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少年と自転車~どこまでも無防備な少年

予告編から気になっていました。

音楽がなんとも哀愁漂う。

映画「少年と自転車」


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あらすじ:
児童相談所に預けられたまま12歳になろうとしていた少年シリル
(トマス・ドレ)は、いつか父親を見つけて一緒に暮らしたいと願っていた。
ある日、彼は美容院を営むサマンサ(セシル・ドゥ・フランス)と出会い、
ごく自然に彼女と共に週末を過ごすようになる。
二人は自転車に乗って街を走り回り、ようやくシリルの父親
(ジェレミー・レニエ)を捜し出すが……。


少年シリルを演じたトマス・ドレに釘付けでした。

こんなにもナイーブで、痛々しい姿の少年。
ただ、親の父親の愛情が、愛されている、必要とされていると、
その気持ちを求めて、自分を傷つける行動に出てしまう。

そんなシリルを見守るのが、里親となったサマンサ。

なんとか助けてやりたい、という気持ち、同情から、里親となり、
シリルに引っ掛けまわされますが、シリルが何を求めて、行動するのか?
それが、分かってくると。

リアルな現実。
シリルのような問題児に手を焼く大人たち。

シリルと大人たちに距離と、ちょうど、スクリーンを見つめる
観客との距離のようにも思えます。


少年と自転車~どこまでも無防備な少年_c0033213_216334.jpg


シリルの行動にハラハラして、「なんで、そんなことをするんや~!」と
いつしか、親のような気持ちになって、シリルを見つめていたような
気がします。

小さな幸せをようやく見つけたように思えるシリル。
でも、また、色々な試練が待ち受けているんだろうな。

シリルの幸せを祈って、涙ぐんだラストでした。
by fyamasan | 2012-04-25 02:16 | ヨーロッパ映画

メジャー監督、デビューを目指して!


by fyamasan
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