せてくれます。
まあ、60年代製作の映画ですから、それはそれで
当たり前かもしませんが、生き生きとした
昭和が見れて良かったです。

森繁久彌といえば、僕にとってはもうおじいさんと
いうイメージしかなかったんですが、男気のある、
頑固なとんかつ屋の店主を、見事に演じています。


以前紹介した
「幕末太陽伝」
時も、フランキー堺を絶賛しましたが、
本当にこの人、正真正銘のコメディ俳優ですね。
可笑しくて、可笑しくて、でも時に切ない表情も。
後は、加東大介、三木のり平も良い味出してるし、
女優陣では、淡島千景を筆頭に、池内淳子、
団令子、水谷良重など皆さん綺麗です。

若き日の岡田眞澄は全然気がつかなくて、
後で知ってビックリです。

書きたいことはたくさんあるのですが、これは
見ないと損ですよ。
DVD化されていないので、これはもう

高槻セントラル
に行くしかないですね。
見終わった後、「とんかつの唄」を口ずさんで
くださいな(^・^)

5月23日しかないので、お見逃し無く!

旧作映画ですが、上半期のマイベスト1
します。
本当にオススメですよ~!

とんかつの油のにじむ接吻をしようよ
花が咲いて、花が散って、太陽が輝いて
水が光っている
たくましくとんかつを喰い、二人で腕を組んで
大きな鼻の穴で一っぱい空気を吸おうよ
とんかつの油のにじむ接吻をしようよ
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by fyamasan | 2007-05-19 03:03 | 邦画 | Comments(2)
クイーン~全ては女王陛下の為に?
この映画も早くに見ていましたが、紹介が
遅れてしまいました。

本年度アカデミー賞、主演女優賞獲得も
納得の、ヘレン・ミレン主演の
「クイーン」

女王の涙の理由は?

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今ではもうダイアナ妃の死亡事故から
10年経ちましたが、あの時、英国王室の
中では、何があったのか?

ブレア首相の誕生で、新しいイギリスの
誕生に国民が沸く。
しかし、1997年8月31日の
ダイアナ妃の死亡事故ニュースが、
イギリスだけだなく、世界を悲しみに包んだ。
そんな中、1人涙を見せずに、声明文も出さずに
沈黙を貫く、クイーンこと、女王陛下。

彼女のその行動に、イギリス市民が反発する。
エスカレートし、王室廃止論まで出てくる。
渦中の王室の裏側で何があったのか?

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王室の内側、裏側を描くなんて、日本では
ありえないでしょうね。
このような映画を作れるイギリスの国風にも
驚きを感じます。

この映画で、ダイアナ妃の存在がどのような
ものであったのか、とても印象に残る
セリフがあります。

クイーンの夫、フィッリップ殿下が、深夜、
ダイアナ妃がパリで亡くなったとの
ニュースを聞くと、
「生きてても死んでも、ダイアナはやっかいだなあ」

ウィリアム王子やハリー王子にとっては
実際の母なので、そんな気持ちはないでしょうが、
王室と民間の差が、この言葉で表されるようで、
なんとも切なくて、厳しい言葉に、言葉が出ない。

あと、「国民はダイアナの裏の顔を
知らないからなあ」というセリフ。
こちらもズシリと重くのしかかる。

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1人の女性としてのエリザベス女王を
映画はどう描いているのか?
彼女が涙を見せるシーンはどこなのか?

王室または、イギリス政府の内側まで
丁寧に見せてくれますので、野次馬根性的に
見ても面白いと思いますが、オスカー女優の
演技に堪能して貰いたいですね。

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この曲も当時よくかかりました。
エルトン・ジョン
「キャンドル・イン・ザ・ウインド
~ダイアナ元英皇太子妃に捧ぐ」

映画では流れませんが。
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by fyamasan | 2007-05-17 00:25 | 映画 | Comments(2)
アンノウン~「saw」を越えるの?
「キューブ」、「saw」の大ヒットで、
今や映画のジャンルとして定着しつつある
ソリッド・シチュエーション・スリラー(ホラー)
若き監督が、若手曲者俳優を使い、
新しいソリッド・シチュエーションを
作り上げました。

DVDは7月4日、あともう少し(^・^)

