ディーパンの闘い~移民・難民問題を


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予告編から圧倒されていましたが、本編では更なる衝撃が、走りました。


あらすじ・


ディーパン(アントニーターサン・ジェスターサン)は“タミル・イーラム解放の虎”の
兵士としてスリランカ内戦で戦うが、妻子を失い失意の底にいた。
一方、女性(カレアスワリ・スリニバサン)は、移住許可を取りやすくすべく
難民キャンプで孤児の少女(カラウタヤニ・ヴィナシタンビ)を探し当てる。
海外渡航のあっせん事務所を訪れた彼女たちは、ディーパンと共に
偽装家族として出国する。



移民、難民問題で揺れるヨーロッパ。

おそらく、近い将来には、シリア難民の話しも映画やドラマになると思いますが、
この映画はスリランカから逃げてきた疑似家族の話し。

新天地も優しく迎えてはくれず、言葉の問題や移民が直面する問題で、疑似家族間でも、
争い事が絶えなくなる。

ラストに希望があるのが、せめてもの救いになりますが、
ずしりと、胸に迫ってきます。


また、映画として、面白いのが、さすがです。

日本も、少子高齢化、介護の問題も含め、移民を受け入れるのか、
いずれ選択を迫られる日も来ると思いますので、対岸の火事と思わずに、
じっくりと考えて見る映画ではないかと、思いました。
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# by fyamasan | 2016-02-28 02:39 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
スティーブ・ジョブズ~カリスマの裏側で
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ストーリー:

1984年、アップル社の新製品発表会本番を40分後に控え、スティーブ・ジョブズ
(マイケル・ファスベンダー)は部下のアンディ(マイケル・スタールバーグ)ともめている。
今回ジョブズはどうしてもMacintoshに「ハロー」とあいさつさせたかったが、
当の主役は沈黙したままだ。
マーケティング担当者のジョアンナ(ケイト・ウィンスレット)は諦めるよう説得するが……。



これ、面白かったです。

冒頭のSF作家のアーサー・C・クラークが未来のコンピューター像を
語るシーンから、「お、何やら展開が面白そう♪」と思わせる。

スティーブ・ジョブズの転機となった、3つの発表会の舞台裏を描きます。


出るわ、出るわのジョブズの理不尽な要求や変人ぶり、
挙げ句にかなりのダメ親父っぷり。


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カリスマに隠されたリアルなスティーブ・ジョブズが、スクリーンに現れます。

発表会の舞台裏ということで、舞台劇のような雰囲気。

セリフも長いから、相手とのやり取りなど、役者さんは大変だっただろうなあと
思いますが、監督のダニーボイルはニヤニヤしながら、楽しんで見ていたのかなあ?

見ているこちらも、裏方のスタッフのような気持ちになり、疲れました。
しかし、スティーブ・ジョブズと働けるなら、良いのかなあ?
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# by fyamasan | 2016-02-28 02:34 | 映画 | Comments(0)
ドラゴン・ブレイド~和洋折衷的な・・・
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ストーリー:

前漢時代、中国シルクロード国境近辺では36もの部族がそれぞれ覇権争いを
繰り広げていた。
西域警備隊隊長フォ・アン(ジャッキー・チェン)は久々に教師の妻(ミカ・ウォン)の元に
戻ったものの、金貨密輸の濡れ衣を着せられてしまう。
そして、彼が部下と共に雁門関に流されてから数日後、ルシウス(ジョン・キューザック)
率いるローマ帝国軍が現れる



史実を元に脚色したという、ジャッキーチェン最新作♪o(^o^)o

和洋折衷的なアクション映画。

正直、あまり期待はあまりしてませんでしたが、そのせいか、
期待以上に楽しめました。


クライマックスの戦闘シーンも迫力有りましたし、男気溢れる男同士の友情に、
また、胸が熱くなりましたね。

特にローマ軍の将軍を演じた、ジョン・キューザック、男でありました。

ジャッキーアクション、炸裂まではいきませんが、なかなかの渋い役でした。
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# by fyamasan | 2016-02-22 00:35 | 映画 | Comments(0)
ブリッジ・オブ・スパイ~冷戦の恐怖が
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ストーリー:
アメリカとソ連の冷戦のさなか、保険関連の敏腕弁護士ドノヴァン(トム・ハンクス)は、
ソ連のスパイであるアベル(マーク・ライランス)の弁護を引き受ける。
その後ドノヴァンの弁護により、アベルは死刑を免れ懲役刑となった。
5年後、アメリカがソ連に送り込んだ偵察機が撃墜され、乗組員が捕獲される。
ジェームズは、CIAから自分が弁護したアベルとアメリカ人乗組員の
パワーズ(オースティン・ストウェル)の交換という任務を任され……。




