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メジャー監督、デビューを目指して!

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映画「バーレスク」でシェールの魅力を堪能しましたが、
ハリウッドがシェールなら、おフランスはカトリーヌ・ドヌーブ
でしょうか?

近年、彼女の主演、出演作が日本でどんどん公開されていますよね。

去年は僕が見たのは「隠された日記」「クリスマス・ストーリー」が
ありましたし、最近はフランソワ・オゾンの映画には無くてはならない
存在となっております。

そして、そのオゾンと組んだ新作がこちら、


映画「しあわせの雨傘」

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あらすじ:
スザンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は毎朝のジョギングが
日課の幸せなブルジョワ妻だったが、ある日、雨傘工場を
運営する夫ロバート(ファブリス・ルキーニ)が心臓発作で倒れ、
雨傘工場を切り盛りすることに。
亭主関白の夫の下で押し黙る日々を送っていた彼女だったが、
子ども、昔の恋人、工場の従業員たちの協力を得て予想外の本能が
目覚めていく。


笑いあり、ホロリと涙がにじんだり、何とも人情物の濃い、
フランス映画でした。

外見上は何一つ不自由のない、幸せな生活を送っているように
思われた社長夫人であるスザンヌ。

しかし、周りからはお飾りな妻であり、「飾りつぼ」と言われていた。

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そんな自分を自嘲もこめて、
「私は幸せだと、信じていた、信じ込んでいた」
そう思うことで、必死に心の平静を装っていた。

それが、夫が倒れ、昔の恋人(愛人)?との告白などから、
本当の幸せとは、与えられるものではなく、自分から掴みとる
ものなんだと気づいていく。
その奮闘していく姿が、またコミカルに描かれており、
なんとも可愛らしいドヌーブが魅力的です。

赤いジャージでジョギングして、詩を読む。
ディスコで踊ったり歌ったりと、かなりチャーミングな
ドヌーブであります。

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逆に昔の愛人だったモリスを演じた ジェラール・ドパルデュー。
ちょっと、中年太り気味というか、太り過ぎでしょう!
もう少し、スリムになってよね!



カトリーヌ・ドヌーブ、次回作はまた違ったキャラクターを
見せてくれるのでしょうか?

楽しみですね
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by fyamasan | 2011-01-31 04:23 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
じわり、じわりと上映館数を増やしているマニアックな映画。
やがてシネコンにも登場か?

PTAや教育ママなら、「絶対に見てはいけない」というはず。

映画雑誌「映画秘宝」が去年のベスト1に選んだだけあって、
なかなかの興味深い映画であります。


誰ものがヒーローになれるのか?


映画「キックアス」

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あらすじ:
コミックオタクでスーパーヒーローにあこがれる高校生デイヴ
(アーロン・ジョンソン)は、ある日、インターネットで
買ったスーツとマスクで、ヒーローとして街で活動を始める。
何の能力も持たない彼はあっさり犯罪者にやられるも、
捨て身の活動がネット上に動画で流され、
“キック・アス”の名で一躍有名になってしまう。


「ノーウェア・ボーイ」で、ジョン・レノンを演じていた
アーロン・ジョンソンが、オタクでなんともさえないヒーロー
願望の高校生を演じています。

かなりイタイ役柄ですが、笑えますね。

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これまでのヒーローものとは一線を引くような、特殊な
能力が無いのが、また良い。
無我夢中で助けに入ったところを動画で撮られて、それが
ネットに公開され、瞬く間に旬のヒーローになるところが、
現代的ですね。


そして、注目なのが、11歳のまだ幼い、可愛い女の子が
「キル・ビル」のゴーゴーばりに悪人を殺しまくります。

ヒットガール(クロエ・モレッツ)

父親がビッグ・ダディといって、街のギャングに妻と生活を
壊させられた元刑事(ニコラス・ケイジ)。

この手の映画にも、ニコラス・ケイジ出るんやなあと。
これが、またはまっているから、面白い!
一見気弱そうに見えて、内面に狂気じみたものを垣間見せる、
ちょいと危ない役をやらせたらピカイチですが。

そういや、この人、アメコミ好きだったなあ。

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最新の拳銃、バズーカやナイフ類、さらには、空飛ぶ武器まで
出てくるし、ガンマニアも唸らせるのでは?

オタク高校生の恋愛エピソードも入れつつ、物語はおおいに
盛り上がっていきます。

キックアス、ヒットガール、ビッグ・ダディたちは、
ヒーローとして、悪党をやっつけることが出来たのか?

