たそがれ清兵衛~凛とした生き方がある

映画「たそがれ清兵衛」を見ました。
もう3年前の映画になり、米アカデミー賞の
外国語部門にもノミネートされ、随分、
話題になりました。

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時代は幕末。
もうすぐ、維新が迫っている、激動の時代.
だが、ここ、庄内、海坂藩では
そんな雰囲気は、感じさせない。

海坂藩の平侍、井口清兵衛(真田広之)は
50石高の貧乏侍。

妻に先立たれ、娘二人と、痴呆が始まった
祖母を抱えて、貧しい生活をしている。

仕事の終わりを告げる、下城の太鼓が鳴ると、
すぐに家の用事の為に帰る清兵衛を、
仲間は、「たそがれ清兵衛」と呼んで、
からかっていた。

ある日、友人の飯沼倫之丞から、清兵衛
とも幼なじみの妹・朋江(宮沢りえ)が、
離縁して、嫁ぎ先から戻っている事を聞いた。
(何でも、夫の酒乱が原因らしい)

そして、元夫の甲田豊太郎が腹いせに
飯沼家を訪れ、暴れている時に、清兵衛が
居合わせ、甲田と清兵衛の一騎打ちが
決まってしまった。
真剣で迫る甲田に対して、清兵衛は棒切れで、
見事に甲田を打ちのめした。

この決闘が後に清兵衛の運命を大きく変えて
いくことになるのだが。

朋江が度々、清兵衛の家を訪れる度に、
二人の娘は喜び、清兵衛自身もこんな
生活が続く事を願う。

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海坂藩の藩主が亡くなった事で、
跡継ぎ争いが起こり、藩は二分。
勝った一派が、負けた一派の粛清にかかった。
そんな粛清の為に、切腹を命じられた
余五善右衛門が、切腹を拒否し、
家に立て籠もってしまった。

余五は剣の達人であり、刺客を送られたが、
見事に返り討ちにしてしまう。
困った藩の連中は、清兵衛の腕を思い出し、
清兵衛に余五の討ち取りを命じた。

この事で命を失うかもしれないと感じた
清兵衛は、朋江に、自分の気持ちを打ち明ける。
幼き頃からの想いを(今でいう、プロポーズである)
そして、余五の籠城する家に向かっていく。



貧しいながら、他人に何を言われようと、
娘と祖母を愛して、凛として、生きる
清兵衛の姿に心打たれる。
清兵衛はかっては、剣の達人として、
師範代にまでなったほどの腕前。
(しかしながら、なぜかこのような貧乏
暮らしなのは、不思議ですが)

映画の中で、清兵衛が、余五の討ち取りの前日、
刀の手入れをするシーンがあります。

その中で、柄の「目釘 (めくぎ) 」を抜いて、
桶の中に放り込むと、水の中に目釘が
「プカリ」と浮かぶと云うシーンがありました。

目釘は刀身を 柄 (つか) に 固定するクギですが、
クギとは云っても、金属ではなく、
実は「竹製」が多いんだそうです。

刀が抜けないようにする目釘が竹と云うのは
不思議な気もするのですが、
竹は、刀身を傷つけないし、
濡れると膨張しますから、金属より寧ろ
しっかり止まるらしいです。

こういう細かい所まで、しっかり映像に
出てくるのがまたいいですね。
(目釘の内容は「噂と樽」というHPから
参考にしました)

余五善右衛門を演じるのが、田中泯。
この演技が認められて、日本アカデミー賞の
新人賞を見事に受賞。

そして、もうすく公開の柴咲コウ、オダギリジョー
共演の

「メゾン・ド・ヒミコ」
では、ゲイの老人ホームの
オーナーを演じています。
風変わりな役柄が多いのが、特徴かな?
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by fyamasan | 2005-08-25 03:01 | 時代劇

メジャー監督、デビューを目指して!


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