めちゃ寒い1日ですが、見終わって、温かいに気持ちになりました…(^o^)v。

トム・ハンクスがさすがというか、見事な演技で、境地に達しているかのようでした。

ベルリンの壁がまさに出来ようとする、冷戦のピリピリした時代描写も見事でした。


ネット社会のグローバルな今だから、過去を見通せます。
しかし、冷戦のこの時の、どうなるか、どう転ぶか分からない状況で、一介の弁護士が、
民主主義と良心を持ち、交渉にあたり過程も、熱くなりました。

ドラマ的には、もっとハラハラドキドキ感が、あった方が良いのでしょうが、
ちょっと上手く運びすぎな展開ではありましたけど。

スピルバーグ、トム・ハンクス、そして、脚本にコーエン兄弟が参加して、
面白くない訳がない。

1つの時代を切り取った、人間の尊厳を熱く描くドラマでした。

映画を見て、東ドイツが出来る過程がかなり、気になりました。

本を読んで、勉強しようと、思いましたし、トム・ハンクス演じたジェームズ・ドノバン
弁護士の人生にも強くひかれました。

こちらも、本が出ていれば読みたいですね
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# by fyamasan | 2016-02-20 02:45 | 映画 | Comments(0)
白鯨との闘い~本当の敵とは?
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1850年というから、日本ではペリーの黒船がやって来る、少し前ですね。

映画は、作家メルヴィルがトマスという男を訪ね、回想から始まっていきます。

彼はかつてエセックス号という捕鯨船に乗り組んだ、最後の生き残り。


エセックス号は、伝説と噂が入り交じる船で、巨大なマッコウクジラに
よって破壊された船。

渋るトマスから当時の壮絶な実話を聞き出すメルヴィル。



前半が迫力ある捕鯨シーンも含め、巨大なマッコウクジラと
戦うアクションがメイン。

しかし、後半から、映画のテーマが変わってきますね。

どう変わるかは映画を見てのお楽しみに。

なぜ、トマスがエセックス号の真実を語るのを、避けていたかにも関わってきます。

後半がより深いテーマになってるように思えます。

ただ、見ていて思ったのが、この映画、アメリカ人や捕鯨反対派の人は、
どう見たんだろう?と。

単なる油をとるだけの為に捕鯨し、鯨を殺していた。石油の前の
投機対象であったように思えます。

アメリカ本土近くでは鯨を取りつくしたので、遥々太平洋を
越えてまで、捕鯨に来ていた。

かたや日本では、捕鯨といえども、油をとるだけでなく、鯨の隅々まで、
活用し(近所のお寺には、鯨の骨を使った橋がかかっています)、食文化や
生活にも密接な関係があり、古い歴史もあります。

今こそ、鯨と日本、日本人との繋がりを描く映画を作るべきなんじゃないかと、
この映画を見て、思いました。
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# by fyamasan | 2016-01-27 17:35 | 映画 | Comments(0)
人生の約束~友よ
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あらすじ・


新興IT企業CEOで会社の拡大にしか興味のなかった祐馬は、
元共同経営者で親友でもあった航平から無言の留守番電話が入っていることに気付き、
胸騒ぎを覚えて航平の故郷の富山県・新湊を訪れる。
しかし、航平は既に亡くなっており、かつて航平に対して会社から
追い出すような仕打ちをした祐馬を、航平の遺族は怒りをもって出迎える。
そんな中、航平の忘れ形見の少女・瞳は、祐馬にある頼みごとをする。



予告編、良かったです。
江口っちゃん、ええ感じやし、豪華俳優陣も凄い♪

良い話しなんだけど、肝心の亡くなった塩谷さんの背景、人生が省略され過ぎて、
「え?」「え?」となってしまいました。

原作では、この辺りはしっかりと書かれているのかなあ?


