60年代の邦画が熱い・その2~兵隊やくざ
2007年 05月 07日
勝新太郎といえば、「座頭市」の印象が残るんですが、
こんな痛快な映画を見逃していたとは。
喜劇でありながら痛烈に戦争を、軍隊の非人間性を
描く傑作青春映画、「兵隊やくざ」
現在、高槻セントラルで、
「異色喜劇映画傑作選」の一つに入っています。
昭和18年。
日本から遥に離れた満州のソ連との
国境沿いにある、日本の兵営地。
そこへ初年兵が配属されてきた。
中でも、大宮二等兵(勝新太郎)というのが、
やっかいな奴らしく、教育係りとして、
インテリ上等兵の有田(田村高廣)が
面倒を見ることになった。
大宮は噂以上に豪放で問題ばかりを
起こしていたが、有田はそのまっすぐな
人間性に、大宮は面倒見の良い有田に、
お互いに少しずつ惹かれていく。
しかし戦局の悪化から、南進の政策が
とられ、大宮は何進入りのメンバーに
加えられてしまう。
有田と離れたくない大宮がとった行動とは?
上下関係が厳しい軍隊において
上官の命令は絶対であって、反抗は
許されない。
理不尽な扱いに怒りを覚えつつも
何も出来ない若年兵たち。
そんな彼らの鬱憤を晴らすかのように、
大宮の暴れっぷりは見ていて気持ちが良いし、
上司である有田の存在が、この映画を
さらに面白くしている。
殴るのは大宮。
だが、大宮を抑制しつつ、行動に
走らせるのは有田。
この凸凹コンビのやり取りが非常に
かみ合っており、楽しませてくれる。
力だけでなく頭を使っての反撃に
拍手喝さいであります。
しかし、戦争に翻弄される人間模様をしっかりと
描きつつも痛快な青春映画に仕上っています。
40年近く経った今見ても全然色あせていない。
凄いです!
そして、続編が「続・兵隊やくざ」
前作のラストで無事に軍から脱走出来たと
思った二人だが、列車が爆破され、陸軍病院へ
運ばれる。
そして、またさらに中国奥地の兵営地へ
行かされてしまう。
この凸凹コンビ、今度は何かやらかすのでしょうか?
マドンナ役に小山明子。
今風でいうと、伊東美咲さんを思い出しますね。
前作同様、上官の横柄ぶりには腹が立ってしかたない
ですが、初年兵の度胸試しに、捕虜の中国人を
殺させるシーンもしっかり描いており、奥が深い
映画となっています。
この「兵隊やくざ」は全8作作られており、
DVDでボックスで出ていますので、是非とも
ご覧頂きたいです。
勝新の愛嬌ある大宮&田村高廣のインテリな
上等兵・有田の凸凹コンビの
活躍をスクリーンで見たい方は、
高槻セントラルまで
なお、休憩中には映画館には、
「とんかつの唄」が流れます
~とんかつの油のにじむ接吻をしようよ
花が咲いて 花が散って
太陽が輝いて 水がひかっている~
なかなか意味深な歌詞ですよ。
これも聞けるぞ!
こんな痛快な映画を見逃していたとは。
喜劇でありながら痛烈に戦争を、軍隊の非人間性を
描く傑作青春映画、「兵隊やくざ」
現在、高槻セントラルで、
「異色喜劇映画傑作選」の一つに入っています。
昭和18年。
日本から遥に離れた満州のソ連との
国境沿いにある、日本の兵営地。
そこへ初年兵が配属されてきた。
中でも、大宮二等兵(勝新太郎)というのが、
やっかいな奴らしく、教育係りとして、
インテリ上等兵の有田(田村高廣)が
面倒を見ることになった。
大宮は噂以上に豪放で問題ばかりを
起こしていたが、有田はそのまっすぐな
人間性に、大宮は面倒見の良い有田に、
お互いに少しずつ惹かれていく。
しかし戦局の悪化から、南進の政策が
とられ、大宮は何進入りのメンバーに
加えられてしまう。
有田と離れたくない大宮がとった行動とは?
上下関係が厳しい軍隊において
上官の命令は絶対であって、反抗は
許されない。
理不尽な扱いに怒りを覚えつつも
何も出来ない若年兵たち。
そんな彼らの鬱憤を晴らすかのように、
大宮の暴れっぷりは見ていて気持ちが良いし、
上司である有田の存在が、この映画を
さらに面白くしている。
殴るのは大宮。
だが、大宮を抑制しつつ、行動に
走らせるのは有田。
この凸凹コンビのやり取りが非常に
かみ合っており、楽しませてくれる。
力だけでなく頭を使っての反撃に
拍手喝さいであります。
しかし、戦争に翻弄される人間模様をしっかりと
描きつつも痛快な青春映画に仕上っています。
40年近く経った今見ても全然色あせていない。
凄いです!
そして、続編が「続・兵隊やくざ」
前作のラストで無事に軍から脱走出来たと
思った二人だが、列車が爆破され、陸軍病院へ
運ばれる。
そして、またさらに中国奥地の兵営地へ
行かされてしまう。
この凸凹コンビ、今度は何かやらかすのでしょうか?
マドンナ役に小山明子。
今風でいうと、伊東美咲さんを思い出しますね。
前作同様、上官の横柄ぶりには腹が立ってしかたない
ですが、初年兵の度胸試しに、捕虜の中国人を
殺させるシーンもしっかり描いており、奥が深い
映画となっています。
この「兵隊やくざ」は全8作作られており、
DVDでボックスで出ていますので、是非とも
ご覧頂きたいです。
勝新の愛嬌ある大宮&田村高廣のインテリな
上等兵・有田の凸凹コンビの
活躍をスクリーンで見たい方は、
高槻セントラルまで
なお、休憩中には映画館には、
「とんかつの唄」が流れます
~とんかつの油のにじむ接吻をしようよ
花が咲いて 花が散って
太陽が輝いて 水がひかっている~
なかなか意味深な歌詞ですよ。
これも聞けるぞ!
by fyamasan
| 2007-05-07 16:42
| 邦画