結構エグイシーンや残酷描写もあるので、ご用心を。

軽めのB級映画かと思いきや、意外と掘り下げてました。

「バットマン」のジョーカーもどきのライバル役も
出てきますし、続編が期待できますね!

完全なB級映画ですが、ブラッド・ピットが製作にも
顔を出しているぐらいなので、普通の邦画の制作費よりも
使っているんだろうな。

DVDで見るだけではもったいない。
劇場のスクリーンでどうぞ!
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by fyamasan | 2011-01-31 03:47 | B級の館 | Comments(0)
好きな俳優さんのひとりのD・ワシントン。
大ヒットとまでいかないまでも、コンスタントに
スマッシュヒットの映画にきちんと主演されていますね。

「サブウェイ123/激突」もドキドキしましたが、
今回も予告編から、ドキドキハラハラ状態でした。


映画「アンストッパブル」

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あらすじ:
操車場に停車中の最新式貨物列車777号が、整備ミスによって走り出す。
大量の化学薬品とディーゼル燃料を搭載した777号を止めるべく、
鉄道会社と警察は手を尽くすが、列車はさらに加速していく。
事態を察知したベテラン機関士フランク(デンゼル・ワシントン)は、
この日初めてコンビを組んだウィル(クリス・パイン)と共に、
決死の覚悟で暴走列車に立ち向かう。


実際の事件から話を作り出したとあり、リアル感満載。
人間のミスで列車が強大な脅威になるのが、なんとも怖い。
また、ミスを、被害を最小限にしようと思うのではなく、
株式や損得勘定ばかりが働く、重役たちの考えも、空恐ろしい。

ハリソン・フォードの「逃亡者」ばりのCGを極力おさえて、
本物を使っての撮影された映像はさすがに迫力満点。

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悪人がおらず、天災ならぬ人災によって、引き起こされた
暴走列車をどのように止めていくのか?

上映時間が90分であり、楽しめたのは楽しめました。
ただ、コンパクトにまとめており、なんらかのもう
一ひねりが欲しかったですね。

あと、20分ほどの時間を使い、フランクとウィルの
それぞれの人間関係をもう少し掘り下げての葛藤が欲しいです。

あと、違う方法がもう少し試してみるとか、重役連中と現場の
せめぎあいももう少しあれば、と思います。

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この手のアクションを見るといつも思うのですが、どのように
撮影しているんだろうなあと、現場を見てみたいと思うのです。


最後に実際の事件からの映画化なので、その後、登場人物
たちはどうなったのか?が、分かるのもご愛嬌でしょうか?

それにしても、危険にも関わらず、それに立ち向かう男の
姿はカッコイイの一言ですね。
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by fyamasan | 2011-01-31 03:42 | 映画 | Comments(0)
年末からの公開でしたが、ようやく見ることが出来ました。
ブリトニー、ビヨンセの影に隠れつつ、そして、最近は
レディー・ガガにキャラを被らされたり、実力と人気が一致しない
アーティストのように感じる、クリスティーナ・アギレラ。

この映画でもう一度、アギレラ旋風を巻き起こすか?


映画「バーレスク」


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あらすじ:
歌手になる夢を追い掛けているアリ(クリスティーナ・アギレラ)は、
セクシーなダンサーたちが毎夜ゴージャスなショーを繰り広げている
ロサンゼルスのバーレスク・クラブで働くことに。
オーナーのテス(シェール)のもと、たぐいまれな歌唱力と
傑出したダンスの才能を花開かせていくアリは人気者となり、
クラブは盛況を極める。

まあ、ごくありがちな物語ですが、夢と愛する人を手に入れる
までの、さわやかなサクセス・ストーリーであります。

ストーリーはさておいて、やはりアギレラの抜群の歌唱力に
スクリーンを釘付けになりました。
とても映画初主演とは思えない感じの演技でしたし、これからも
映画には出演という形でも、ちょくちょく出て欲しいですね。

で、アギレラも良かったですが、さらにシェールが良かった。
映画では2曲ほど歌うシーンがありますが、還暦を越えた女優とは
思えぬ、歌唱力でグイグイと引き込まれました。

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素晴らしい!

歌う曲もシェールの人生をダブらせているかのような
歌詞だし、アギレラが歌を歌っているのに対して、シェールは
人生を歌っているかのようでした。


本当に歌にすっかりと感動しました映画でした。

DVDではなく、映画館の大きなスクリーンで味わって欲しい
ですね。


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サントラは、アギレラの新作という感じでした。
シェールの曲も入っていますので、なんともお得な感じ。

しばらくはこのサントラを聞きまくりそうです!
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by fyamasan | 2011-01-28 00:58 | 映画 | Comments(0)
去年の2月から始まりました、午前10時の映画祭も
今週で終わりました。

50本もの映画の上映でしたが、僕は35本見ることが
出来ました。

最後が「バベットの晩餐会」

来月からは、第2回の午前10時の映画祭、始まりますよ!

