ビハインド・ザ・サン~自由が、希望が見えた時!
2005年 10月 08日
最新作、「ダーク・ウォーター」の公開せまる
ウォルター・サレス監督の2001年度の映画
「ビハインド・ザ・サン」を見てきました。
舞台はブラジル。
時は1910年。
ブラジルの東北部のある村。
もう何世代も前から、土地の
権利を巡って、2つの家族が
血で争う抗争を繰り返していた。
ブレヴィス家のトーニョ(ロドリゴ・サントロ)は、
フェレイラ家に殺された兄の敵を討つが、
それがまた抗争の始まりにもなり、今度は
トーニョがフェレイラ家に狙われる番となった。
トーニョには、歳の離れた弟がいる。
この子、「坊主」といつも言われるだけで、
名前がないんですよ。
後に、「パクー」と呼ばれるようになるのですが。
面白いのは、復讐するのにも、お互いのルールが
あるんですね。何世代にも続いているので、
慣習化したといえるでしょう。
家族を殺されたとしても、すぐに復讐してはならない。
殺された者が着ていたシャツを干して、血の色が
黄色に変色した時が、その復讐をしていい時だ。
トーニョは殺されるであろう自分の将来に何の
希望も見出せなかったが、ある日、近くの村に来た
旅回りのサーカス団(といっても、二人しかいないが)
の、クララに恋をしてしまう。
20年間生きてきた中で、絶えず、抗争に振り回され、
恋や安らぎ自由など考えられなかった。
一方の、クララの旅回りで疲れた心を癒してくれたのは、
トーニョの素敵な笑顔だった。
復讐と家と名誉しか頭にない父にとって、トーニョが
恋愛をするなんてことは、考えられない事だ。
「命を狙われているのに、なんて様だ。死んだ兄を見習え!」と
ばかりにしかりつける。
殺された者のシャツの色が黄色になり、いよいよ復讐の
時は来た。
大雨の夜中、フェレイラ家の者がトーニョを殺そうと
やってくる。
またクララもサーカス団を抜け出して、トーニョに会いに来た。
初めて知る愛の喜びに耽るトーニョ。
だが、すぐ近くまで敵は近づいている。
何世代も抗争を繰り返す両家の、出口の見えない未来に
うんざりしながらも、その宿命に生きるしかない、
家族の表情&描き方がいい。
この描き方が、あの「SHINOBI」に欲しかったと思います。
愛や自由など考えられなかったトーニョが、それに触れる
瞬間の表情もまたいい!
家が全てだった彼にとって、家以外の世界に出会った時、
未来というものが見えてきます。
トーニョはどうなるでしょうか?
見えた未来は、クララとは?
ぜひ、お確かめてください。
トーニョを演じたロドリゴ・サントロがまた
いい男です。
セクシーな男優の何位かは知りませんが、
かなり上位に選ばれたみたいですよ。
主演作は少ないですが、これから出てくる
男優なので、注目してくださいね!
ウォルター・サレス監督の2001年度の映画
「ビハインド・ザ・サン」を見てきました。
舞台はブラジル。
時は1910年。
ブラジルの東北部のある村。
もう何世代も前から、土地の
権利を巡って、2つの家族が
血で争う抗争を繰り返していた。
ブレヴィス家のトーニョ(ロドリゴ・サントロ)は、
フェレイラ家に殺された兄の敵を討つが、
それがまた抗争の始まりにもなり、今度は
トーニョがフェレイラ家に狙われる番となった。
トーニョには、歳の離れた弟がいる。
この子、「坊主」といつも言われるだけで、
名前がないんですよ。
後に、「パクー」と呼ばれるようになるのですが。
面白いのは、復讐するのにも、お互いのルールが
あるんですね。何世代にも続いているので、
慣習化したといえるでしょう。
家族を殺されたとしても、すぐに復讐してはならない。
殺された者が着ていたシャツを干して、血の色が
黄色に変色した時が、その復讐をしていい時だ。
トーニョは殺されるであろう自分の将来に何の
希望も見出せなかったが、ある日、近くの村に来た
旅回りのサーカス団(といっても、二人しかいないが)
の、クララに恋をしてしまう。
20年間生きてきた中で、絶えず、抗争に振り回され、
恋や安らぎ自由など考えられなかった。
一方の、クララの旅回りで疲れた心を癒してくれたのは、
トーニョの素敵な笑顔だった。
復讐と家と名誉しか頭にない父にとって、トーニョが
恋愛をするなんてことは、考えられない事だ。
「命を狙われているのに、なんて様だ。死んだ兄を見習え!」と
ばかりにしかりつける。
殺された者のシャツの色が黄色になり、いよいよ復讐の
時は来た。
大雨の夜中、フェレイラ家の者がトーニョを殺そうと
やってくる。
またクララもサーカス団を抜け出して、トーニョに会いに来た。
初めて知る愛の喜びに耽るトーニョ。
だが、すぐ近くまで敵は近づいている。
何世代も抗争を繰り返す両家の、出口の見えない未来に
うんざりしながらも、その宿命に生きるしかない、
家族の表情&描き方がいい。
この描き方が、あの「SHINOBI」に欲しかったと思います。
愛や自由など考えられなかったトーニョが、それに触れる
瞬間の表情もまたいい!
家が全てだった彼にとって、家以外の世界に出会った時、
未来というものが見えてきます。
トーニョはどうなるでしょうか?
見えた未来は、クララとは?
ぜひ、お確かめてください。
トーニョを演じたロドリゴ・サントロがまた
いい男です。
セクシーな男優の何位かは知りませんが、
かなり上位に選ばれたみたいですよ。
主演作は少ないですが、これから出てくる
男優なので、注目してくださいね!
by fyamasan
| 2005-10-08 17:12
| 映画