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人生、万歳!~新たなウッディ・アレン in NY

ロンドン3部作を撮り終えて、再びNYに戻ってきた
ウッディ・アレン監督。

今回は出演せずに、脚本と監督のみ。

ウッディ・ワールドは年を重ねても変わらない。

映画「人生、万歳!」

人生、万歳!~新たなウッディ・アレン in NY_c0033213_174044.jpg


あらすじ・

かつてノーベル賞候補にもなった天才物理学者ボリスだが、
「人生の無意味さ」について悟り、自殺を図る。
命は助かったボリスだが、職や家庭、そしてリッチな暮らしを失い、
NYのアパートにひとり住む身に。
そんな彼の元に、ひょんな事から南部出身の家出娘メロディが
転がり込んでくる。親子ほどの歳の差がありながらも、
ボリスとメロディは結婚。楽しい新婚生活を送り始めるが、
そこへメロディの母親がやってきて、事態はややこしい事に。


クスクス笑いが場内を満たしていく。
コメディ全開のウッディ・ワールドが心地よく
展開していく。

主人公、ボリスは人生の不条理、無意味さを語りながらも、
それゆえ、短いだろうけど、偶然でも結ばれた二人の愛する時間など、
人生を有意義に過ごしていこうという、前向きなメッセージにも取れる。

何が起こるか、分からないのが人生。
良くも悪くもある。
人間、万事塞翁が馬の言葉通りに、悲しみが新たな喜びになり、
喜びが悲しみに変わっていくのが、それが人生だと、
皮肉やジョークを交え、ウッディは語ってくれる。

なんでも、「アニーホール」と同じ時期に書かれた脚本と
あって、ここ最近のウッディ映画とはまた違った感じが
もてました。

昔ながらのウッディファンには懐かしさも感じるのでは?

これが監督40作となりますから、年齢を考えると
ほぼ、2年に一本は作っていることになりますね。
衰えぬ創作意欲。
根っこはコメディアンですから、笑うセンスはいつも
磨いているんですよね。



「年の差婚」ではなく、「知性差婚」とか、ボリスのいう皮肉を
こめたジョークは本当に面白かったですね。

次回のウッディ映画がまた待ち遠しくなりました。
by fyamasan | 2011-01-09 17:04 | 映画

メジャー監督、デビューを目指して!


by fyamasan
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