祭りで、人と人が触れあう、繋がりあう、本当、心にしみる良い話し。

二時間ちょいに収めないといけないからか、ちょっと都合良すぎな展開も目につきました。

地元の漁師を仕切る若き親方を演じた江口洋介はじめ、俳優陣は見応えありました。

みな、石橋監督の元に集まってきたんですね。
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# by fyamasan | 2016-01-27 17:22 | 邦画 | Comments(0)
SW~フォースの覚醒・・・新たなるたびへ

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ようやく見てきました…\(^^)/

何で観るか悩みましたが、3Dで。

オープニングのSTAR WARSの文字とあのテーマ曲で、
一気にテンション上がりましたね。


そして、ハン・ソロ役のハリソン・フォードと、チューイが出てきて、
オオッととなり、レイア姫が出てきた時には、何か泣きそうになりました…(*´∀`)

タイトルがフォースの覚醒だったなあと、考えつつ、
ラストにあの方が、満を持して登場…\(^^)/


こういう年月の経ちかた、重ね方、良いよなあと。

思ってたより、かなり楽しめましたね。

続編、シリーズ8が、早く見たい♪o(^o^)o

こんな本も買っちゃいましたね。


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# by fyamasan | 2016-01-27 16:53 | 3D | Comments(0)
完全なるチェックメイト~冷戦時代の緊迫感
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緊張感ある中で、次の一手がどうなるか、スクリーンにくぎづけになりました…。

元スパイダーマンのトビー・マクガイアが、チェスの天才、奇人、変人の
ボビー・フィッシャーを、熱演…。

チェスの緊迫感のなかに、フィッシャーの奇行、変人ぶりを描くことで、
緩急がついているのが、不思議な味わい。


時代がネット社会ではなく、冷戦の時ゆえ、今から考えたら、嘘って思うことも、
真剣にしてたのが、笑えてしまいます。

でも、当時の米ソの対立、勝ち負けに対する国を背負って戦う事の凄さが、
ビシビシと伝わってきますね…( ・∇・)


世界一となるも、その後の人生や世間に馴染ない性格は、
果たして幸せだったのか?

しかし、一人しか見れない世界一の景色を見たことは、
何事にも変えがたい幸せだったのか?

ふと、考えさせられました…(*^^*)
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# by fyamasan | 2016-01-27 16:40 | 映画 | Comments(0)
男はつらいよ~口笛を吹く寅次郎
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今年の最初の映画は、「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」でした。

毎年、塚口サンサン劇場が、お正月に寅さん映画を上映してくれます。

マドンナは竹下景子。


今でも綺麗ですが、若い頃は華が咲き乱れるような、うっとりするような美しさが、
スクリーンから感じとれました。

寅さんと同じく恋する青年に中井貴一。
中井貴一が恋するのが、杉田かおる。

二人とも若いです…(^o^)v

レオナルド熊や、あき竹城、石倉三郎などが、ちょこっと出てくるのが、嬉しいですね。

しかし、柴又駅での、寅さんと竹下景子の別れのシーンが、涙でて仕方なかったなあ。

めちゃめちゃ、ええラブシーンでした。

お互いの気持ちが分かってはいるのに、前に踏み出せないでいる。

いや~、切なかった…(*^^*)

心温かくなるも、切なさも感じる、男はつらいよ…お正月に見れて良かったです。
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# by fyamasan | 2016-01-27 16:28 | 邦画 | Comments(0)
ディーン~君がいた瞬間ーそれぞれの2週間
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あらすじ・

1955年、写真家のデニス・ストック(ロバート・パティンソン)は映画監督の
ニコラス・レイ(ピーター・ルーカス)主催のパーティーで、ジミーこと
ジェームズ・ディーン(デイン・デハーン)に出会う。
ジミーの出演作『エデンの東』を観てその演技に衝撃を受けたデニスは、
フォトエッセイを撮ることを決意。最初は警戒していたジミーだったが、
デニスが写真を撮り始めたきっかけを聞いたことで……。



没後60周年。

生きていたらどんな演技を、どんな役者になっていたんでしょうね♪o(^o^)o

まだ、ジェームス・ディーンが、映画スターになる前の2週間。

「エデンの東」の公開前で、「理由なき反抗」の撮影前の期間。


こちらも駆け出しの名キャメラマンを目指していた、デニスと過去を見つめ、
未来を夢見た2週間。

あの有名な写真の背景に何があったのか?

