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いちご白書~語りつぎたい映画シリーズ

「語りつぎたい映画シリーズ」として、第1弾が、この「いちご白書」

1970年製作。

おお、僕が生まれる前ですね。

ばんばんの「いちご白書をもう一度」は何度も聞いたことがありましたが、
なかなか映画の方を、映画館で見れなかったので、とても期待してました。


映画「いちご白書」

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あらすじ・


大学のボート部に所属するサイモンは普通の大学生。
大学で行われている学生運動やストライキにも興味がない。
ある日、ストのバリケードの中にいたリンダに惹かれたサイモンは、
彼女目当てでストに潜り込む。
最初は下心で参加したサイモンだったが、リンダと付き合うようになり、
学生運動に段々とのめり込んで行く。やがて事態は進み、
同じボート部で政治に関心がなかった友人らも運動に参加。
しかし大学側は武装警官を突入させ、、、。


まあ、男・サイモンの動機は不純極まりないものですが、
男ならたいていはこんな感じでしょうかね?

でも、だんだんと今まで何も感じなかったことへの矛盾や
怒りが芽生えてきて、本気になっていくのですが。


ゆったりとして展開で、すこし歯がゆさも感じますが、
サイモンとリンダの二人の恋の行方と同じように、段々と
映画もテンションがあがっていきます。

そして、ラストが驚きでした。
この撮影はどんな感じで撮っていたのかな?と

音楽の使われ方が良いですね。
ジョン・レノンの「平和を我らに」なんて、鳥肌たちましたね。


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バフィー・セント=メリーの歌う「サークル・ゲーム」から始まり、
二ール・ヤングやC,S,N&Yへと続いていく。
60~70年代のロック・フォーク好きにはたまらない選曲ですね。

デジタルリマスターをしたものですが、フィルムなんで、やっぱり見ていて
映像が温かく感じてしまう。

そういえば、主人公のサイモンも8mmのカメラ回していましたね。

この映画をリアルタイムで見たかったというのが、正直なところ。

リバイバルで見たあの頃の青春を過ごした方は、どんな気持ち
なんでしょうね?



当時の時代背景を映しつつも、熱い青春映画でありました。



「語りつぎたい映画」シリーズ、第2弾は「ひまわり」です。

これも見逃せないなあ。
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by fyamasan | 2011-12-30 00:36 | 映画 | Comments(0)

クリスマスのその夜に~少しほろ苦いが、、、

クリスマスも終わり、いよいよ大晦日に近づいてきました。

クリスマスあたりからかなり寒くなってきましたね。

今年もクリスマス近くに、クリスマス関連の映画が公開されてます。

去年はアルノー・デプレシャン監督の「クリスマス・ストーリー」。

こちらはフランスを舞台にした、辛口な家族の物語でした。

今年の「クリスマスのその夜に」はどんな感じでしょうか?


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あらすじ・


クリスマス・イヴを迎えたノルウェーの小さな町。
妻に追い出されたパウルは、サンタに変装して我が子に会おうとする。
カリンは不倫相手のクリステンに妻とは別れないと告げられる。
トマスはクリスマスを祝わないイスラム教徒の娘から天体観測に
誘われる。
ホームレスのヨルダンは若い頃付き合っていたヨハンヌと再会する。
医者のクヌートは二度と故郷に戻れないと言うコソボ出身の
カップルの赤ちゃんを取り上げる。


ほろ苦いコーヒーを飲んだ後のような、少し切なくも
愛おしくなるクリスマス映画。

オムニバス形式で、色々なパターンの物語が描かれていきます。
ノルウェーというお国柄なのか、ヨーロッパ事情も垣間見れ、
ただのお気楽なクリスマス映画になっておらず、ちょっと大人向け
かなと、思いました。