映画「アンノウン~Unknown」

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とある廃棄工場。
そこで1人の男が目を覚ます。
「ここはどこで、俺は一体誰だ?」
周りを見回すと、自分も含めて5人の男が。
縄で繋がれている者や、銃で撃たれ血が
流れている者もいる。

いったい何があったのか?
すると突然、電話が鳴る。
電話はボスらしき者で、用事が終われば戻ると
いう。時間にして、あと3,4時間ほど。
5人の男がそれぞれ目を覚ますも、
みんな記憶がない。
お互いが誰で何をしていたのか?
考えると少しずつ思い出してきた。

誘拐犯が3人。
そして人質が二人。

誰が誘拐犯で、誰が人質なんだ?

ボスの来る時間が迫りつつ、5人の男たちの
サバイバルが始まる。

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閉ざされた空間。
なぜ自分がいるのかが、分からない。
「キューブ」や「saw」の設定とまったく同じ。
そして、断片的に記憶が蘇る。

この映画、前半と後半でそれぞれオチがあります。
5人の正体がわかるまでの前半。
この事件の黒幕は誰なのかが、わかる後半と。
謎解きが少しずつ展開していきます。

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「キューブ」「saw」が好きな人には楽しめると
思いますが、それ以上の完成度
となるとどうでしょうか?

ただ、出演している俳優が凄いので、彼らの
演技合戦は見ものですね。

「パッション」のジム・カヴィーゼル。
「25時」「アルキメデス~」のバリー・ペッパー。
アカデミー賞候補にもなった「リトル・ミス・サンシャイン」の
グレッグ・ギニア。

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そして、ボス役には、「プリズン・ブレイク2」で
脱走した8人の1人を演じた、あの人も出てきますよ。


5人の正体は?
誰が黒幕なのか?
みなさんの推理が当るかどうかはせひとも、
DVDでお確かめ下さい。
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by fyamasan | 2007-05-14 16:14 | 映画 | Comments(2)
ブラック・ブック~バーホーベン、ここにあり
賛否両論、評価の分かれる監督、
ポール・バーホーベン。
彼がハリウッドに絶縁宣言して作ったと
言われるこの映画。
予告編を見た時から、気になってました。
もう70歳という年齢にも関わらず、
制作費25億円という映画を作り出す、
巨匠の渾身の一作、
映画「ブラック・ブック」

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1944年のナチス占領下のオランダ。
ユダヤ人である主人公ラヘル(カリス・ファン・
ハウテン)は女性歌手であり、隠れ家に
住むなどして、ナチスの迫害を逃れていた。
しかし、家族や他のユダヤ人と逃走中に
ナチスに見つかり、彼女だけが奇跡的に
生き残った。
レジスタンスの人たちに助けられ、彼女は
愛する家族をユダヤ民族を虐殺するナチス・
ドイツに復讐しようと、レジスタンスの仲間から
ある使命を受ける。
それは、スパイとしてナチスの内部にもぐり
こむことであり、その為にはナチスの将校たちと
関係を持つことも意味していた。
復讐心が彼女を駆り立てる、
名前を変え、髪形も金髪にし、彼女は
1人、ナチス内部へ潜入する。
そこで、彼女が見たものとは?

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2時間40分ほどの長い映画のはずが、
長さを感じさせない。
展開が早い(いや、早すぎるかな?)
戦闘・アクションシーンも多く、娯楽映画的な
要素もあるので、一気に見れたという感じがします。

しかし、戦争中という特殊な時代だからなんだろうか、
ここまで人間は自分の保身の為に、平気で人を裏切れる
のだろうか?と、人間の卑劣で醜い部分がかなり強烈に
描かれているので、正直、後味はそんなに良くない。

でも、エリス(ラヘルの改名)がナチスの大尉
のムンツェ(セバスチャン・コッホ)の優しさに触れ、
愛してはならないのに、愛せざるを得ないそんな
人間模様を描いてもいますので、人間と同様、
この映画も一筋縄ではいかないんですね。

「協力か?射殺か? ならどちらを選ぶ?」
「保身のためなら、人間なんだってするよ」

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人間なんて善と悪なんて単純に割り切れない。
環境が違えばどちらにも転ぶし、グレーな
存在である。
でも、そこをどう生きていくのか?
ここは考え所だと、監督の一つの
メッセージとして受け取りました。