素顔の、憂いを帯びたディーンを演じたデイン・デバーンも、良かったですが、
葛藤するデニスを演じた、ロバート・パティソンも、負けじと熱演♪

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# by fyamasan | 2015-12-26 12:14 | 映画 | Comments(0)
MOZU~劇場版 ダルマの正体は?
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あらすじ・

妻子の死をめぐる謎を追い、その果てに警察内部に存在する闇を暴いた
公安警察官の倉木(西島秀俊)。それから半年、ペナム大使館襲撃と
高層ビル占拠爆破というテロが同時に勃発。これらの事件は、
犯罪プランナーの高柳(伊勢谷友介)と暗殺のプロフェッショナルである
権藤(松坂桃李)が率いるグループによるものだった。
彼らは、戦後犯罪史に残る組織的犯罪や経済事件に関与していると
うわさされる人物、ダルマ(ビートたけし)の名のもとに、
さらなる規模の計画を進めており……。


邦画には珍しいど派手なアクションとスピーディな展開はそのまま、
長谷川博巳や松坂桃季のキレタ演技も良かったです。

でも、シリーズ物の宿命でしょうか?
やはりダイジェスト的になり、詰め込みすぎな感じで、結局は何を見せたいのかが、
ぼやけてしまっている。

最大の謎、ダルマの正体が明かされますが、主人公が命掛けで追っていた割には、
なんだかなあとも、思えてきましたね。

主人公の倉木が、不死身すぎ。
こいつは何をされても死なないのか?と思えるほど、やられてましたが。

なんか消化不良になりましたので、続編を期待しております。
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# by fyamasan | 2015-12-15 15:23 | 邦画 | Comments(0)
カプチーノはお熱いうちに~レッチェに行きたい!
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あらすじ・

雨が降りしきるバス停で、カフェに勤務するエレナ(カシア・スムートニアック)は
アントニオ(フランチェスコ・アルカ)と出会う。
彼は同僚のシルヴィア(カロリーナ・クレシェンティーニ)の恋人だった上に、
性格も全く違うにもかかわらず二人は恋に落ちる。
13年後、親友と一緒に始めたカフェが軌道に乗り、子供にも恵まれた彼らを悲劇が襲う。


なかなかイタリア映画は公開されにくいので、劇場で見れるのは嬉しいですね。

前半はラブコメ的な展開でしたが、後半は一気にヒューマンドラマな展開に。

シリアスな内容ですが、イタリアが舞台なのか、重くならずに見れました。



エレナは綺麗ですし、アントニオはほんと、肉食なイタリア人です。



この映画の舞台は、レッチェ。
イタリアに旅行行くときは、ぜひともよりたい街ですね。

トスカーナにも行きたいですが。
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# by fyamasan | 2015-12-15 15:04 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
わたしに会うまでの1600キロ~その先にあるもの
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あらすじ・

砂漠と山道を徒歩で旅することにしたシェリル(リース・ウィザースプーン)。
旅をスタートさせる少し前、シェリルは母の死を受け入れられず、薬と男に溺れる
日々を送り、結婚生活は崩壊してしまう。
シェリルは人生について思い直し、自分自身を取り戻そうと決意。
こうして彼女は旅に出たが、寒さが厳しい雪山や極度の暑さが体力を
奪っていく砂漠が彼女を苦しめ……。