離婚され、子どもたちの会うためにサンタになって家に戻って
きた、男の話もなんとも切ない話であったし、ホームレスの男性の
話も過去が分かると、グサッときましたね。

大人の話が結構シビアな(不倫物もあり)感じですが、子どもが主人公の
話は、なんともほっこり出来ますね。

クリスマスという特別な日の舞台のこの映画を、皆さんはどんな想いを持って、
見るでしょうかね?
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by fyamasan | 2011-12-27 01:18 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)

恋の罪~言葉なんて覚えるんじゃなかった

たぶん、今年見た邦画の中で、ベスト10には絶対に入るで
あろう、園子温監督の「冷たい熱帯魚」。

僕もKOされたひとりですね。

早くも新作ということで、また、色々と話題となった東電OL殺人
事件から、触発されたということも聞き、かなり興味津々で、見てきました。

「言葉なんか覚えるんじゃなかった、、、」

なんかボディーブローみたいに徐々にこの映画が効いて来ていますね。

見た後の気持ちと、また変わった印象を持つようになっています。


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映画「恋の罪」


あらすじ・

どしゃぶりの雨が降りしきる中、ラブホテル街のアパートで
女の死体が発見される。
事件担当する女刑事・和子(水野美紀)は、仕事と幸せな家庭を
持つにもかかわらず、愛人との関係を断てないでいた。
謎の猟奇殺人事件を追ううちに、大学のエリート助教授・
美津子(冨樫真)と、人気小説家を夫に持つ清楚で献身的な主婦・
いずみ(神楽坂恵)の驚くべき秘密に触れ引き込まれていく和子。
事件の裏に浮かび上がる真実とは……。


なにから書けばいいのか、考えてしまいますね。
う~~ん。

見た後は、どっと疲れて、お腹がいっぱいいっぱいでした。
時間も少し長いなあと感じていました。
しかし、時間が経つと、あのシーンの意味はこういう意味だった
のかなあ?と、考えたりもしてしまう、いまだに頭を離れない、
とんでもない映画であります。

まあ、これは女性の映画であり、女性の性への果て無き欲望へと
進んでいく、堕ちていく女性の話であるので、男の僕から見ると
どうもついていけないところあります。

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前作の「冷たい熱帯魚」はでんでんをはじめとする、欲望に突き動かされた
人間模様でした。狂気へと駆られていく様子がリアルで、生々しく、
ものすごくインパクトを感じました。
ですが、今回は、女性の秘めたる性への解放、満たされない、虚しさからの
脱皮を願う女性の姿が、本当に痛々しくて、見ていて胸が締め付けられるようで。

片方にある、安定した穏やかな暮らしがある一方、満たされない、虚しさを
抱える生活。

それを解き放つのが、性への果て無き欲望なのだろうか?

前作のでんでん以上に迫力と、役者魂を見せてもらったのが、
昼は助教授、夜はホテル街を歩き回る、夜の女美津子を演じた
冨樫真。

ほぼ、セックスシーンじゃないかと思うぐらいに、ぶっ飛んでましたね。

夜の女へと変わる瞬間も怖かったですが、悲しみに満ちた瞳の奥を
見るたびに、彼女の業が見えるようで、見ていて辛かった。

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同じように、満たされない、虚しさを感じていたいずみに、

「私のところまで、堕ちて来い!」

と叫ぶシーンは、役柄としては
真骨頂なんだろうけど、見ている僕は痛々しかった。


本当に何を書いたらいいのか、考えてしまいますが、男だからいえるの
かもしれませんが、満たされない心を満たすことは、性だけなのだろうか?
違うものはないのだろうか?
逆にそれに女性は縛られてしまっているのではないか?とも思うわけですが。


セックスも暴力もない話で、女性の心の解放が描けないものかと、
考えたりもします。


満たされたふりをして生きるのか?
満たされなくて、体もこころもズタズタになり、堕ちてもなお、満たされ
ようと生きていくのか?