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映画「バベットの晩餐会」

あらすじ・

19世紀後半、デンマークの小さな漁村に住む美しいふたりの娘、
マーチーネとフィリパ。牧師である父に仕える道を選び、
求愛も断って献身的な人生を過ごしながら年老いていった。
そんな姉妹の元にフランスで家族を失い、亡命してきた女性バベット
(S.オードラン)が訪れる。
家政婦として働くことになったバベットには、複雑な
秘密があったのだ……。


今はもう無い映画館の梅田コマゴールドかな?
あと、大毎地下劇場でも上映されてました。

僕が高校生の頃ですから、かなり?前ですが。

静かに静かに、すう~~~と、人の心に訴えかけます。
静かですが、力強いです。

ほぼ老人たちで、なんにも無いような田舎町が舞台。
特に大きな出来事があるわけでもないですが、見ていると
どんどん引き込まれていきますね。

そういえば、この「午前10時の映画祭」で、何年ぶり、
何十年ぶりに再会した映画がたくさんありますが、
「バベット~」もそのひとつですね。

それなりに人生の喜び、悲しみも経験してきた今だからこそ、
分かることもありますから、高校生の頃に感じた思いとは、
また違った味わいですね。

神父が言う、
「あの世に持っていけるものは、人に与えたものだけ」

このセリフもジーンときますね。

ものに溢れた、便利な生活ですが、本当は無くても困らないものも
多いです。
ものがあるから幸せに感じてしまいがちですが、本当に必要なものが
何なのか?
分からないのは、不幸せですよね。

家政婦バベットが用意する、フランス料理の数々。
料理も美味しそうですが、食べている村人たちの至福な顔が
見ていて、こちらも幸せになりますね。

そして、驚くべきラストが、また、心地よく感じさせてくれますね。


ただ、残念なことに、第1回の午前10時の映画祭、
劇場変わって再スタートしますが、この「バベット~」は
プログラムから外れています。

版権の問題なんでしょうかね?

また、見たかったのになあ。

淡い、切ない恋心も描きつつ、しずかに人生賛歌を歌う、
「バベットの晩餐会」、機会があれば、ぜひとも、見てくださいね!
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by fyamasan | 2011-01-22 01:58 | 午前十時の映画祭 | Comments(0)

愛する人~ふれあい、絆

この映画も、予告編やあらすじ聞いただけで、なんか
泣けてきて、映画でも泣くだろうと思いましたが、
なんとか、こらえてきました。

原題が「Mother and child」

良いおばさんになったようなアネット・ベニング。
久しぶりにスクリーンで見たような気がしました。
これからはちょっと年をとったお母さん役が増えそうですね。


映画「愛する人」

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あらすじ・

老いた母親を介護しつつ、日々忙しく働いているカレン
(アネット・ベニング)。
14歳の時に思わぬ妊娠をするが、やむを得ず生まれた子供を手放す。
37年たった今、逢ったことのない子どもに想いを寄せる日々。
エリザベス(ナオミ・ワッツ)、37歳。母親を知らずに育ち、
仕事では素晴らしいキャリアを持つ。
家族や恋は人生には必要のないもの。
しかし自分の思わぬ妊娠をきっかけに、ずっと閉ざしてきた母への
慕情を意識し始める。
母として、娘として、女として人生で失望を繰り返しながら
生きてきた2人。
手遅れになる前に、愛していたことを伝えたい。

その強い想いがふたりの距離を縮め、めぐり逢わせるかのように
思われたが…。

物語の軸は、カレンとエリザベスの未だに出会っていない
母と娘の話です。

ここに、どうしても子供が欲しい黒人の夫婦の話や、
カレンとエリザベスの周りの状況などが加わり、
いくつもの、親と子の話が展開していく。


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人はどんなに孤独で、一人で生きてきたとしても、
人と触れ合う、絆が見つかれば、それだけで、幸せに
なれるのではないのだろうか?

