八月の鯨~赤いバラと白いバラ
2013年 03月 30日
午前十時の映画祭もいよいよデジタルでまた再開します。
往年の名作がニュープリント、リマスターで再上映されるのは、
嬉しいことです。
この「八月の鯨」の再上映を聞いた時も、とても嬉しかったですね。
確か、僕が中学の頃に見たぐらいですから、もう何十年になるのかな?
久しぶりに会えた、リビーとセーラの姉妹。
映画「八月の鯨」
あらすじ・
セーラ(ギッシュ)とリビー(デイビス)は、メイン州の小さな島に
あるセーラの別荘で夏を過ごしていた。少女時代の楽しみだった、
8月になるとやってくる鯨の姿は、今はない。
病気で目の見えなくなったリビーは人生をあきらめ、周囲の人々に
辛らつにあたるため、リビーの世話をするセーラは、心を痛めていた。
なんということのない老姉妹の日常を描くので、映画らしい事件も
起こりません。
ただ、日常が過ぎていく。
太陽の光、陽光が綺麗で美しい。
老後の人生のはかなさでなく、これからも生きていく人間の姿を
照らし出すようで、キラキラと波に光る。
気難しい姉の機嫌を取りつつも、先に亡くなって夫との日々や、昔を
思い出す妹のセーラ。
戦争で亡くなった夫の言葉が、
「赤いバラは情熱を、白いバラは真実を。この二つがあれば、
人生はやっていける」
本当は素直になりたいのだが、素直に自分を表現出来ない姉のリビー。
近くに住む、こちらも年老いた大工のジョシュア(ハリー・ケリー
・ジュニア)や、おしゃべりな幼馴染で陽気なティシャ
(アン・サザーン)、ロシアの亡命貴族のマラノフ
(ヴィンセント・プライス)などが訪れる、セーラの家。
実は、ティシャが提案したことが、ひとつの事件のようなものとして、
この老姉妹の心に揺れを起こさせるのですが、これは、映画を見ての
お楽しみということで。
年老いた人たちの湿っぽいような話しではなく、
キーワード「見晴らし窓」「鯨」が、これからの未来の、希望のような
ものとして、表現されています。
今も前を向いて、生きている年老いた人たちの、静かながら、
熱い物語です。
何度と無く見ておきたい映画ですね。
音楽も良いですし、セーラがまた、可愛らしいおばあちゃんです。
実年齢では、姉と妹の年齢が逆になるんですが、それとは気づかない
ぐらい、ギッシュは若々しく、デイビスは嫌味な姉を演じていますね。
上映は終わりましたが、DVDで発売されていますので、一度は
見てもらいたい映画ですね。
往年の名作がニュープリント、リマスターで再上映されるのは、
嬉しいことです。
この「八月の鯨」の再上映を聞いた時も、とても嬉しかったですね。
確か、僕が中学の頃に見たぐらいですから、もう何十年になるのかな?
久しぶりに会えた、リビーとセーラの姉妹。
映画「八月の鯨」
あらすじ・
セーラ(ギッシュ)とリビー(デイビス)は、メイン州の小さな島に
あるセーラの別荘で夏を過ごしていた。少女時代の楽しみだった、
8月になるとやってくる鯨の姿は、今はない。
病気で目の見えなくなったリビーは人生をあきらめ、周囲の人々に
辛らつにあたるため、リビーの世話をするセーラは、心を痛めていた。
なんということのない老姉妹の日常を描くので、映画らしい事件も
起こりません。
ただ、日常が過ぎていく。
太陽の光、陽光が綺麗で美しい。
老後の人生のはかなさでなく、これからも生きていく人間の姿を
照らし出すようで、キラキラと波に光る。
気難しい姉の機嫌を取りつつも、先に亡くなって夫との日々や、昔を
思い出す妹のセーラ。
戦争で亡くなった夫の言葉が、
「赤いバラは情熱を、白いバラは真実を。この二つがあれば、
人生はやっていける」
本当は素直になりたいのだが、素直に自分を表現出来ない姉のリビー。
近くに住む、こちらも年老いた大工のジョシュア(ハリー・ケリー
・ジュニア)や、おしゃべりな幼馴染で陽気なティシャ
(アン・サザーン)、ロシアの亡命貴族のマラノフ
(ヴィンセント・プライス)などが訪れる、セーラの家。
実は、ティシャが提案したことが、ひとつの事件のようなものとして、
この老姉妹の心に揺れを起こさせるのですが、これは、映画を見ての
お楽しみということで。
年老いた人たちの湿っぽいような話しではなく、
キーワード「見晴らし窓」「鯨」が、これからの未来の、希望のような
ものとして、表現されています。
今も前を向いて、生きている年老いた人たちの、静かながら、
熱い物語です。
何度と無く見ておきたい映画ですね。
音楽も良いですし、セーラがまた、可愛らしいおばあちゃんです。
実年齢では、姉と妹の年齢が逆になるんですが、それとは気づかない
ぐらい、ギッシュは若々しく、デイビスは嫌味な姉を演じていますね。
上映は終わりましたが、DVDで発売されていますので、一度は
見てもらいたい映画ですね。
by fyamasan
| 2013-03-30 02:38
| 映画