男には分からない心理が、これでもかと描かれていますので、
ぜひとも、女性の感想を聞きたいなあと思います。


解釈も別れ、色々な意見が出てきて、人の心をかき回す映画では
あります。
が、次はどんな映画に仕上げるのか?
園監督の次回作はまた、見に行くんだろうな(^0^)
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by fyamasan | 2011-12-21 01:34 | 邦画 | Comments(1)

スウィッチ~今年最高のサスペンスなり?

12月も早くも半分を終わり、2011年もあと少しになりましたね。
映画の方も、年末ギリギリに結構公開されます。

期待はしたおらず、時間が都合よかったので、見に行きましたが、
これが見事にいい意味で予想を裏切る展開でした。



これは今年最高のサスペンスかな?

映画「スウィッチ」

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あらすじ・

モントリオール在住の25才のソフィは、仕事運にも男運にも恵まれず、
一人きりのバケーションをどう過ごすかを考えていた矢先、
知人に薦められ期間限定のアパート交換サイト“switch.com”を見つける。
サイトで知り合った、パリ在住のベネディクトという女性の
アパートと交換し、憧れのパリへと旅に出るソフィ。
その夜、パリ7区にあるベネディクトのアパートで眠りにつくが、
翌朝、異国の優雅なバカンスは悪夢へと変貌する。
別の寝室で頭部のない男性の惨殺死体が発見され、ソフィは
殺人容疑者ベネディクトとして逮捕されたのだ。
警察に事情を説明するものの、凶器にはソフィの指紋が付着し、
ベネディクト名義のパスポートには彼女の写真が貼られていた。
このときソフィはすべてを悟った。見知らぬ殺人鬼にアパート
のみならず、身元まで“スウィッチ”されてしまったことを……



映画「ホリデイ」は同じアパートを交換する話でしたが、
なんともほっこりするラブコメディでした。

しかし、この「スウィッチ」はとんでもない事件に巻き込まれる
映画であります。

まあ、大体の予想は出来たのですが、最後までノンストップで、
「次、どうなるんや?」とドンドン引き込まれていきました。

特に逃げるシーンが「ジェイソン・ボーン」シリーズを彷彿させる
ような、ハンディカメラを使ったてぶれの映像ですが緊迫感があり、
迫力満点でした。

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オチにつながる展開へもなかなか凝っていますし、面白かった。
なんか、素直にサスペンスを楽しめました。

心地よい、ハラハラドキドキを味わいました。

僕的には文句なしに、今年最高のサスペンスかな?と思って
いますので、師走の忙しい時期ですが、お時間ある方は、ぜひとも、
映画館へ!


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by fyamasan | 2011-12-16 00:02 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)

算法少女~江戸時代のお話ですよ

不思議な本と出会いました。


紀伊国屋で本を見ていたら、偶然発見しました。

なんか面白そうやな


タイトルが「算法少女」


帯には「江戸時代にも算数好きの女の子がいた!」

これは読まずにはいられないと、早速購入しましたs。

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「算法少女」 遠藤寛子(著)


あらすじ・


父・千葉桃三から算法の手ほどきを受けていた町娘あきは、
ある日、観音さまに奉納された算額に誤りを見つけ声をあげた…。
その出来事を聞き及んだ久留米藩主・有馬侯は、あきを姫君の
算法指南役にしようとするが、騒動がもちあがる。
上方算法に対抗心を燃やす関流の実力者・藤田貞資が、あきと同じ年頃の、関流を学ぶ娘と競わせることを画策。はたしてその結果は…。安永4(1775)年に刊行された和算書『算法少女』の成立をめぐる史実をていねいに拾いながら、豊かに色づけた少年少女むけ歴史小説の名作。


面白いですなあ。
算法にも上方算法とか、色々な流派があったことに驚きですね。

算数といえば、関孝和が有名でしたが、江戸時代の算法の実態や
江戸時代の人々の暮らしに、算法がどのようにかかわっていたのかを、
実に見事に小説として描かれいてますね。