そんな事を映画見ながら思いました。

映画の冒頭辺りは、孤立感や決まりきった生活から
疲れた、生き生きとした表情が見られない、カレンと
エリザベスですが、映画の後半あたりの、二人の表情の
豊かで、輝くことといったら。

小さな絆が、心を豊かにし、幸せにしていく。

話も小さな話が少しずつ、少しずつ、ほどけていくようで、
徐々に進んでいきます。

交わる人もいれば、交わることもなく、過ぎてしまう人間関係も
あります。

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やりきれなさも感じますが、最後には希望が見えたので、
ホッと一息つけたような気もします。

生まれてくること、親になること、生きていくこと。
日々の生活の中で忘れてしまっいることを、本当に
大事なことをもう一度、考えてみようと、思いますね。

男の扱いが、ただの種を産み付けるような、ちょいと
軽い存在のようなのが、気になりますし、あの話は
どうなったんだろうなあ?とつっこみどころもありますが、
良い映画でした。


周りは女性だらけで、みなさん、泣かれていました。

男性もドンドン見て欲しいですね。
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by fyamasan | 2011-01-19 04:59 | 映画 | Comments(0)
早いもので、1月も半分が過ぎましたね。

キネマ旬報のベスト10も発表されましたので?
僕もそろそろと、2010年の洋画・邦画のベスト5を
発表したいと思います。

2010年は、「午前10時の映画祭」や「市川雷蔵映画祭」
などありましたので、結構、昔の名作と呼ばれる映画も
見ました。

映画館での映画本数は145本となりました。
今年はなんとか、200本みたいですね。


それでは、じゃじゃ~~んと発表します

洋画と邦画を比べると圧倒的に洋画の数が多くて、
やはり洋画のベスト5を決めるのが、難しかったですね。


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洋画ベスト5

第1位・「ローラーガールズ・ダイアリー」

ドリュー・バルモア、初監督作。
これからの期待もこめての1位に推しました。

第2位・「第9地区」

SFコメディかと思いきや、予想外の展開で、
大いに楽しませてもらいました。
エイリアンねたをこのような形で映像化するとは、
うまいことやられましたね。

第3位・「ハート・ロッカー」

祝アカデミー賞、受賞もありますが、3Dでは
なく、通常の2Dで、これほど、臨場感あり、緊迫感あり、
テーマも社会性があり、さすがと唸りました。

第4位・「インセプション」

独自の世界観を持ちながら、メジャー作品を作り続けて
いく、C・ノーラン監督の、これまたやられた映画ですね。
想像力の無限の可能性を魅せてくれました。


第5位・「新しい人生のはじめかた」

ほとんど注目もされずに公開終わりましたが、僕が
好きな、「映画らしい、映画」でありました。
ダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンも素敵だったし、
ロンドンにも行きたくなりました。
監督のジョエル・ホプキンスも長編2作目ということもあり、
今後に期待!

「冬の小鳥」「ハング・オーバー」「カディンの森」
など、数え切れないですが、良い映画ありました。



続いて、邦画ベスト5

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第1位・「オカンの嫁入り」

こちらも新人呉監督への期待もこめての選出なり。
大学時代を過ごした牧野の町並みも懐かしさと嬉しさを
味わいました。
ハート・ウォーミングな僕の好きな映画なのが一番ですかね。

第2位・「悪人」

キネマ旬報では第1位でしたが、僕的にも高評価。
映像的にも楽しませてもらいました。


第3位・「相棒~劇場版 II」

一番最近見た映画になりますが、こちらもこれからの
展開と、さらなる深みに期待をこめて。
安易なTVドラマの映画化じゃなくて、理由があっての
挑戦している映画化なのが、嬉しいなあ。


第4位・「パーマネント野ばら」

西原理恵子さん原作の映画は、なぜかよく見ています。
いじらしさ、切なさが、胸に迫ってきました。
何か心に傷跡がグサッと残りますね。


第5位・「BOX~袴田事件」

同名のボクシングの「BOX!」も楽しめましたが、
いまだに結審が着いていない、解決していない、冤罪の
可能性の高い事件の映画化。
こちらも見逃すことは出来ませんでした。


「告白」
「酔いがさめたら家に帰ろう」
「孤高のメス」など、好きな映画もたくさんありました。


新作に限ってのベスト5ですが、僕的には、
「午前10時の映画祭」で見ることが出来た、


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「フォロー・ミー」
「ライトスタッフ」
「男と女」
「ある日、どこかで」
「フィールド・オブ・ドリームス」が
ベスト5になりますかね?



