映画「レスラー」~ミッキーローク、ここにあり!

突然のマイケルの訃報にびっくりです。
この前の三沢光晴といい、まだまだこれからという方の
訃報には、なんとも言葉が出ません。

さて、この人もマイケルのような、成功と挫折を味わった
人ではないでしょうか?

ミッキー・ローク。

80年代、彼が出ているだけで、女性が見に行くと
いうぐらい、人気がありました。
映画とは関係のない、ボクシングの試合さえ、女性で
満員になりましたからね。

ところが、90年代中頃でしょか?
ほとんと、彼の名前を聞くこともなく、映画に出ているのか?
たまにB級映画にちらっと名前が出ている位で、第1線から
消えていた俳優だった。

そして、ロドリゲス監督の「Sin City」で、変わり果てた
彼を見た時はびっくりしました。

セクシーで細いけど、筋肉質の体。

自身のキャリアと被るように主人公を演じた
映画「レスラー」

果たして、どんなミッキー・ロークが?

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あらすじ:
かつては人気を極めたものの今では落ち目のレスラー、
ランディ(ミッキー・ローク)。
ある日、ステロイドの副作用のために心臓発作を起こし、
レスラー生命を絶たれてしまう。
家族とはうまくいかずストリッパーのキャシディ
(マリサ・トメイ)にも振られ、孤独に打ちひしがれる中で、
ランディは再びリングに上がる決意をする。
(シネマトゥデイ)


プロレスファンにはたまらない映画であります。
でも、切な過ぎる。

この映画、ランディの後ろ姿を撮った映像がやたらと
多いんですよね。
背中からにじみ出た哀愁が、この男がどんな人生を味わって
きたのかを、思い出させます。

過去の栄光だけでは生活出来なくて、平日はスーパーで
パートしながら、週末は場末のリングで戦う男。

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気休めがストリップバーに行くことぐらいでしょうか?
疎遠の娘とも、仲が修復しない。

体がもうストップと言い、キャシディや娘ともうまくいかない、
それでも、リングに立つしか出来ない、不器用な男。

これこそ、まさに「アイ・アム・ア・プロレスラー
じゃないでしょうかね?

ミッキー・ロークの人生とだぶるところがあるので、
本当に、映画を見ていて、切なく、でも絶望ではなく、
小さな希望は、灯りはまだある。
そんな感じを受けました。

あと、プロレスの内幕やスーパーで働くオチャメな
ミッキーも見れますよ。

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そして、ミッキーと同じく人生を感じさせてくるのが、
キャシディを演じるマリサ・トメイ。

彼女も素晴らしい!


ミッキー・ロークの映画に「ホームボーイ」というものが
あります。
ミッキー人気の絶頂の頃に作られた、ミッキーによる、
ミッキーファンの為の映画であります。

ボクサーになれなかったミッキーが、映画でボクサーを
続けるか、愛する人と生きていくのか、そんな選択に
悩む話でしたが、いかんせん、何ともうすっぺらい映画です。

カッコよく見せたい、そんな思いが伝わり、それがミッキー
ファンには良いんでしょうがね。

この落ちぶれた、でも毎日を必死で生きている「レスラー」の
ミッキーには叶うはずもないんですよね。

興味がある方は見比べて下さいね。
クリストファー・ウォーケン共演で、エリック・クラプトンが
音楽を担当しています。


現在のプロレス界を象徴するように、ロートルのレスラーの
サイン会の寂しい映像には、涙が出そうになりました。

やれ、「八百長だ!」「単なるショーでしょ」など言われながら、
自分の命を削り取り、戦うレスラーは、怪我しようが、
リングに立たなければならない。
ファンが待っているそのリングに立たなければならない。
そんな思いで三沢も最後となったリングに立っていたんでしょうね。

「レスラー」で唯一、ミッキーがマイクを持つ場面があるのですが、
このセリフが泣かせてくれます。
プロレス、好きで良かったと思わせてくれる場面です。
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by fyamasan | 2009-06-29 04:25 | スポーツ

メジャー監督、デビューを目指して!


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