潜水服は蝶の夢を見る
2008年 02月 22日
今年のアカデミー賞の監督・撮影・脚色・編集賞の
4部門にノミネートされ、「パイレーツ~」の
ジョニーデップが大絶賛!
(本来なら、ジョニーデップ主演でしたが、「パイレーツ~」の
撮影で降板になったとのこと)
主演男優賞をあげても良いのではと、個人的には
思いますが。
映画「潜水服は蝶の夢を見る」
あらすじ・
病院のベッドで目を開けたジャン=ドー(マチュー・アマルリック)は
自分が何週間も昏睡状態だった事を知る。
そして身体がまったく動かず、唯一動かすことができるのは
左目だけだという事も。
ジャン=ドーは雑誌「ELLE」の編集者で、
三人の子どもの父親だった。
彼は言語療法士の導きにより、目のまばたきによって意思を
伝える事を学ぶ。やがて彼はそのまばたきで
自伝を書き始めた。
その時、彼の記憶と想像力は、動かない体から
蝶のように飛び立った…。
この映画、内容も凄いのですが、映像が凄い。
スクリーン(画面)がジャン=ドーの左目に
なっているんですね。
まばたきもきちんとあるし、オープニングの
少しずつ見えるあの映像から、
僕はKOされた感じです
様々なカット割りや構図、どういう風に撮っているだと
思うほど、興味深いアングル。
現在と過去とのフラッシュバック。
現在の左目だけを動かせるジャン=ドーと、
この世の春を満喫していたジャン=ドーとの比較。
それと別居中(ものすごく献身的)の妻や執筆作業に
力を貸す言語療法士(マリ=ジョゼ・クローズ)ら、
綺麗な女性が勢ぞろいなのは、男性には嬉しいところ。
献身的な妻がいるときに、愛人から電話があります。
そこでも、ジャン=ドーは「いつでも君のことを想って
いるよ」なんと言っちゃうんですね。
男って、つくづく「なんてアホなことを言うんやろ」と。
自分のことも含めて、反省ですね。
言語療法士の努力も凄いです。
約20万回のジャン=ドーの瞬きを、理解して、
活字にしていくんですから、並大抵の気持ちでは
無理でしょうね。
「死」を前にして、肉体の不自由を得て、はじめて
人は皮肉にも生を感じてしまう。
「心筋梗塞」誰もがそうなってしまう危険があります。
もしも、自分なら、左目だけの生活で、何をするのか?
しようと思うのか?
欲を言えば、本を執筆するまでの過程をもう少し
描いて欲しかったですね。
僕が一番好きなのは、ジャン=ドーが、足腰が不自由な
父に、髭をそってあげるシーンですね。
これが父との最後のシーンになっているので、僕はもう胸が
いっぱいになってきました。
そして、ラストのクレジットで、泣いちゃいました
43歳、チョイ悪親父の強烈な生き様、見て欲しいですね。
もう3年前になるんですかね、アカデミー賞の外国語映画賞を
受賞した「海を飛ぶ夢」もあわせて見ると、「生と死」の
はざまで苦悩する人間の姿が浮かび上がり、今、生きている
この時間をいかに大切にするべきかを、考えてしまいます。
4部門にノミネートされ、「パイレーツ~」の
ジョニーデップが大絶賛!
(本来なら、ジョニーデップ主演でしたが、「パイレーツ~」の
撮影で降板になったとのこと)
主演男優賞をあげても良いのではと、個人的には
思いますが。
映画「潜水服は蝶の夢を見る」
あらすじ・
病院のベッドで目を開けたジャン=ドー(マチュー・アマルリック)は
自分が何週間も昏睡状態だった事を知る。
そして身体がまったく動かず、唯一動かすことができるのは
左目だけだという事も。
ジャン=ドーは雑誌「ELLE」の編集者で、
三人の子どもの父親だった。
彼は言語療法士の導きにより、目のまばたきによって意思を
伝える事を学ぶ。やがて彼はそのまばたきで
自伝を書き始めた。
その時、彼の記憶と想像力は、動かない体から
蝶のように飛び立った…。
この映画、内容も凄いのですが、映像が凄い。
スクリーン(画面)がジャン=ドーの左目に
なっているんですね。
まばたきもきちんとあるし、オープニングの
少しずつ見えるあの映像から、
僕はKOされた感じです
様々なカット割りや構図、どういう風に撮っているだと
思うほど、興味深いアングル。
現在と過去とのフラッシュバック。
現在の左目だけを動かせるジャン=ドーと、
この世の春を満喫していたジャン=ドーとの比較。
それと別居中(ものすごく献身的)の妻や執筆作業に
力を貸す言語療法士(マリ=ジョゼ・クローズ)ら、
綺麗な女性が勢ぞろいなのは、男性には嬉しいところ。
献身的な妻がいるときに、愛人から電話があります。
そこでも、ジャン=ドーは「いつでも君のことを想って
いるよ」なんと言っちゃうんですね。
男って、つくづく「なんてアホなことを言うんやろ」と。
自分のことも含めて、反省ですね。
言語療法士の努力も凄いです。
約20万回のジャン=ドーの瞬きを、理解して、
活字にしていくんですから、並大抵の気持ちでは
無理でしょうね。
「死」を前にして、肉体の不自由を得て、はじめて
人は皮肉にも生を感じてしまう。
「心筋梗塞」誰もがそうなってしまう危険があります。
もしも、自分なら、左目だけの生活で、何をするのか?
しようと思うのか?
欲を言えば、本を執筆するまでの過程をもう少し
描いて欲しかったですね。
僕が一番好きなのは、ジャン=ドーが、足腰が不自由な
父に、髭をそってあげるシーンですね。
これが父との最後のシーンになっているので、僕はもう胸が
いっぱいになってきました。
そして、ラストのクレジットで、泣いちゃいました
43歳、チョイ悪親父の強烈な生き様、見て欲しいですね。
もう3年前になるんですかね、アカデミー賞の外国語映画賞を
受賞した「海を飛ぶ夢」もあわせて見ると、「生と死」の
はざまで苦悩する人間の姿が浮かび上がり、今、生きている
この時間をいかに大切にするべきかを、考えてしまいます。
by fyamasan
| 2008-02-22 04:12
| 映画