江戸時代に同じ名前の本が出版されていたのにも、びっくりです。


中学、高校と数学は苦手な僕でしたが、塾では結構、数学を教えて
いるのが、なんとも不思議なことですが、色々と調べたり、答えの導き方が
分かると、数学って面白いなあと感じています。


これを学生時代に気づいていればなあと、ちょいっと後悔ですが。

「算法少女」はこれからの展開が期待できるだけに、ここで
終わってしまうのが、もったいないです。

算法を軸にミステリー仕立てにも出来そうなんで、続きを読みたい
ですね。


もう30年近く前の書物の復刻版なんで、続編は期待出来ませんが、
一度手にとって読んでもらいたいですね。

特に小学生の子どもさんにはおススメしたいなあ。
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by fyamasan | 2011-12-14 00:14 | 読書 | Comments(0)

50/50~この賭けは高いか、低いか?

12月に入り、ようやくの記事で、申し訳ないです。


こちらも予告編が気になってました。

「500日のサマー」でも
不思議な存在感だった主演のジョセフ・ゴードン=レヴット。


もし27歳でガンを宣告されたなら、


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映画「50/50」


あらすじ・

シアトルの公営ラジオ局で番組制作の仕事をしているアダムは、現在27歳。
彼自身は几帳面な性格だが、ガールフレンドで画家のレイチェルは
整理ができないし、同僚で友人のカイルは女好きのお気楽人間と、
周りは彼とは正反対。
しかしそんな生活がアダムには心地よかった。
そんなアダムに思いもよらぬことが。検査によればガン。
ネットで調べると、5年後に生きている確率は「50/50(フィフティ・フィフティ)」! 
その日からアダムの生活は一変する。


脚本家ウィル・レイサーの自身の体験をもとに書かれたシナリオゆえに、
これまでの難病ものとは違う展開が見ていて心地よい。

重すぎに、軽すぎずに展開する物語。

悪友のカイルが、ガンをナンパのネタにするような、不幸な
状況さえも、自分の武器にしようぜ、という心意気が全編に
伝わりますね。

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このカイル、下ネタ好きで、女性とセックスするのが、生きがいだと
いわんばかりの軽そうな男なんですが、本当にいい奴で、ググっとくる
シーンもあるので、お見逃しなく。
これは泣けたわあ。

アダムのお母さんを演じるのが、アンジェリカ・ヒューストン。
とても、○○代には見えない、綺麗なお母さんですね。
愛する息子を心配するあまり、オロオロしてしまう。
夫が痴呆症で、ひとり息子がガンと宣告された時の母の動揺。

わずらわしいと感じていた母の存在を、アダムは母の立場を
思いやるシーンも、ジーンときます。


ゆえに、ガン告知を受けた主人公を中心にして、今まで
当然のように思えていた人間関係、毎日に暮らしが、いかに
大切で代え難いものであったのかを、再認識していくドラマでも
あるように思えますね。

同じガン告知を受けて、抗がん剤治療をする世代がバラバラな
患者たちの描き方も、友情ものを感じて、良いですね。

アダムの彼女だった、レイチェルがひどい女だったり、
セラピストがアダムより若くて、なんとも頼りなさげな美人
だったりと、周囲の役柄も、色々と考えています。

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いつもニコニコ笑っているアダムの、その心の奥に秘められた
死にたくないという葛藤。
笑顔に垣間見るその悲しげな表情が、印象に残ります。


音楽もさらっと流れるんですが、とても印象に残ります。
サントラが欲しいですね。
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by fyamasan | 2011-12-10 06:49 | 映画 | Comments(0)


メジャー監督、デビューを目指して!


by fyamasan

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やまさんとは?

映画、格闘技(プロレス)
阪神タイガース
音楽(ロック、ジャズ、
R&Bなど)

映画を通して世界と
コミュニケーション
出来る会社

Osaka-cinema-
Communication
設立が、目標

そして、
「人々の心を開く映画を
作りたい」

座右の銘

「たかがピンチじゃないか!」


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