塚口サンサンにて。

ロードショーの時に見逃していたので、ようやく見れました♪

思っていたのとは展開が違ってました。


過去と現在が頻繁に変わる展開に最初は戸惑いました。

しかし、段々と馴れてくるにしたがって、主人公の心の深層が分かるようになってきました。

なんか見ていると何かしら自分の過去と向き合う形になるので、息苦しさもありました。

大自然の絶景と旅先で出会うユーモア溢れる人達との出会いに、ほっとしたりも。

痛さと心地よさが混じる爪痕を残す映画でした。


印象的なシーンがありました。

最初、主人公は自分が背負いきれないほどの荷物を抱えながら旅を始めます。

そして、旅を続けるうちにその荷物も減っていきます。
旅にいるものを取捨選択していきます。

つまり、これは旅を通じて、主人公が抱えていたものが、減っていくことを意味しており、
また、途中で、大事な靴を脱ぎ捨てるシーンもあります。

これは、彼女を励ましも悩ましている、母親の存在に、ひとつの区切りをつけられたことの
意味でもあると思います。

母親が誇りに思う娘になる。

そんな気持ちが主人公自身を萎縮させていたかもしれません。

1600キロの道のりを、主人公は最後までたどり着けたのでしょうか?




「ダラス・バイヤーズクラブ」の監督だけあって、新しい自分を求める、必死に生きることを
選んだ主人公の、その姿勢は同じ。



母親役のローラ・ダーン、良い存在感でした。


今年のベスト10には入れたい映画ですね。
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# by fyamasan | 2015-12-09 22:58 | 映画 | Comments(0)
黄金のアデーレ~名画の帰還~ガッツなお婆ちゃん
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あらすじ・

アメリカ在住の82歳のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は、グスタフ・クリムトが描いた
伯母の肖像画で第2次世界大戦中ナチスに奪われた名画が、オーストリアにあることを知る。
彼女は新米弁護士ランディ(ライアン・レイノルズ)の助けを借り、オーストリア政府に
絵画の返還を求めて訴訟を起こす。
法廷闘争の一方、マリアは自身の半生を振り返り……。




今年は戦後70年ということで、色々な戦争を扱った映画が公開されています。

この映画もそうなりますね。
ただ、戦争を全面に押し出すのではなく、翻弄された一枚の絵から、
ナチスから派生した悪を描いています。


亡くなった姉が残した一枚の手紙が、妹の運命を大きく変えていく。

懐かしき故郷を思い出させる、クリムトの絵画「黄金の女」。
しかし、それはナチスからの迫害を受け、両親を残して亡命したという、
悔恨を思い出させる絵でもあった。

その狭間で揺れながら、ヘレン・ミレン演じる主人公は、祖母と孫ほど離れた弁護士と、
時に喧嘩をしながら、なんとか絵画を取り戻そうと奮闘。

絵画を巡る話しの中に、人間の悪を描く(ナチスの残虐性だけでなく、
それに感化された、時代を上手く乗り切ろうと、したたかな怖さをもつ人々も)
社会派の映画でありながら、歴史ものでもあり、エンターとしても成立している。

映画の力を大いに感た映画でした。

なかなか見応えある映画です。

ヘレン・ミレンが時には弱音を吐きますが、前に向かって進む、
やんちゃなお婆ちゃんを、素敵に演じてます。

地味な映画ではありますが、見て損はない映画。

こういう映画こそ、ヒットして欲しい。
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# by fyamasan | 2015-12-09 22:28 | 映画 | Comments(0)
サムライー評伝 三船敏郎~世界のミフネ

単行本の時から、早く文庫にならないかなあと思ってましたが、ようやく。

読み終えた今、なんか目頭が熱くなりました…。

色々なエピソードが書かれており、人間三船敏郎を知るには、
十分過ぎる程でした。


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本当に色々ありますのて、是非とも読んで欲しいです。

僕が一番グッと来たのが、不仲と噂されていた、黒澤明との話し。

三船は、三船プロの本社事務所に、「黒澤プロダクション」と書いた木彫りの
看板のある部屋を用意していた。

映画「赤ひげ」から、何年後のことであり、いつか黒澤明と映画を作る事を、
待ち望んでいた三船の気持ちが、そこにあったのでは。

僕が思うには、完璧を求める二人がギリギリのところでせめぎあい、
作り出していたが、もうこれ以上は、無理だとお互いが分かって、別れたのでは。

いづれ時期が来たら、また、一緒に出来るかと。

しかし、二人は会うことはあっても、映画を作る事はなかった。

二人の仲は二人にしか、分からない。

友情、愛憎、嫉妬、色々な感情が交差していたのではと、考えます。


男同士の話で僕が思い出すのは、西郷隆盛と大久保利通です。

同郷の同士として、一緒の道を歩んでいた二人は、征韓論で袂を分かちます。

大久保利通が紀尾井坂で、殺される時、読んでいたのが西郷からの手紙だと知り、
友情や裏切りや色々な感情の気持ちより、何か精神的な繋がりが二人にはあったのではと、
考えてしまいます。