ナチスの占領下のオランダ。
戦後のオランダ。
このほんの少しの時代の違いが、
こうも街も人も変わってしまうのかと、
その対比にも注目です。

あと、サスペンスの要素もかなり
入っていますので、
ラストのどんでん返しにも注目を!
本当に悪い奴ってのは、どんな奴なんだろうか?
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同じナチスに対抗して、若くして亡くなった
ゾフィー・ショルの生涯がとてもまぶしく感じました。
彼女とナチスとの戦いの日々を描いたのが、
「白バラの祈り~ ゾフィー・ショル、最期の日々」
です。

こちらはDVDで出てますので、合わせて
見て貰いたいですね。
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by fyamasan | 2007-05-11 03:16 | ヨーロッパ映画 | Comments(2)
60年代の邦画が熱い・その2~兵隊やくざ
勝新太郎といえば、「座頭市」の印象が残るんですが、
こんな痛快な映画を見逃していたとは。
喜劇でありながら痛烈に戦争を、軍隊の非人間性を
描く傑作青春映画、「兵隊やくざ」

現在、高槻セントラルで、
「異色喜劇映画傑作選」の一つに入っています。

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昭和18年。
日本から遥に離れた満州のソ連との
国境沿いにある、日本の兵営地。
そこへ初年兵が配属されてきた。
中でも、大宮二等兵(勝新太郎)というのが、
やっかいな奴らしく、教育係りとして、
インテリ上等兵の有田(田村高廣)が
面倒を見ることになった。
大宮は噂以上に豪放で問題ばかりを
起こしていたが、有田はそのまっすぐな
人間性に、大宮は面倒見の良い有田に、
お互いに少しずつ惹かれていく。
しかし戦局の悪化から、南進の政策が
とられ、大宮は何進入りのメンバーに
加えられてしまう。
有田と離れたくない大宮がとった行動とは?

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上下関係が厳しい軍隊において
上官の命令は絶対であって、反抗は
許されない。
理不尽な扱いに怒りを覚えつつも
何も出来ない若年兵たち。
そんな彼らの鬱憤を晴らすかのように、
大宮の暴れっぷりは見ていて気持ちが良いし、
上司である有田の存在が、この映画を
さらに面白くしている。

殴るのは大宮。
だが、大宮を抑制しつつ、行動に
走らせるのは有田。
この凸凹コンビのやり取りが非常に
かみ合っており、楽しませてくれる。

力だけでなく頭を使っての反撃に
拍手喝さいであります。

しかし、戦争に翻弄される人間模様をしっかりと
描きつつも痛快な青春映画に仕上っています。
40年近く経った今見ても全然色あせていない。
凄いです!

そして、続編が「続・兵隊やくざ」

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前作のラストで無事に軍から脱走出来たと
思った二人だが、列車が爆破され、陸軍病院へ
運ばれる。
そして、またさらに中国奥地の兵営地へ
行かされてしまう。
この凸凹コンビ、今度は何かやらかすのでしょうか?

マドンナ役に小山明子。
今風でいうと、伊東美咲さんを思い出しますね。

前作同様、上官の横柄ぶりには腹が立ってしかたない
ですが、初年兵の度胸試しに、捕虜の中国人を
殺させるシーンもしっかり描いており、奥が深い
映画となっています。

この「兵隊やくざ」は全8作作られており、
DVDでボックスで出ていますので、是非とも
ご覧頂きたいです。

勝新の愛嬌ある大宮&田村高廣のインテリな
上等兵・有田の凸凹コンビの
活躍をスクリーンで見たい方は、

高槻セントラルまで


なお、休憩中には映画館には、
「とんかつの唄」が流れます

~とんかつの油のにじむ接吻をしようよ
花が咲いて 花が散って
太陽が輝いて 水がひかっている~

なかなか意味深な歌詞ですよ。
これも聞けるぞ!
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by fyamasan | 2007-05-07 16:42 | 邦画 | Comments(0)
  

メジャー監督、デビューを目指して!
by fyamasan
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コミュニケーション
出来る会社

Osaka-cinema-
Communication
設立が、目標

そして、
「人々の心を開く映画を
作りたい」

座右の銘

「たかがピンチじゃないか!」


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