ほとんどがDVDになっていると思いますので、
興味があれば、見てもらいたいですね。
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by fyamasan | 2011-01-18 01:53 | 映画 | Comments(0)
ロンドン3部作を撮り終えて、再びNYに戻ってきた
ウッディ・アレン監督。

今回は出演せずに、脚本と監督のみ。

ウッディ・ワールドは年を重ねても変わらない。

映画「人生、万歳!」

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あらすじ・

かつてノーベル賞候補にもなった天才物理学者ボリスだが、
「人生の無意味さ」について悟り、自殺を図る。
命は助かったボリスだが、職や家庭、そしてリッチな暮らしを失い、
NYのアパートにひとり住む身に。
そんな彼の元に、ひょんな事から南部出身の家出娘メロディが
転がり込んでくる。親子ほどの歳の差がありながらも、
ボリスとメロディは結婚。楽しい新婚生活を送り始めるが、
そこへメロディの母親がやってきて、事態はややこしい事に。


クスクス笑いが場内を満たしていく。
コメディ全開のウッディ・ワールドが心地よく
展開していく。

主人公、ボリスは人生の不条理、無意味さを語りながらも、
それゆえ、短いだろうけど、偶然でも結ばれた二人の愛する時間など、
人生を有意義に過ごしていこうという、前向きなメッセージにも取れる。

何が起こるか、分からないのが人生。
良くも悪くもある。
人間、万事塞翁が馬の言葉通りに、悲しみが新たな喜びになり、
喜びが悲しみに変わっていくのが、それが人生だと、
皮肉やジョークを交え、ウッディは語ってくれる。

なんでも、「アニーホール」と同じ時期に書かれた脚本と
あって、ここ最近のウッディ映画とはまた違った感じが
もてました。

昔ながらのウッディファンには懐かしさも感じるのでは?

これが監督40作となりますから、年齢を考えると
ほぼ、2年に一本は作っていることになりますね。
衰えぬ創作意欲。
根っこはコメディアンですから、笑うセンスはいつも
磨いているんですよね。



「年の差婚」ではなく、「知性差婚」とか、ボリスのいう皮肉を
こめたジョークは本当に面白かったですね。

次回のウッディ映画がまた待ち遠しくなりました。
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by fyamasan | 2011-01-09 17:04 | 映画 | Comments(0)
遅くなりましたが、2011年、明けましておめでとうございます。

今年も映画製作&映画鑑賞日記、頑張りたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。

さて、
ようやく今年最初の映画です。

確か、去年は元旦に「アンヴィル~夢を諦めきれない男たち」を
見ましたが、今年は遅めの7日目になりました。

毎年、最初に見る映画って気になるんですが、今年は、
午前10時の「アラビアのロレンス」。

千円でスクリーンで見れたら、嬉しいですね。
2008年かな?
大阪ヨーロッパ映画祭の特別イベントとして、
ニュープリントの「アラビアのロレンス」を初めて
見て、感動した覚えがありますが、2回目になりますね。


映画「アラビアのロレンス」

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あらすじ・

イギリスの田舎町で、ある男がバイク事故で亡くなった。
生前の栄誉を称え、銅像も立てられるという彼の正体とは? 
話は19年前に遡る。
イギリス陸軍少尉のロレンス(P.オトゥール)は、オスマントルコへの
反乱を企てるアラブの王子と出会い、独立闘争を支援することに。
ゲリラ戦の指揮をとり、次々と勝利を収めるロレンスだが、
やがてアラブ人同士の争いや国同士の思惑に翻弄され、孤立していく。


この映画、自身の運命に翻弄され、葛藤するロレンスも
良いのですが、やはり、一番の砂漠の美しさ、残酷さを
これでもかと、スクリーンで堪能出来ることじゃないでしょうか?

神秘的で、はかない美しさ。
時には残酷な一面を見せる。

まあ、砂漠とは縁の無い日本人だからこそ、感じることかも
しれませんがね。

でも、やはりこの映像は凄いです。

史実織り交ぜての話ですが、
「運命などない」
「自分で切り開いていくもの」だと、自身の行動に迷いも無く
走っていくロレンスですが、自身のしたこと、事の大きさに
次第に理性を失い、砂漠の狂信者のように変貌していく様など、
さすがにP.オトゥールだなあと、感心しながら見ていました。


テーマ音楽も良いんですが、かなり頻繁に流れるので、もう少し、
ここぞの場面でも良いんちゃうかな?とも感じました。


映像美の魅せられた3時間あまり。
壮大な叙事詩を堪能した感じですね。

もうこんな壮大な映画、撮れないのかなあ?と思うと
ちょっと寂しくなりますが。
3Dは3Dで迫力はあるんでしょうが、生身の人間が演じて
生身の人間が撮ることの意義は大きいですね。

砂漠に魅せられた一人の男の波乱万丈の生き様、スクリーンで
見てもらいたいです。
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by fyamasan | 2011-01-08 02:02 | 午前十時の映画祭 | Comments(1)