黒澤明の三船の葬儀での、弔辞が、また、二人の関係を物語っています。

三船敏郎という偉大な俳優を知る評伝では、ありますが、スクリーンを所狭し
と駆け回ったように、骨太な男の一代記のようにも感じました。

豪快でしかも繊細なサムライのような男。
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# by fyamasan | 2015-12-06 01:36 | 読書 | Comments(0)
007/スペクター~ダニエル・ボンド、最終章へ
なかなか映画を見れませんでしたが、ようやく。

これはもう公開されていますが、先行上映で見てきました。

ダニエルの最後のボンド姿になるのが、惜しいし、残念。


映画「007/スペクター」

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あらすじ・

ボンド(ダニエル・クレイグ)は、少年時代の思い出が詰まった生家“スカイフォール”で
焼け残った写真を受け取る。彼はM(レイフ・ファインズ)が止めるのも無視して、
その写真の謎を解き明かすため単身メキシコとローマを訪れる。
死んだ犯罪者の妻ルチア(モニカ・ベルッチ)と滞在先で巡り合ったボンドは、
悪の組織スペクターの存在を確信する。



冒頭のメキシコシティでの、ド派手なアクションで幕開け。

緩急つけたアクションと、ダニエルボンドの総決算的なストーリー展開。

ハラハラドキドキの連続でした。

ちょっと長いかなあと感じもあり、モニカ様の出番も少な目で、
ファンとしては、ちょっと寂しいなあ。

ストーリー的に、ちょっと?なところもありましたが・・・・。

もうボンドはやりたくないと、ダニエルがいうぐらい、ド派手と骨太アクションが続きますから、
これは撮影は大変やったなあと思いますね。

こんだけのアクション見せて貰ったら、文句も少なくなりますね…(*^^*)


ダニエルボンドが見れないのは残念ですが、次の007もまた、期待大ですね。
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# by fyamasan | 2015-12-06 01:25 | 映画 | Comments(0)
退院しました~
長らく更新出来ませんでした。

実は9月の下旬に仕事帰りで、バイクが転倒で、右足を骨折しました。
救急車に乗せられ、そのまま入院となりました。

手術を終えて、松葉杖で歩けるようになりましたので、先週、退院となりました。

5週間ほどの入院で、かなり体力がなくなりました。
特に右足が細くなりましたね。

なんとか今年中には普通に歩けるようになりたいです。

こんなこともあり、映画も見に行けてません。

はやく映画館へ行きたいです。

代わりに本は10冊ほど読みましたので、またアップしていきます。

では、よろしくお願いします。

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# by fyamasan | 2015-11-11 23:30 | その他 | Comments(0)
ヒーローインタビュー~阪神、優勝へ
毎年、ここぞの試合で負けてしまい、もう10年も優勝がない、タイガース。

クライマックスで機会があるかもしれませんが、「やはり優勝して、なんぼや!」
の話しやと思います。

なんとか、ヤクルト、巨人を叩いて、10年ぶりの優勝を見たいもんですね。


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野球ファン、阪神ファンの僕には、なんともたまらない一冊となりました。
作者の坂井さんは、野球のこと全く知らなかったそうですが、
「野球の小説ではなく、人間ドラマなら書きます」と言ったそうです。

高校野球でもそうですが、高校通算何十本のホームランを打ったとか、
10年に一人の逸材とか、言われてプロに入るも、泣かず飛ばずで、
いつの間にかユニフォームを脱いでいた選手が多いです。


この小説の主役の仁藤全もそんな一人です。
タイトルのような活躍をして、ヒーローインタビューを受けたこともない。
しかし、彼に関係する人々を取材することで、その人たちにとっては、仁藤は
明らかにヒーローだったことが分かるんですね。

