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ブギ-マン~奴はクローゼットにいる

正直、ちょっと時間が空いたので、
ちょうど格安チケットもあったので、
ネタ話になるかなあと思い映画館へいきました。
これが意外と楽しめて、いい時間が過ごせました。
(こんな不純な動機で見てしまい、
bobbyshiroさん、ごめんなさい)

映画「ブギーマン」
キャッチコピーが凄かった。
「死にたくなければ目を開けて眠れ~。
奴はクローゼットからやってくる。
来る、来る、来る~」

ブギ-マン~奴はクローゼットにいる_c0033213_332448.jpg

主人公ティム(バリー・ワトソン)は、23歳となり、仕事もプライベートも
順調で、彼女の両親と会うという所まで来ていた。
ただ、8歳の時、父親が失踪した事が未だに心の傷となったいた。
ティムは父親がクローゼットにいるブギーマンに引きずりこまれたと
今でも信じている。

そんなある日、彼は悪夢を見る。
母の身に何か起きたのではないかと、心配して母を訪ねてみるが、
正夢のように、母は亡くなっていた。
昔住んでいた実家(今は誰も住んでいない)に戻り、一日だけ、
過ごすことにしたのだが、15年前の出来事が脳裏に浮かぶ。

過去の出来事(父の失踪)が、本当にブギーマンの仕業なのか、
それとも父がいなくなった事を認めたくないための、彼の
妄想に過ぎないのか。

そして、ついに、幼じみの女友達、彼女も巻き込んで、
15年前の出来事にケリをつける時が来た。

ブギ-マン~奴はクローゼットにいる_c0033213_3592126.jpg


この映画を見る前に、ホラー映画というのは、どのようにして
怖がらしてくれるのだろうかと思い、客観的にスクリーンを見る
事にしました。

僕はこの映画を見て、クローズアップとフルショット
(登場人物の姿と周りの風景も写っている状態)の
使い方に注目しました。

まず、クローズアップですが、これは画面に登場人物一人の
顔が映っています。
例えば、その顔がどんどん恐怖に変わっていく様子を見ると、
この人物が何かを見て怯えていると分かりますね。
そうなると次のショットでその何かが出てくると言う事になります。
見ている者は、早くそれを見たいという気持ちが高まりつつ、ここで
画面で怯えている人物と同じ立場になるんですね。
共感というよりもなりきり状態ですね。

そして、フルショットですが、これは後ろからの方が、
怖さは倍増ですね。
登場人物の後ろから、何かが近づいている。
見ている者は、その何かが分からない。
だから登場人物が何かに気づいたと同時に、自分もそれに
気づき、次の瞬間、恐怖を共に味わうということになります。

二つとも、観客がいかに登場人物に入り込めるかを、ショットを
変える事で、容易にしているんですね。
「ブギーマン」では、このカットが非常に効果的に使われていたと
思います。


ストーリー展開も時間軸を上手く使ってましたし、音楽もいい感じで、
恐怖を煽ってました。
何でも製作者のサム・ライミは、監督に
「13の衝撃的な恐怖シーンを入れる事」を約束させたそうで、
それがどのシーンなのか、皆さんも一度見て考えて見ませんか?

ブギ-マン~奴はクローゼットにいる_c0033213_4221846.jpg

東京のお台場では、「ブギーマン」の
宣伝として、こちらの「ブギー麺」が
売り出されているようです。

どんな味付けなのか?
食べたら恐怖を味わうのだろうか?



う~~ん、気になる、気になる。
by fyamasan | 2006-06-11 04:28 | ホラー映画

メジャー監督、デビューを目指して!


by fyamasan
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