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「第三の男」~フェスティバル

不朽の名作の、サスペンスの傑作と名高い、
映画「第三の男」

この映画が今年で無くなってしまう、大阪の
フェスティバルホールで、特別プログラムで上映されました。

「第三の男」
映画の内容は知らなくても、主題テーマ曲はかなりの
人が知っているのでは?

「第三の男」~フェスティバル_c0033213_3452047.jpg


あらすじ(Amazon.comより)
米国の西部作家ホリイ・マーティンスは、
旧友ハリー・ライムに呼ばれて、
四国管理下にある戦後のウィーンにやって来たが、
ハリーは自動車事故で死亡しまさにその葬式が行われていた。
マーティンスは墓場で英国のMPキャロウェー少佐と連れになり、
ハリーが闇屋であったときかされたが、信ずる気になれなかった。
ハリーは生前女優のアンナと恋仲であったが、彼女と知り合った
マーティンスは、彼女に対する関心も手伝ってハリーの死の真相を
探ろうと決意、ハリーの宿の門衛などに訊ねた結果、
彼の死を目撃した男が三人いることをつきとめた。
そのうち二人はようやく判ったが、"第三の男だけはどうしても
判明しないまま、マーティンスは何者かに脅かされはじめ、
門衛も殺されてしまった。
一方アンナは偽の旅券を所持する廉でソ連MPに
粒致されることになり、それとも知らずに彼女の家から出て来た
マーティンスは、街の物蔭に死んだ筈のハリー・ライムをみつけた。


チターの演奏がなんとも心に心地よいリズムを作り出して
くれる。

今回のプログラムは、そのチターの生演奏付きでした。
内藤敏子さんという、日本チター協会の会長さんであります。
また、チター演奏家として有名な、高塩直也さんの演奏も。

映画についても、色々な興味深い話をして貰いました。
まず、オープニングで流れる映像は、チターを写して
いたんですね。
丸のくぼみとチターの弦が揺れています。

また撮影時は1948年のオーストリアはウィーン。
戦後の混乱がまだ続いており、アメリカ、イギリス、
フランス、ソ連の4カ国がそれぞれ、オーストリアの各地区を
管轄していた時代であります。

撮影は、マイナス20度と、めちゃめちゃ寒い状況で行われ、
墓堀のシーンなど、土が凍って、かなり難儀したらしいですね。

「第三の男」~フェスティバル_c0033213_3463622.jpg


撮影を担当したロバート・クラスカーは、カメラを斜めから
撮ることで、登場人物に緊迫感を出そうとしたことや、
石畳の道に水をまくことで、白黒の映像表現を深めたりと、
撮影テクニックでも、ものすごい技術がこの映画には
あるんですね。

暗闇から死んだと思われたハリー(O・ウエルズ)の
登場シーン。
観覧車からの映像、地上からの観覧車の映像。
夜のウィーンの町並みの映像。
白黒でこのような映像が撮れたんだと、改めてこの映画の
凄さを感じてしまいました。

「第三の男」~フェスティバル_c0033213_347976.jpg


500円でDVDで買えますので、自宅でチターの演奏と
映画の凄さを味わって貰いたいですね。
by fyamasan | 2008-03-10 03:47 | 映画

メジャー監督、デビューを目指して!


by fyamasan
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