コテコテな大阪弁が心地よく、クスクス笑いの中に、人情物もあり、笑いながら
いつしか、すうっと涙が流れていた、そんな小説でした。

ラストに向けて、仁藤のある試合に、焦点が合わさっていくのですが、
阪神の桧山の最後の打席がホームランだったように、
「やはり野球の神様はおるんやな」と
めちゃ嬉しくなる。

阪神ファンとしても野球ファンとして、熱くなるええ締めくくりなんですよ。


また、本の中で、おそらくあの選手の事やろなあと思う選手が出てきます。
素行や評判の悪さは、考えると、高校の頃から、チヤホヤされたら、勘違いして
しまうわなあと。才能を浪費してしまったんやなあと。

野球を通して、人間の表も裏も描かれており、確かに人間ドラマ。

野球好きには、「ちょっと反則やで~」と思いながら、「ええ本、おおきに」と、
頭が下がります。

読書の秋にはぴったりかな?
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# by fyamasan | 2015-09-12 02:02 | 読書 | Comments(0)
悪党に粛清を~一味違う西部劇
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あらすじ・


1864年、ジョン(マッツ・ミケルセン)と兄のピーター(ミカエル・パーシュブラント)は、
祖国デンマークで兵士として勇敢に戦った。戦争に嫌悪感を抱いた彼らは
新天地を求めアメリカ西部に移住し、ジョンは1871年にようやく妻と息子を
アメリカに呼び寄せる。
だが、駅での再会の喜びもつかの間、親子3人は帰りの駅馬車でならず者と
同乗することになり・・・。


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デンマークの監督・主演者が撮ると、西部劇はこうなるんだと。


一言で言うとクールな映画。

ハリウッドの従来の西部劇とは、ひと味違います。

身体の中は、熱く火傷しそうな程なのに、外見は冷たさが漂うクールさ。

悪党は、悪党らしく、あくまでも悪党。

小市民や裏切り者もおり、主人公は愛する者の為に、復讐をめざす。

あと、映像がため息つくほど綺麗。

銃で空いた穴から差し込む光がなんともかっこいい。

北欧のマッツ・ミケルセン主演ゆえに、クールさ満開。

久しぶりにエンドクレジットで、余韻に浸りたい映画でした。
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# by fyamasan | 2015-09-12 01:51 | 映画 | Comments(0)
ふたつの名前を持つ少年~今も残る傷跡
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あらすじ・


8歳の少年スルリック(アンジェイ・トカチ、カミル・トカチ)は、ポーランドのユダヤ人
強制居住区から脱走。森へと逃げ込むものの寒さと飢えに襲われてしまう彼だが、
ヤンチック夫人に助けられる。
聡明で愛嬌(あいきょう)のあるスルリックに魅了された夫人は、彼にポーランド人孤児の
ユレクだと名乗るように諭し、架空の身の上話を頭にたたき込む。
夫人のもとを離れ、農村を回りながら寝床と食べ物を求めるスルリック。
やがて心優しい一家と出会って安息を得るが、ユダヤ人であることがばれてしまう。




戦後70年目ということもあり、色々な戦争を扱った映画が公開されています。

実話の映画化。

ナチス・ドイツ占領下。
ユダヤ人の少年が、収容所を脱け出し、独りで生き抜く3年間を描きます。


なんとか匿って生き延びることを手伝う者もいれば、報酬が欲しくて通報する者もいる。

大人の勝手な戦争に巻き込まれ、人の善意と悪意に振り回される少年。

必死にサバイバルする中で時折見せる笑顔に、見ているこちらもホッとします。

が、悲しみを苦しみを知りすぎた笑顔ゆえに、胸が痛みます。

エンドクレジットで、少年のその後が語られますが、この少年のようなユダヤ人のこどもたち、
たくさんいたんでしょうね。

もちろん亡くなってしまったこどもたちの方が、はるかに多いと思います。

心痛くなりますが、真正面から見て欲しい映画です。


過酷な撮影だったと思いますが、主役の子役の子は双子とのこと。
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# by fyamasan | 2015-09-12 01:29 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)
  

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