苦役列車~これこそ、ワイルドだぜ~
2012年 07月 18日
前作の「マイバック・ページ」は映画館で見れなかったので、
今回は早めに足を運びました。
同じ日に公開された(というか、結構話題作、色々と同じ日に公開
されていますが)、「へルター・スケルター」に話題持っていかれると
思いますが、なんとか頑張って欲しいです。
山下敦弘監督
映画「苦役列車」
あらすじ・
1980年代後半。
19歳の北町貫多(森山未來)は日雇い労働で得た金を酒に使い果たし、
家賃も払えない生活を送っていた。
他人を避けながら孤独に暮らす貫多だったが、職場で専門学校生の
日下部正二(高良健吾)と親しくなる。
そんなある日、古本屋で働く桜井康子(前田敦子)に
一目ぼれした貫多は、日下部に取り持ってもらい彼女と
友達になるのだが……。
バブルな日々。
僕はちょうど中学生でしたね。
30年後の世界が、こんな不景気な世の中になるとは
想像も出来てませんが。
なんか映像が懐かしく感じました。
高良くんが、NCAAを飲んでいるのは、ちょいっと嬉しかったなあ。
昔はポカリスエットとNCAAがあったんですが、いつの間にかNCAA消えましたね。
冒頭の覗き屋の呼び込みしている宇野さん。
このシーンを見ただけでも良かったと思えるぐらい、はまりすぎていた。
悲惨な現状。
社会の底辺に居ながらも、悪態つきながらも生きている貫多。
同情ではなく、ちょっと距離を置きながらも、その存在を画面を
通して見られたように思えます。
本当に、なにも持っていなくて、求めてはいるけれど、諦めもある。
なんともいえない喪失感があるけど、どこかに希望を見いだそうと
している。
森山未來が演じるからこそ、 憎めない存在になっているんでしょうね。
高良健吾が演じる、日下部正二との距離感も絶妙でした。
日下部正二は貧乏といえども、帰れる場所もあるし、バブルな時代に
対応出来る。
前田敦子もいい存在感だったと思います。
原作にはないキャラらしいですが、主演よりも脇役でキラリと光る役が
合うのではと思いますが。
なんにしても3人が海に飛び込むシーンがあるのですが、12月の撮影と
いうことで、とてもじゃないけど、海には入るのは無謀です。
ですが、3人、海ではしゃいでいますが、かなり厳しかったと思いますよ。
あっちゃんはノースリーブ?で入っています。
原作者が酷評したり、映画館がガラガラだという報告など、かなり
ネガティブな情報が多いですが、僕はもっと、もっとたくさんの人に
見て欲しい映画であります。
ラストの1カットを見るだけでも、そうだよねと、思わず頷いてしまった。
主人公と同じ日雇いで働く、マキタスポーツ演じる高橋岩男や、
田口トモロヲ演じる古本屋の店長も良い味出してる。
結構笑えてしまったけど、その分、泣きもした。
どストレートな青春映画でした。
今回は早めに足を運びました。
同じ日に公開された(というか、結構話題作、色々と同じ日に公開
されていますが)、「へルター・スケルター」に話題持っていかれると
思いますが、なんとか頑張って欲しいです。
山下敦弘監督
映画「苦役列車」
あらすじ・
1980年代後半。
19歳の北町貫多(森山未來)は日雇い労働で得た金を酒に使い果たし、
家賃も払えない生活を送っていた。
他人を避けながら孤独に暮らす貫多だったが、職場で専門学校生の
日下部正二(高良健吾)と親しくなる。
そんなある日、古本屋で働く桜井康子(前田敦子)に
一目ぼれした貫多は、日下部に取り持ってもらい彼女と
友達になるのだが……。
バブルな日々。
僕はちょうど中学生でしたね。
30年後の世界が、こんな不景気な世の中になるとは
想像も出来てませんが。
なんか映像が懐かしく感じました。
高良くんが、NCAAを飲んでいるのは、ちょいっと嬉しかったなあ。
昔はポカリスエットとNCAAがあったんですが、いつの間にかNCAA消えましたね。
冒頭の覗き屋の呼び込みしている宇野さん。
このシーンを見ただけでも良かったと思えるぐらい、はまりすぎていた。
悲惨な現状。
社会の底辺に居ながらも、悪態つきながらも生きている貫多。
同情ではなく、ちょっと距離を置きながらも、その存在を画面を
通して見られたように思えます。
本当に、なにも持っていなくて、求めてはいるけれど、諦めもある。
なんともいえない喪失感があるけど、どこかに希望を見いだそうと
している。
森山未來が演じるからこそ、 憎めない存在になっているんでしょうね。
高良健吾が演じる、日下部正二との距離感も絶妙でした。
日下部正二は貧乏といえども、帰れる場所もあるし、バブルな時代に
対応出来る。
前田敦子もいい存在感だったと思います。
原作にはないキャラらしいですが、主演よりも脇役でキラリと光る役が
合うのではと思いますが。
なんにしても3人が海に飛び込むシーンがあるのですが、12月の撮影と
いうことで、とてもじゃないけど、海には入るのは無謀です。
ですが、3人、海ではしゃいでいますが、かなり厳しかったと思いますよ。
あっちゃんはノースリーブ?で入っています。
原作者が酷評したり、映画館がガラガラだという報告など、かなり
ネガティブな情報が多いですが、僕はもっと、もっとたくさんの人に
見て欲しい映画であります。
ラストの1カットを見るだけでも、そうだよねと、思わず頷いてしまった。
主人公と同じ日雇いで働く、マキタスポーツ演じる高橋岩男や、
田口トモロヲ演じる古本屋の店長も良い味出してる。
結構笑えてしまったけど、その分、泣きもした。
どストレートな青春映画でした。
by fyamasan
| 2012-07-18 03:19
| 邦画